うしろのまきちゃん(その2)

〜前号より〜

2場面のときは、たけしくん、おなかがすいていなかったんだね。

こう誘いかけてみると、子供たちは、
「ちがう、おなかはすいていたけど、まきちゃんが心配だったからおやつがちっともおいしくなかったんだ。」
と言います。
およそのところは読み取っているようです。そこで、さらに尋ねました。

すごく心配だったぼくの心の中が、変わったということだね。では聞くけど、ぼくの心の中が変わったのはいつですか。

これは、意見が2つに分かれました。
○「あっ、電気がついた!」
○だいどころからおばさんのこえもする。
上の2つは連続している文です。どちらか1つに限定することもできませんので、両方を認めました。

ぼくは、電気がついたのを見たり、おばさんの声を聞いたりして安心したんだね。でも、本当にすっかり安心したのですか。

こう聞くと、子供たちは「完全に安心したわけではない。まきちゃんはまだ治っていないし、次の場面を読むと学校も休んでいるからまだ少しは心配なのだ。」と言います。
そして、次の場面の学習に入っていきました。
4、5、6場面は簡単に内容を確認する程度で終わらせました。全ての場面を同じようにていねいにやる必要はありません。(誤解のないように書いておきますが、この物語で4、5、6場面というのはクライマックスに近い場面です。ここでくわしくやらなかったのは最後に「ぼくの心の変化」を考えさせたいと思ったからです。)

6場面に、「ぼくがまきちゃんに、先生からの手紙を読んであげるところ」が次のように書かれています。

「まきちゃん、ねつはまだ下がりませんか。クラスのみんながしんぱいしています。早く元気になって、いっしょにべんきょうしたりあそんだりしましょうね。 うえむらはな子」

7場面には「ぼくがまきちゃんの返事を読むところ」が書かれています。ところが、6場面のように手紙の文章は書かれていません。自由に想像していいですよ、ということなのでしょう。そこで、自由に想像させることにしました。

まきちゃんは、どんな返事をしたんだろうね。まきちゃんになったつもりでノートに手紙を書いてごらん。

これは想像ですから間違いなどありません。(極端に不自然だと困りますが・・・)子供たちが書いてきた手紙を紹介します。

クラスのみんなもかぜで休まないようにしてください。
ねつもさがったので、もうすぐ学校にもいけると思います。
まきより
(敢)

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