説明文『きつつき』の学習(その2)

この説明文は「作り方」の部分がメインになります。次の3つを正しく読みとらなくてはいけません。

○なにをすればよいのか。
○どういう順番でやればよいのか。
○そのとき気をつけることは何か。

これらを読みとることができればこの説明文を理解したと言えるでしょう。
そこで、次のようなプリントを子どもたちに配り考えさせました。

「きつつき」説明書
1.よういするざいりょう
○エナメル線 一本(長さ五十センチメートルぐらい。)
○竹ひご 一本(太さ四ミリメートルぐらい。長さ三十センチメートルぐらい。)
○画用紙 一まい(はがきぐらいの大きさ。)
○あぶらねん土 ひとにぎり
○セロハンテープ
2.作り方
(1)コイルばねを作る
やることは二つです。

(               )
(               )

☆さあ、コイルばねはうまくできましたか。説明文を読むときにはいくつのことが書いてあったかを考えながら読むことがたいせつです。

1の「よういするざいりょう」については教科書の本文でも箇条書きにしてあり、改めて考えさせるまでもありません。2の「作り方」から考えさせることにしました。
□の中には「実際にやること」を()の中には「気をつけること」を書くように指示し、プリント作業をさせてみました。教科書の本文は次のようになっています。

エナメル線をつかって、コイルばねを作りましょう。
はじめに、1のしゃしんのように、エナメル線を竹ひごにまきつけます。すき間がないように、きつくまきます。この時、エナメル線のはしを、五、六センチメートルぐらいのこしておきます。こうして、2のように、一センチメートルぐらいのコイルを作ります。
つぎに、コイルから竹ひごをぬきとります。すると、3のようなコイルばねになります。

上の文章の中で「やるべきこと」を示している文と「その時に気をつけること」を示している文章を区別してプリントの□と()に書き込めばいいわけです。
これが子供たちには難しいようでした。見てまわったところ、できていた子供はわずかに8名。あとの子供は文章の構造が理解できていません。無理もないことでしょう。相当に高度な問題です。しかし、是非理解してほしいことなのです。主文と副文の区別がつくようになると文章の内容を理解するのがずっと楽になるからです。
間違えている子供のほとんどは、□の中に「この時、エナメル線のはしを、五、六センチメートルぐらいのこしておきます。」という文を書いていました。これは副文です。「エナメル線を竹ひごにまきつけるときに気をつけること」です。
正解は次のようになります。

エナメル線を竹ひごにまきつけます。
(すき間がないように、きつくまきます。)
(エナメル線のはしを、五,六センチメートルぐらいのこしておきます。)
コイルから竹ひごをぬきとります。

最初は、この学習に戸惑っていた子供たちですが、最後には主文と副文の関係を理解し、見事にコイルばねを完成させていました。
次の時間はいよいよ「きつつき」を完成させます。

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