目はいいかげん?

一昨日はは学習参観へおいでいただきありがとうございました。久しぶりに算数の学習を見ていただいたわけですが、どのような感想を持たれたでしょうか。
「長さ」の学習の最初の時間でした。当日ご都合がつかれなかった方のために概要を書きます。
子供たちに下のようなプリントを配りました。

そして、尋ねました。

ア、イ、ウ(縦の線です。)の中で一番長いのどれですか。

子供たちは「そんなの簡単すぎる!」などとつぶやきながら、全員がウだと言いました。(私の思うつぼです。)
そして、本当にウが一番長いことを確かめる方法を3つ以上ノートに書かせました。子供たちが書いてきたのは次のような方法です。

○ものさしで測る。 ○鉛筆で測る。 ○指で測る。 ○チョークで測る。 ○重ねて比べる。

実際に、調べさせました。方法は問わなかったのですが、かなりの子が持っているものさしで測っていました。ものさしの使い方に慣れていないため、間違っている子もいましたが、どうやら、アもイもウも全て同じらしいということが判明しました。だまされたわけです。続いて、下のプリントを配り、先と同じように問いました。

今度は、29名中、28名が「同じ」と言います。和美さんだけが「ウが長い。」と答えました。
また、確かめさせます。実は、今度は本当にウが長いのです。子供たちはまたまただまされたわけです。くやしそうな顔をしていました。
そこで、私が次のように話をしました。

こういうのを難しい言葉で目の錯覚と言います。人間の目というのはとてもいい加減にできているのです。本当は同じ長さの線でもちょっとしたことで違う長さに見えてしまうのです。
そこで、人間はすばらしいものを発明しました。「ものさし」です。これならだまされずに正しく物を測ることができます。

この後、子供たちに竹製のものさしを配り、プリントのいろいろな線の長さを測らせました。(cmという単位はまだ教えていませんので、目盛りのかずで測らせました。)
少々ざわついていましたが、子供たちは長さというものに興味を持つことはできたようです。

さて昨日、cmという単位を教えたのですが、その時、もう一度似たようなことをやりました。
ものさしを使って黒板に2本の同じ長さの直線をかきます。2本が同じ長さであることを確認します。

ところが、こうするとどうですか。

と言いながら、下図のようにちょっと線を加えます。
子供たちは「あれ?マジックだ!」などと言いながら、自分の目のいい加減さを?確かめていました。中には、黒板に出てきてものさしで確認している子もいました。目の前で長さを変えられたことが(変えてないのですが)信じられなかったのでしょう。

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