しりとりあそびにかつほうほう(その4)

スキー大会についてお伝えしたために中断してしまいましたが、説明文「しりとりあそびにかつほうほう」の学習について続けます。
さて、前半部分の「しりとりあそびのやくそく」については学習が終わりました。こんどは「かつほうほう」についてです。本文で言うと、次の部分になります。

これらのやくそくをまもって、しりとりあそびにかつには、どうしたらよいでしょうか。
まず、つづけることばを早く見つけることです。
ことばが見つからなくてこまったときは、「あいうえお」のひょうを思いうかべてみましょう。前のことばのおわりの音に、あ・い・う・・・とつなげて、ことばをさがしてみるのです。
たとば、「なす」につづけることばなら、
すあ・・・ すい・・・ すう・・・
と考えていきます。すぐに、「すいしゃ(水車)」や「すうじ(数字)」などが見つかるでしょう。
つぎに、ことばのおわりが「ん」にならないようにくふうすることです。
「ん」でおわることばを言ってしまいそうになったときは、組み合わさったことばをさがしてみましょう。
たとえば、「いし(石)」につづけて、「しんぶん(新聞)」と言いそうになったとします。そうしたら、「しんぶん」と組み合わさってできることばを考えてみるのです。
しんぶんし(新聞紙)
しんぶんはいたつ
しんぶんしゃ(新聞社)
などと言えばよいわけです。
また、しりとりあそびにかつには、あいてをこまらせるくふうもだいじです。そのくふうの一つは、あいてに同じ音ではじまることばを、いくども言わせるようにすることです。それも、できるだけ、その音ではじまることばの少ない音をえらぶようにするのです。
たとえば、「り」のつくことばは、「りんご」「りす」「りか(理科)」など、そう多くはありません。また、「る」のつくことばは、「るす」「ルビー」ぐらいです。ですから、「り」「る」でおわることばを言えば、あいてはこまってしまうでしょう。
みなさんも、これらのほうほうを生かして、楽しくあそんでみましょう。

子どもたちに問いました。

「しりとりあそびにかつほうほう」はいくつあるのですか。

答えは三通りに分かれました。
三つ・・・18名 
四つ・・・・8名
五つ・・・・3名
五つだという子どもから、どういうふうに数えたのかを聞いていきました。

○まず、つづけることばを早く見つけることです。
○「ん」でおわることばを言ってしまいそうになったときは、組み合わさったことばをさがしてみましょう。
○しんぶんし(新聞紙)
しんぶんはいたつ(新聞配達)
しんぶんしゃ(新聞社)
などと言えばよいわけです。
○また、しりとりあそびにかつには、あいてをこまらせるくふうもだいじです。
○たとえば、「り」のつくことばは、「りんご」「りす」「りか(理科)」など、そう多くはありません。

これに対し、「三つ」だという子どもから反論がされました。
「『しんぶんし〜』というところは、『「ん」にならないようにする』という中に入っていると思います。それから、『「たとえば「り」のつくことばは、「りんご」「りす」〜』というところは、『あいてをこまらせるくふう』の中に入っていると思います。」
この反論によって、五つだという子どもは全員納得し、「三つ」に意見を変えました。
また、四つだと言っていた子どもたちも「三つ」に意見を変えました。
あとは、「三つ」という中身について検討すればよいわけです。この問題について正解を出すには文章の構造を把握させる必要があります。
子どもたちの数え方の様子を見ていると、文章の意味内容についてはほぼ理解できているようです。ただ、文章構造についてまで子どもたちだけに考えさせるのはちょっと無理です。そこで、まず削ってもよい部分を考えさせることにしました。

〜以下次号へ〜

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