ごんぎつね 4

ごんは、何回の償いをしていますか。

残念ながら、正しく数えられた子供はわずかしかいませんでした。本文に書かれているごんの償いは次の6回です。

1 兵十のうちのうら口から、うちの中へいわしを投げこんで、
2 次の日には、ごんは山でくりをどっさり拾って、それをかかえて兵十のうちへ行きました。
3 次の日も、
4 その次の日も、ごんは、くりを拾っては兵十のうちへ持ってきてやりました。
5 その次の日には、くりばかりでなく、松たけも二、三本、持っていきました。
6 その明くる日も、ごんは、くりを持って、兵十のうちへ出かけました。

この6回の中で、もっとも償いの気持ちが強いのは何回目ですか。

この問いへの子供たちの考えも割れ、次のような討論となりました。

「私は、3回目のくりだと思います。2回目の時は、1回目のいわしで兵十がひどい目にあったことを知りません。2回目を持っていったときに、知ったからです。だから、3回目は、うなぎの償いだけではなく、いわし屋になぐられたことへの償いにもなっていると思うからです。」
「ぼくは、5回目だと思います。なぜなら、5回目の時には『くりばかりでなく、松たけも二、三本、持っていきました。』と書いてあります。それだけ、償いの気持ちが強いのだと思います。」
「ぼくもそう思います。それに、松たけは高級品だから、ごんでも二、三本しか取れなかったのだと思います。」
「今の意見に、反対です。74ページの10行目を見てください。『おっかあが死んでからは、だれだか知らんが、おれにくりや松たけなんかを、毎日毎日くれるんだよ』と書いてあります。ということは、松たけも毎日持って行っていたことになります。いちばん償いの気持ちが強いのは、最後の6回目だと思います。」
「ぼくも、6回目だと思います。77ページの5行目を見てください。『へえ、こいつはつまらないな。』と書いてあります。6行目には『おれがくりや松たけを持っていってやるのに、そのおれにはお礼を言わないで、神様にお礼を言うんじゃあ、おれは引き合わないなあ。』と書いてあります。これは、5回目の償いの後です。こう思っているということは、まだそれほど償いの気持ちは強くないんじゃないですか。」
「そうです。『おれは引き合わないなあ』と思ったにもかかわらず、その明くる日もくりを持っていっているのだから、その6回目がいちばん償いの気持ちが強いと思います。」
「それに、5回目までは物置の方へ置いていっているだけだけれど、6回目は物置に兵十がいたので、うら口から中へ入っています。見つかれば、殺されるかもしれないのに、中に入ってくりを置いたのはすごいと思います。」

以上が、子供たちの話し合いのあらましです。実際には、もっとたくさんの意見が出されました。
このような討論の結果、大方の子供たちは「6回目がもっとも償いの気持ちが強い」と結論づけていました。私もまた、そう思います。


『バレンタインと秘密の階段』をごらんいただいたみなさんから、ご感想をいただいています。ありがとうございます。無断ではありますが、紹介させていただきます。

DVDありがとうございました。家族で何度も見て楽しませていただきました。(K.Hくんのおうち)

『バレンタイン・・・』見ました。恥ずかしそうにしているみんなの表情が何ともユニークでした。特に、Kくんの演技、ハリーポッターのロン張りの表情は、アカデミー賞ものではないでしょうか。子供たちのよい思い出になります。ありがとうございました。(M.Iさんのおうち)

Yです。DVD見ました。素晴らしかったです。「さすが、渋谷先生だなー」と思いながら、何回も見ました。俺も出たかったなぁ(笑)。特に、NG集は良かったです。監督っぽい雰囲気が出ていました。(Sさんのお兄ちゃん)