うしろのまきちゃん

国語で、「うしろのまきちゃん」という物語文の学習をしています。もうすぐ終わろうというところなのですが、いままでお伝えしていなかったので、これまでの学習の概要を書きたいと思います。皆さんも是非子供たちの教科書を借りて読んでみてください。

まず、いつもの通り音読練習をしました。これまで何度も書いているように音読が読む学習の基本だからです。
スラスラと淀みなく読めることが第1の課題です。普段から本に親しみ、読むことに抵抗がない子は初めてでも結構スラスラと読むことができるものです。普段からの蓄積の大切さを実感します。
第2の課題は、より上手に読むことです。より上手に読むとは具体的には次のようなことです。

○大きく読むところと、小さく読むところを考えて読むこと(強弱)
○高く読むところと、低く読むところを考えて読むこと(抑揚)

これらは文字づらを追いかけているだけではできません。内容をある程度読むとっていかなければできないことなのです。
ここまでできたところで内容を読みとっていくことになります。
読み取り学習の第1段階として、「エピソード分け」という学習をしました。エピソード分けとは場面ごとに主な出来事をまとめていく学習です。
短い物語ではそれほど必要ではないのですが、ある程度まとまった物語になると、場面ごとのエピソードをまとめることが有効になります。物語の流れがつかめるからです。
「うしろのまきちゃん」をエピソード分けしてみたところ、次のようになりました。私が、

この場面で、一番大切な出来事は何だろうね。

と問いかけ、子供たちと一緒に考えながらまとめていったのです。

場面 できごと
・まきちゃんがとなりにひっこしてきた。
・学校でぼくのうしろのせきになった。
・まきちゃんが学校を休んだ。
・ぼくはとっても心配になった。
・心配で様子を見にいった。
・先生に手紙を届けてくれるように頼まれた。
・「先生、ぼくが先生のてがみなるよ。」と言った。
・まきちゃんの家にいった。
・まきちゃんに手紙を読んでやった。
・まきちゃんの返事になることを頼まれた。
・みんなの前でまきちゃんの返事を読んだ。
・まきちゃんが学校へ来た。
・やっぱりまきちゃんと話ができないぼくは、まきちゃんと話がしたいと思っている。

ここまでできればたいしたものです。場面の中で一番大切な出来事を絞るのは実は難しいことだからです。
エピソード分けの後は場面ごとに詳しく読み取りをしていくことにしました。場面ごとに順を追わない場合いもあるのですが、この物語の場合は、順を追って読んでいった方がよさそうだと考えたのです。
2場面と3場面に限定してこう問いました。

2場面と3場面で全く違うことが書いてある文があります。教科書に線を引いてごらんなさい。

子供たちは迷っていたようですが、それでも見つけてきました。次の文です。

2場面 でも、ほんとうにおやつ、ちっともおいしくなかった。
3場面 ぼく、とってもおなかがすいちゃった。

この変化は重要です。こんなふうに誘いかけてみました。

2場面のときは、たけしくん、おなかがすいていなかったんだね。

〜次号へ〜

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