ひらいた ひらいた(その2)

〜前号より〜

この詩の話者は何人か。

これが問題でした。一日たって、子供たちの考えも若干変わったようです。(昨日のレインボーで「話者は一人」というのは「十人」まちがいです。申し訳ありませんでした。)「話者は3人だ」という子はいなくなりました。したがって、今残っている考えは次の4つです。

「話者は十人」
(1)一行ごとに違う話者が言っている。

「話者は二人」
(2)二人の話者が一行ごとに変わりばんこに言っている。
(3)一連で一人、二連で一人、連ごとに言っている。

「話者は四人」
(4)一連は最初の3行で一人、残りの2行で一人。二連も同じ。合わせて四人。

まず、これらの意見について批判をさせました。

これは絶対に違うという考えがあったら教えてください。

最初はなかなか反論が出ませんでした。しかし、しばらくするとひろみさんが次のような意見を出してくれました。

「((4)の)四人というのは違うと思います。『なんの花がひらいた』と聞いているんだから、同じ人が『れんげの花がひらいた』と言うのはおかしいと思います。」

これは、説得力があります。これで(4)はつぶされました。
私が問います。

ひろみさんが言ってくれたことでもう一つつぶれる考えがあるんだけど、どれだろう。

もちろん(3)です。これもつぶされました。
続いて、あけみさんがこんな意見を出してくれました。

「ひらいたと思ったらといつのまにかつぼんだは同じ人が言っていないとおかしいと思います。」

これも全員の賛同を得ました。(1)がつぶれます。よく考えてみると、このあけみさんの意見によって(2)もつぶされます。(いいところまできているのですが・・・)
したがって、子供たちの出してきた考えはすべて誤りであることがわかったわけです。間違えていることがわかったということは大きな進歩です。ただ、このまま子供たちだけに考えさせるのはどうやら無理のようです。
そこで、私の方から次のように話しました。

(2)はおしかったなあ。この詩の話者は二人です。二人で話しているのです。考えやすいように、男の子と女の子が話していることにしましょう。最初の「ひらいたひらいた」は男の子が話していることにします。
では、どこが男の子の話しているところで、どこが女の子の話しているところなのかを考えていきましょう。

ここで一人一人に男、女と書き込ませてもよかったのですが、これまでの子供たちの様子を見るとだいぶ手こずっているようですので、全員で一行ずつ考えていくことにしました。

〜次号へ〜

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