二つの詩を検討する

「ひらいたひらいた」「はくさいぎしぎし」と2つの詩を学習してきましたが、いよいよ最後の詩の学習です。
最後に登場するのは「せかいじゅうの海が」という次の詩です。

せかいじゅうの海が
マザーグースのうた
水谷まさる やく

せかいじゅうの海が
一つの 海に なっちゃえば
どんなに 大きな うみだろな。

せかいじゅうの 木が
一つの 木に なっちゃえば
どんなに 大きな 木だろうな。

せかいじゅうの おのが
一つの おのに なっちゃえば
どんなに 大きな おのだろな。

せかいじゅうの 人が
ひとりの 人に なっちゃえば
どんなに 大きな 人だろな。

大きな 人が
大きな おので
大きな 木を きり
大きな 海へ
ばたん ずしんと たおしたら
どんなに 大きな 音だろな。

まず、いつもの通り音読の練習をさせました。また、覚えやすい詩ですので暗唱させました。ただ、「暗唱しなさい」などと指示を出さなくても、ほとんどの子供は5回ほど読んだだけで覚えてしまいました。
その後、何名かの子供たちに読んでもらったのですが、どこにも当てはまる欠点がありましたので、直させました。次の2つです。
○「だろな」を「だろうな」と読んでしまう。
○連と連の間をほとんど空けずに読んでしまう。
この2つを直すと、子供たちの読み方は抜群によくなりました。
上手に音読できるようになったところで、次の詩をプリントしたものを配りました。(実際は、上の段に教科書の詩、下の段に新しい詩が印刷されています。)

マザーグースのうた
谷川しゅんたろう やく

もしうみがみんなひとつのうみだったら
それはどんなにおおきなうみだろう!
もしきがみんないっぽんのきだったら
それはどんなにおおきなきだろう!
もしおのがみんなひとつのおのだったら
それはどんなにおおきなおのだろう!
もしひとがみんなひとりのひとだったら
それはどんなにおおきなひとだろう!
それはどんなにおおきなひとだろう!
おおきなきをおおきなうみへきりたおしたら
どんなにおおきなみずしぶきがあがることだろう!

まるでそっくりな詩です。子供たちも驚きます。「似てる!」と声をあげていました。そこで、説明しました。

これは、外国の詩なのです。外国の言葉を日本語に直すことを訳すと言います。上の詩は「水谷まさる やく」となっていますね。水谷まさるという人が日本語に訳したのです。下の詩は誰になっていますか。そう、谷川しゅんたろうですね。下の詩は谷川しゅんたろうさんが訳したのです。

これで、子供たちは納得します。そして、「谷川しゅんたろう やく」の方の詩も音読をしてみました。なかなか上手です。
この時間の最後にこんな問題を出してみました。

上の詩と下の詩の違いをできるだけたくさんノートに書きなさい。

次の時間に発表してもらうことにしてこの時間を終わりました。

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