一文を正確に書く

みんな『桃太郎』のお話を知っていますよね。『桃太郎』って、どんな話ですか。ノート1行で書いてごらんなさい。

国語の時間です。いきなり、上のように問い、できた子から黒板に書かせていきました。その後、私が10点満点で採点していきます。採点のポイントは、粗く言うと次の三つです。

・「桃太郎」「さる・キジ・犬」「鬼退治」という物語のキーワードがもれなく入っていること。
・文の主語が「桃太郎」であること。
・文の最後が「〜話。」で終わっていること。

黒板に書かれた文に採点をしながら、減点の理由を短く解説していきました。満点だった子供の文は次です。

桃太郎が、さる、キジ、犬をつれて鬼退治をした話。

さて、実はここまでは練習問題。本題はこれからです。今学習している『一つの花』という物語についても同じようにやらせてみたのです。

『一つの花』はどんな話ですか。ノート1行で書いてごらんなさい。できた人からノートを持ってきます。

持ってきたノートに次々と採点を加えていきますが、なかなか満点は難しいようです。そこで、抜かしてはいけないキーワードを確認しておくことにしました。次の四つです。

「ゆみ子」「お父さん」「戦争」「一つの花(コスモス)」
この四つのキーワードを入れて、一文を作ればよいわけです。ところが・・・。
驚くべき文を書いてくる子供がいます。典型的な例を四つ紹介しましょう。

A ゆみ子がお母さんにおやつ一つちょうだいと言って、とうとうお父さんが戦争に行こうとしたらコスモスの花をゆみ子にやってお父さんは戦争に行く話。
B ゆみ子がお父さんが戦争に行く前ないたからコスモスを取ってきてくれた話。
C ゆみ子がお父さんにコスモスをもらって戦争に行く話。
D ゆみ子のお父さんが戦争に行くとき一輪のコスモスをもらった話。

Aは一文が長すぎます。読んでも、何を言おうとしているのかが分かりません。思いついたことを書き並べていくだけでは、文にはならないのです。
Bは短い文ではありますが、意味不明です。主語と述語が整っていないからです。
CとDは、文としては整っていますが、主語と述語の関係がおかしくなってしまっています。Cは「ゆみ子が戦争に行った」ことになってしまいますし、Dは「お父さんがコスモスをもらった」ことになってしまいます。

思考の最も小さな単位は文です。文が正確に書けないと考えることすらおぼつかなくなってしまいます。まずは、短い文を正確に書く力を身に付けさせたいと考えています。


忘れ物

先日、連絡帳にも書かせたのですが「忘れ物」があまりにも多く、学習に多大な影響を与えています。どのくらいひどいのかというと・・・。何らかの忘れ物をしてくる子供が1日に20名近くいる。
というような有り様なのです。人は忘れる動物ですが、この状態は限度を超えています。
昨日の連絡帳に、次のように書きました。
「明日は、図工ではなく算数を行います。」
本日、算数の準備をしてこなかった子供は8名でした。これでは学習ができません。時間割と連絡帳は必ず確認させるようにお願い致します。