第二次性徴

子供たちの年齢は9歳、10歳。そろそろ第二次性徴を迎え、男女の違いが徐々にはっきりしてくる年頃です。そんな子供たちに、次のように保健指導を行いました。

全員起立。男と女の違いを五つ書けたら座りなさい。

これが、なかなか書けません。思いつかないのではなく、恥ずかしさや照れで書けないのです。「五つ」という条件を「三つ」に減らしたのですが、それでも書けない子もいました。
手を挙げて発表させていきます。結構あるものです。

・男は声が低い←→女は高い
・男は髪が短い←→女は長い
・男は力が強い←→女は弱い
・男はズボン←→女はスカート
・男は子供を産めない←→女は産める
・男は筋肉がついてがっしり←→女はまるみがある
・男は化粧をしない←→女はする
・男はかっこいいものを好む←→女はかわいいものを好む
・男はひげがある←→おんなはひげがない
・男は父←→女は母

「女は強くて、男は弱い。」
「女は怖くて、男は優しい。」
などと失礼な発言も飛び出しました。
「それは一般的ではなく、このクラス限定の話ではないのか。」
と私が突っ込むと、
「いや、家でもそうだ。」
という返事。これには、うなずくしかありませんでした。

ここらへんで、子供たちの意見がストップします。しかし、顔つきはニヤニヤしています。まだあるのだけれど、恥ずかしくて言えないのです。そんな中、悠太くんが勇気を出して、発言しました。
「男はチンコがあるけれど、女はない。」
発言を聞いた子供も、恥ずかしそうにしています。

笑うことでも、恥ずかしいことでもない。その通りだね。ただ、正しくはチンコとは言わない。正しい言い方を覚えましょう。性器と言います。男も女も性器を持っています。男性の性器をペニスと言い、女性の性器をワギナと言います。
生まれたばかりの赤ちゃんが男か女か区別するには、性器を見るしかない。ひげが生えている赤ちゃんや、声が低い赤ちゃんはいないからね。
みんなくらいの年から、中学生、高校生くらいまでに、男と女の体の違いがはっきりしてきます。男子は筋肉が付いてがっしりしてくるし、女子は丸みのある体になってきます。男子はひげが生えてくるし、女子は乳房が大きくなってきます。これを「第二次性徴」と言います。性の特徴がはっきりしてくるのですね。
第二次性徴が始まる頃になると、男の子には「精通」が起こり、女の子には「初経」が起こります。男子も女子も赤ちゃんを産むための準備が始まるのです。

このような授業を行った上で、養護教諭が女子に「初経指導」を行いました。
第二次性徴が始まろうとするこの時期、男女の違いについて理解し、お互いに尊重し合おうとする姿勢をもってほしいと思っています。
第二次性徴には、個人差があります。学校での指導には限界もありますので、ご家庭でも是非話し合ってみてください。


子供たちや保護者のみなさんから、先日の六送会で上映した映画について「家でも見たい」というご要望をいただいています。映画はDVDになっておりますので、全員分コピーして配布したいと思っています。ただ、コピーには少々時間がかかりますので、お待ちください。