花いっぱいになあれ(その5)

この時間は3場面の学習です。コンがひまわりの花と出会った場面です。この物語の中心部分です。コンの喜びを十分に読みとってほしい場面です。
いつものように個人音読の後、全員で一斉に読んでもらい、次のように尋ねました。

コンは、風船の花とひまわりの花のどちらが好きなのでしょう。

すぐに手をあげた子が5人、あとの子供達はうーんと考え込んでしまいました。いいぞ。すぐに答えてしまってはおもしろくありません。頭が痛くなるほど考えてもらいたいのです。
3分ほど考えさせた後、もう一度聞いてみました。
子供たちの反応は次の通りでした。
○風船の方が好き・・・・7名
○ひまわりの方が好き・22名

それぞれの考えのわけを教科書の文の中から発表してもらいました。

【風船派】
「へええ、びっくりした。ぼく、こんな花うまれてはじめて見たよ。」
「まっかな花はふわふわゆれました。」
コップに水をくんできてチャプンとねっこにかけました。
「そうだ、お水もやらなくっちゃ。」

【ひまわり派】
「すごいや、金いろの花だ。お日さまの花だ。見たこともないくらいでっかいぞう。うわあい。」

一通り理由を言ってもらった後、敢君がこんなことを言ってくれました。
「ふうせんはすぐしぼんじゃうけど、ひまわりは来年もまたさく。だからひまわりの方が好きだと思う。」
風船とひまわりを対比させて考えているのです。これは、すばらしい発想です。
そこで他の子供たちにも「風船」と「ひまわり」の違いを見つけてもらいました。

風船
ひまわり
すぐしぼむ つぎの年もまたさく
そらをとぶ そらをとばない
まっか 金色(コンとにている)
はっぱがない はっぱがある
たねがない たねがある
ちいさい でっかい
たべられない たねがたべられる
白いほそい糸のようなくき ふとくてしっかりしたくき

対比をしながら、子供たちは、
「やっぱりひまわりだ。」
などと言い始めています。
もう一度聞いてみました。

コンは、風船の花とひまわりの花のどちらが好きなのでしょう。

○風船が好きだと思う・・・4人
○ひまわりが好きだと思う・・25人

子供たちのノートから紹介します。

ぼくは、ひまわりのほうがすきだとおもいます。
コンは、ふうせんがしぼんだらワーワーないたけど、もうふうせんのことをわすれて、ひまわりがさいたらひまわりにねっしんになりました。
泰士

わたしは、ひまわりの花のほうがすきだとおもいます。コンはふうせんの花のときは、ニコニコしていなかったけど、ひまわりの花のときはニコニコしていたから。
千春

わたしは、ふうせんのほうがすきだとおもいます。
「コップに水をくんできて、チャプンとねっこにかけました。」
とかいてあるからです。
あやこ

つぎの年、またのはらじゅうをあかるくしてくれるからひまわりのほうがすきだとおもいます。
勇起

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