白いぼうし

1学期の国語、最後の学習は「白いぼうし」という物語でした。学習は一週間以上前に終わっているのですが、子供たちががんばった学習ですので、その様子をお伝えします。
学習の中心となったのは、次の問題でした。

女の子はちょうか。もし、ちょうだとしたらその理由は何か。

この学習の様子をMくんは、次のように書いています。

7/7 NO.89
今日は、「白いぼうしの女の子は、ちょうかちょうじゃないか」の意見を聞きました。
ぼくは、前までは反対派だったけど、賛成派の人の意見を聞いて、うーっと思い、賛成になりました。ちょっとくやしかったけれど、すっきりしました。
そして、それをノートにまとめました。黒板を写すだけじゃなく、ちゃんと理由を書かないといけないということでした。いちばん最初は、先生が書いたやつを写すだけでした。次は、自分で書きました。なやんでなやんで書いた物でした。ドキドキして出したら、オーケイでした。うれしかったです。
そして、先生が、できなかった人は、できるまで20分休みなしと言って、みんな、えーっと言っていました。終わってよかったと思います。
(NO.89とありますが、柾くんはすでに自学のNO.が100を超えまています。すごい!)

Mさんは、家にまで持ち帰り、次の「学習作文」を書き上げてきました。

M.I
女の子は、ちょうなのだろうか。私は、ちょうだと考える。なぜか。理由は、次の通りだ。
第一に、松井さんがちょうをにがした後に、女の子が車に乗っていたことだ。これは、松井さんがにがしたちょうが、女の子に化けたのだと思う。松井さんなら、助けてくれると思ったのかもしれない。
第二に、女の子が「道にまよったの。行っても行っても四角い建物ばかりだもん」と言ったことだ。これは、ちょうだから四角いビルなどが分からなかったんだと思う。
第三に、女の子が、つかれたような声だったということだ。これは、ぼうしの中であばれたから、つかれたような声だったのだと思う。
第四に、女の子が行き先を言っている時、おどおどしていたことだ。これはにげることしか考えていなくて、今、考えていったのだと思う。
第五に、菜の花橋のことを菜の花横町と言ったことだ。これは、ちょうは、菜の花橋のことを菜の花横町と言っているため、まちがったのだと思う。
第六に、男の子が道路に来ると「早く、おじちゃん、早く行ってちょうだい」とせかしたことだ。これは、ちょうが、また男の子につかまえられると思ってせかしたんだと思う。
第七に、女の子がいつの間にか消えていたことだ。これは、人だったら、ドアをあける音がするからだ。たぶん、ちょうになってどこかからにげたんだと思う。
第八に、松井さんが「ちょうが化けたんだから」と言った後に、女の子が消えていたことだ。これは、松井さんが言った言葉を自分のことだと思って消えたのだと思う。
第九に、消えた場所が野原だということだ。これは、野原には何十ぴきものちょうがいて、ここにいれば、ばれないと思ったのだと思う。
第十に、ちょうが「よかったね。」「よかったよ。」と言ったことだ。これは、「よかったよ」と言ったちょうが、にがしたちょうだと思う。
以上、十の理由により、私は、女の子はちょうだと考える。

「白いぼうし」は『あまんきみこ』さんの作品です。『車の色は空の色』という本の中に収められています。教室でも、何編かの読み聞かせを行いました。どのお話も、タクシー運転手の松井さんが主人公となった物語です。
読み聞かせをきっかけに、図書館から借り出したり、私の机上にある本を借りていった子供もいます。明後日からは、夏休み。子供たちには、自由に使える時間がたくさんあります。一日に少しの時間でも読書に時間を割いてくれることを願っています。