大きなかぶ(その7)

「大きなかぶ」6時間目です。
黒板に、

「うんとこしょ、
どっこいしょ。」
(実際は、縦書きです。)

と書いたカードを1枚貼りました。
そして、尋ねました。

お話の中に、「うんとこしょ、どっこしょ。」は、何回出てきますか。数をノートに書きなさい。

ほとんど全員の子供が正しく「6回」と書けていました。数え間違えていた数名の子供もすぐ間違いに気づきました。
全員が6回だと言うことを確認できたところで、先と同じカードをもう5枚貼り(つまり、全部で6枚になったわけです)、カードの上に1〜6まで番号をふりました。

そして、問いました。

1〜6の「うんとこしょ、どっこいしょ。」は、全部同じに読んでいいのでしょうか。いいと思う人は○、だめだと思う人は×をノートに書きなさい。

○をつけた子供・・・16名
×をつけた子供・・・12名 (1名欠席)
という結果でした。

なぜ、そう思うのですか。わけを短くノートに書きなさい。

○をつけた子供は、
「全部、同じに書いてあるから同じに読む。」
ということを主張しました。この考えに、大方の子供が納得しそうになったとき、×派の子からこんな意見が出ました。
「だんだん、人の数が増えているから違うと思う。」
これを聞いた瞬間、何人かの子供から「アッ!」という声が聞かれました。
そこで、1〜6まではそれぞれ誰が言ったのかを確認していきました。子供たちはもう何回も読んでいますので、教科書を見なくても登場人物の名前がスラスラ出てきます。
1・・・おじいさん
2・・・おじいさん、おばあさん
3・・・おじいさん、おばあさん、まご
4・・・おじいさん、おばあさん、まご、犬、
5・・・おじいさん、おばあさん、まご、犬、ねこ
6・・・おじいさん、おばあさん、まご、犬、ねこ、ねずみ
これらをカードの下に書いていきました。そして、再度聞きました。

もう一度聞きます。同じに読んでいいですか、それともだめですか。

今度は、全員が「同じに読んではいけない。」という考えに変わりました。「人数がたくさんになってくるから、だんだん大きく読まなくてはいけない。」というのです。

さて、しかし一人でその様子を音読するのは非常に難しいことです。そこで、次のようにしました。

1班はおじいさん、2班はおばあさん、3班はまご・・・というように役割分担して読む。

つまり、1の「うんとこしょ、どっこいしょ。」は1班だけが読み、最後の6の「うんとこしょ、どっこいしょ。」は1班〜6班までのみんなが読みます。
1回ごとに声が大きくなっていき、最後に最高の声になるこの群読はなかなか圧巻でした。

back