大きなかぶ(その1)

国語で、「大きなかぶ」という物語文の学習をしています。これまで2時間終えたところです。
1時間目は、「何とか、自分の力で読んでみよう」ということで、子供達にたっぷりと時間を与え、一人一人に読む練習をさせました。さすがに1時間では、全員がスラスラ読めるところまではいきません。
1時間目の終わりに、私が「どんなお話か、大体わかりましたか?」と聞いたときには、全員が手を挙げたのですが、正確ではないと思います。おそらく、話の筋もよくわかっていない子もいるのではないかと思っています。
1時間目はとにかく、一人で読む練習をし、最後に全員で一緒に読んで終わりました。

水曜日に2時間目の学習を行いました。この時間は、1学期に学習した「音読の基本」を確認しました。
子供達が1学期に学習した音読の基本とは、次の3つです。

1.背すじをしっかり伸ばして読む。
2.息をしっかり吸って読む。
3.口をしっかり開けて読む。

私は音読をさせるとき、この3つは何がなんでも要求します。
ところが、この3つがなかなか難しいのです。少しずつできるようになってきてはいるのですが、まだまだ繰り返し練習していく必要があります。
大きなかぶは、次の文で始まっています。
「おじいさんが、かぶのたねをまきました。」
まず、全員の姿勢をたださせ、一人の子に読ませました。
「おじいさんが、かぶのたねをまきました。」(元気のない声)
私が言います。

今の読み方がいいと思う人は○、だめだと思う人は×。せーのドン!

手を挙げさせました。ほとんど全員が×の合図です。読んだ子供は、何とも言えない顔をしています。
そこで、×を挙げた子を指して聞きました。

なぜ、×なのですか。

その子が答えます。
「声が小さかったから×だと思う。」

そうだね。声が小さかったんだね。
みんな、息を吸いながら「おはようございます」って言ってごらん。

1学期にもやったのですが、もう1回やらせました。もちろん、声など出るわけがありません。

人間が声を出すときには必ず息を吐いているのです。ですから、声を出す前は、息を吸わなくてはいけませんね。さあ、息を吸ってもう1回読んでごらん。

こう言って、みんなに×をつけられた子供にもう1回読ませました。しっかりと息を吸い、いい声で読みました。

○○君が、さっきよりも上手に読めたと思う人は○、同じだったと思う人は×。せーのドン。

上手に読めるようになってよかったね。

その顔はさらにうれしそうな顔になりました。
この後、全員で読ませてみました。1回目とは比べ物にならないくらいしっかりとした声で音読できました。
子供達は、下手だった自分の読み方がうまくなったのを自覚できたのではないかなあと思います。だからこそ、○○君は本当にうれしそうな顔をしたのです。

さて、声の大きさはよくなりましたが、まだまだ直さなければならないところはあります。続きは次号で・・・。

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