人と行為

しんごうき

学校からのかえりみち、あきらくんが、
「あのしんごうきのボタンをおすと、おもしろいぞ。」
といって、わたらないのにしんごうきのボタンをおしました。
「はやくかくれろ!」
あきらくんがいったので、ぼくも、いそいでビルのかげにかくれました。

しんごうが赤になり、車がとまりました。けれども、おうだんほどうをわたる人は、だれもいません。
車が五だい、しんごうのかわるのをまっていました。

車がはしりだすと、あきらくんが、
「こんどは、きみのばんだよ。」
と、ぼくにいいました。
ぼくは、あきらくんのことばにつられて、
「うん。」
といって、しんごうきのボタンにゆびをかけました。でも、ボタンをおすことができませんでした。

しばらく前の学習なのですが、書いておきたいことなので書きます。
道徳の学習です。道徳の副読本に上の文章がありました。
上の文章を子どもたちに黙読させ、その後全員で音読させたところで言いました。

このお話の感想を一言でノートに書きなさい。

子どもたちのノートを見てまわってみると、「あきらくんは悪い子だ」という感想が目立ちました。発言させてみると、「悪人だ」と断定する子どもまでいました。
みなさんは、この子どもたちの感想をどう考えられますか。
わたしはまず子どもたちに問いました。

あきらくんが悪人だと思う人?

全員が手を挙げました。
そこで一人を指名して聞きました。

あなたがあきらくんについて知っていることをすべて言ってごらん。

その子どもは答えます。
「わたらないのに、しんごうきのボタンをおしたこと。『はやくかくれろ!』と言ったこと。『こんどは、きみのばんだよ。』と言ったこと。」

それだけですか。

「それだけです。」

そうですか。あなたはあきらくんについてそれだけしか知らないのに、悪人だと決めちゃうのですね。

その子は戸惑います。当然聞いている他の子どもも同じ考えでいたのですから戸惑います。ちょっぴりいじわるだったかもしれません。しかし、これは大切なことです。わたしは話を続けました。

確かにあきらくんのしたことはいいことではありません。みなさんの言う通り悪いことですね。でもだからといって、あきらくんを「悪人だ」と決めつけるのは間違いです。したことがどうなのかを考えなければいけませんね。

このように話をして「あきらくんのしたこと」「ぼくのしたこと」について考えていきました。
道徳の勉強とは「悪い子だ」「いい子だ」とレッテルをはることではありません。行為の是非を考えさせ、「どう行動すればよかったのか」という判断をさせることなのです。


東小でも猛威をふるっているインフルエンザ、なかなかおさまる気配がありません。先週は4クラスが学級閉鎖、また昨日の午後から新たに3学級が学級閉鎖に入りました。今のところわがクラスは1名の欠席ですが、予断は許しません。十分に気をつけさせていただきたいと思います。

さて、子どもたちの体調の関係でまだ1回もスキーの学習をしていないのですが、今週あたりから始めたいと思っています。今年は木曜日の3、4限に行う予定です。木曜日には次のものを忘れずに持たせてください。
シャツ、靴下の着替え、タオル、ぼうし、手袋
2年生のスキー学習の内容は次の通りです。

・スキーの着脱 ・歩行、歩行リレー ・押し滑り ・スキーをはいての雪合戦や鬼ごっこ ・直登行、開脚登行 ・げんスキー場での直滑降、斜滑降 ・裏の田んぼでのスキーツアー

このような学習の成果を2月19日(金)の校内スキー大会でお見せしたいと考えています。19日には是非おいでください!

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