きつねのおきゃくさま(その2)

【2時間目の学習】
昨日、千春さんが、
「わたし『きつねのおきゃくさま』の本持っているよ。」
と声をかけてくれました。私は、
「じゃあ、明日持ってきてくれる?」
とお願いし、千春さんは忘れずに持ってきてくれました。

国語の時間です。
「昨日、みんなに感想を書いてもらう前に先生が読んでやりましたね。実は今日、先生は千春さんから本を借りたのです。教科書には、絵があまり入っていませんが、この絵本には全部のページに絵が入っています。」
こう言って「きつねのおきゃくさま」の絵本を子供たちに見せました。
「先生、読んで!」
子供たちの声です。もちろん読んでやりました。中には、
「私、死んじゃうところ見たくない!」
と言って顔を背ける子もいました。
子どもたちの方へ絵を見せながら、昨日と同じように読んでやりました。もう何回も読んでいるはずなのですが、子どもたちは最後まで真剣な顔で聞いていました。
さて、読み聞かせが終わった後で、こんな話をしました。

みんなは、保育所の子や1年生にこのお話を読んであげられますか。(「できない。だって、上手に読めないもん」の声)
そうか、じゃあ1年生や保育所の子に読んでやれるように練習しようね。

子どもたちもすっかりその気になったようです。

まず、最初のページ(6行あります。)を全員で声を揃えて読ませてみました。初めて一緒に読むにしては結構上手に読めているのですが、やはり練習不足は否めません。

下手くそですねえ。先生と一緒に練習しましょう。先生の後についていらっしゃい。

こんなふうに誘いかけて練習を始めました。
一通り読み終わったところで時計を見ると30分が過ぎています。残り15分は子どもたちに練習させることにしました。

全員起立。自分の早さでいいですから、音読の練習をしなさい。

このように、指示を出すと、子どもたちは一生懸命に音読の練習を始めました。中には、休み時間に入っても練習している子どももいました。

【3時間目の学習】
さて、昨日の時間表は2、3時間目と国語が続いていました。3時間目に前の時間の続きをやりました。
まず、全員で声を揃えて1回音読をさせました。上手になっています。1回読む度に子どもたちの読み方が変わっていくのが分かります。ここまでで、多い子どもはすでに8回、少ない子でも5回は読んでいます。
いよいよ、内容を読みとっていく学習に入ります。

登場人物は何人でしたか。

こう尋ねました。これは簡単です。
きつね、ひよこ、あひる、うさぎ、おおかみの5人です。29名全員の意見が一致しました。

そうですね。物語を読むときには、まずどんな登場人物が出てきたのかを考えるのです。では、この中で主人公は誰ですか。

これがおもしろい学習になりました。 〜次号へ〜

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