『三つのお願い』

4年生の国語、最初の物語教材『三つのお願い』の学習を終えました。みなさんは、お読みになったでしょうか。お子さんの教科書を借りて、一度読んでみてください。
この教材の学習は音読を中心に据えて行いました。国語学習の基礎は音読で作られるからです。正しい日本語を声を出して何度も何度も読むことによって、自然と正しい言語感覚が磨かれていきます。正しい言語感覚とは、おかしな日本語に接した時に違和感を感じるセンスと言ってもいいでしょう。授業の中で時間を取り、何度も何度も音読学習をさせました。
ただ読ませるだけでは芸がありませんので、学習の中心課題として、音読の仕方を考えさせました。次のようにです。

『三つのお願い』という物語ですね。一つ目のお願いはどこに書かれていますか。教科書を指で押さえなさい。そうですね。「三つのお願い」すべてに線を引きなさい。

これは、準備運動のような課題です。ほぼ、全員が正解します。次の部分です。
1 「そうねえ。お願いっていえば、この寒さ、なんとかならないかなあ。」
2 「あんたみたいな人、ここにいてほしくない。帰ってよ。」
3 「いい友だちがいなくなって、さびしいよ。もどってきてくれないかな。」

「三つのお願い」の後に、必ず出てくる同じ表現があります。ノートに書いてごらんなさい。

これも、簡単。次の表現です。

どんぴしゃり。お願いがかなった。

さて、次がメインの問いです。

三つの「どんぴしゃり。お願いがかなった。」は、すべて同じに読んだ方がいいのですか。それとも、読み方を変えた方がいいのですか。同じでいいのだという人はノートに○、変えた方がいいのだという人はノートに×。

子供たちの答えは、ほぼ半々に分かれました。○が16名、×が17名です。理由をノートに書かせた後、発表してもらいます。

○派の主な理由は、次の通り。
「まったく同じ文なのだから、読み方も同じでよい。」
一方、×派は次のように主張します。
「文は同じだけれども、そのときの主人公の気持ちは違うはずだから、読み方も変えた方がよい。」
話し合いで考えが変わった子供もいるようです。もう一度、○×を確認しました。すると・・・。○が4名、×が29名という結果です。大方の子供が「読み方を変える」という考えを支持したことになります。

多くの人が考えているとおり、三つの「どんぴしゃり。お願いがかなった。」は読み方を変えなければならないのです。これから、先生が三つの読み方で読みます。それぞれ、何番目の「どんぴしゃり。お願いがかなった。」の読み方でしょう。ノートに書いてごらん。

文章では伝わりにくいのですが、敢えて書くとすれば(  )のように読んだのです。
ア 「どんぴしゃり。お願いがかなった。」(さびしそうに)
イ 「どんぴしゃり。お願いがかなった。」(驚いたように)
ウ 「どんぴしゃり。お願いがかなった。」(うれしそうに)

私の読み方が下手くそだと、子供たちも正解しようがないのですが、嬉しいことにほぼ全員の考えが一致しました。1はイ、2はア、3はウが正解となります。

4年生では、学習の初めに、教科書の題の横に○を十個かき、一回音読する毎に赤鉛筆で一つずつ塗っていくことになっています。学習を終えるまでに十回音読することが目標です。時々で結構ですので、お子さんの教科書をのぞいて励ましてやってください。


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