さけが大きくなるまで(その5)

「サケのたんじょう」を子どもたちに読ませた後、自分でさけについての説明文を書いてもらいました。次の手順で書かせたのです。

1.教科書の「さけが大きくなるまで」を読んで不思議に思ったことやわからないことについて問題の文を作る。
2.「サケのたんじょう」を読んで問題の文に対する答えを探す。
3.自分で答えの文を書く。

子どもたちが実際に書いた紹介します。

紗由可
さけのたまごをうんだ親はどうなるのでしょう。
さけのこどもたちは、何を食べているのでしょうか。

しんださけは、鳥やけもののえさになるだけではなく、バクテリアによって分かいされ、プランクトンのえさになります。
ながれのあるところで小さな水生こんちゅうやユスリカのようちゅうなどを食べます。

晃一
川にもどれるさけの数はだいたいなんびきぐらいなのでしょう。
何千キロもたびをしてきたさけは、たまごをうむとどうなるのでしょう。

さけは、自分が生まれた川には、ほとんどもどれないのです。生まれた川に帰ってくるさけは百ひきのうち二、三びきぐらいしかいません。
さんらんがおわったさけはしばらくそこにじっとしています。おすはほかのめすをさがそうとしているのですが、やがておすもめすも力つき、りょうほうともしんでしまいます。
しんださけは体がこなごなになり、プランクトンのえさになります。そして自分がうんだ子どもたちに食べられるのです。

吉博
さけのらんおうのふくろには、なにがたくさんふくまれているのでしょう。
さけのちぎょは海まで一気に下っていくのでしょうか。

さけのちぎょのふくろは、らんおうのふくろです。らんおうのふくろは、えいようぶんがたくさんふくまれています。そのえいようぶんで三センチメートルぐらいになるのです。

さけのちぎょは、一気に下ってはいきません。とちゅうでほかの支流にのぼったりしてしまうのです。そして、そのときがてきにねらわれてしまうのです。そして、ぶじにいきのこったさけも人間やちがうさかなにねらわれます。

さけがんばれ!
千春
おとなのさけは、何を食べるのでしょう。
卵をうんだおとなのさけはどうなるのでしょう。

おとなのさけは、小さな魚やイカ、オキアミを食べて、体長六十〜七十センチメートル、体重三〜五キログラムに成長しています。

卵をうんだおとなのさけは、産卵後、めすは尾びれで卵の上に砂利をかけ、その場所にしばらくの間とどまります。ほかのめすが産卵のためにほりかえさないよう、まもるのです。
おすは、別のめすを求めて動きまわります。しかし、おすもめすもやがて力つき、死んでいきます。

学習のまとめとして説明文を書かせたわけですが、子どもたちにとっては少々面倒な課題だったようです。でも、なかなか上手に書けたと思いませんか。
説明文を書くというのは難しいのです。しかしそれに挑戦した子どもたち、「楽しみながら」とまではいきませんでしたが、一生懸命にがんばってくれました。

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