ごんぎつね 6

前号でお伝えした学習課題について、子供たちが最後に書いたまとめの文章です。

T.K
兵十が変わったのはどこか。
ぼくは、「ごんは〜うなずきました。」のところだと考える。
なぜか。
p.79の3行目に「ごん、おまいだったのか。〜くれたのは。」と書いてある。これは、「ごん、おまいだったのか、〜くれたのは。」と納得したのではなく、「ごん、おまいだったのか?」と疑問に思っているのだと考える。
だから、ぼくは兵十が変わったのは「ごんは〜うなずきました。」だと考えた。

S.A
兵十が変わったのはどこか。
私は、「ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。」のところだと考える。
なぜか。
兵十が「ごん、おまいだったのか、いつも、くりをくれたのは。」と言っているが、ここでは、まだ、ごんがうなずいていないからだ。ごんがくりをくれたかどうかは分からない。「ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。」の文の「うなずきました」で変わったのだと考える。

M.O
兵十が変わったのはどこか。
ぼくは「ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。」のところだと考える。
なぜか。
それは、その前の文で兵十は、確信していたのではないと思ったからだ。それは、たぶん、ごんに聞いていたのだと思う。
「ごん、おまいだったのか、いつも、くりをくれたのは。」
この文の言い方を変えるとこうなる。
「ごん、おまいだったのかぁ?いつも、くりをくれたのは。」
それで、やっとごんがうなずいて、気づいたのと思うからだ。
だから、兵十はこのところから変わったのだと思う。

S.M
兵十が変わったのはどこか。
私は、「ごんは、〜うなずきました。」のところから、「兵十は〜取り落としました。」の間のところだと考える。
なぜか。
それは、「ごん、おまいだったのか、」のところでは、まだ問いかけていて、ごんの返事が来ていないからだ。「ごんは、〜うなずきました。」のとき、ごんの返事が来て、そして分かって、火なわじゅうを取り落としたのだ。こうして、兵十は、ごんが悪ぎつねではないことに気づいたのだ。

M.M
兵十が変わったのはどこか。
私は「兵十は火なわじゅうをばたりと取り落としました。」のところだと考える。
なぜか。
それは、P.79の3,4行目に「ごん、おまいだったのか・・」とごんに問いかけていて、「ごんは、〜うなずきました。」と書いてある。その後に、兵十は火なわじゅうを取り落としたのだ。
きっと、兵十は、
「こんなにやさしいごんを自分はころしてしまったんだ。」
と思って取り落としたのだろう。だから、私はそう考える。

Y.K
兵十が変わったのはどこか。
ぼくは、「ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。」のところだと考える。
なぜか。
兵十が「ごん、おまいだったのか、いつも、くりをくれたのは。」と言った。それで、ごんがうなずいた。そこで初めてごんがくりをくれていたことが分かったからだ。
そのしょうこに、分かったあとに火なわじゅうを落としている。もし、変わったところが、ちがうところだったら、そこで火なわじゅうを落とすと思う。
だから、ぼくはここで兵十が変わったと考えた。

このように、自分の考えや、なぜ自分はそう考えたのかという理由を文章に書くという作業を続けることで、論理的思考力が育っていきます。自学の中でも、どんどんこのような文章が書けるようになっていくといいですね。