かがやき

水曜日から給食も始まり、本格的な学校生活がスタートしました。
新たな学級のスタートにあたり、子供たちにこんな話をしました。

みんなが毎日学校に来るのは、今よりも賢くなるためですよね。賢くなるためには、絶対に必要なことがあります。なんだと思いますか。

子供たちからもいろいろな考えが発表されました。その中から、私は次の2つを挙げました。

1 聞くこと
2 読むこと
この2つです。では、この2つに共通していることはなんだと思いますか。それは、何かを「知る」ためにする行動だということです。聞くことのできない人、読むことのできない人は、何かを知ることができません。この1年間、「聞くこと」「読むこと」がしっかりとできるようにがんばりましょう。

子供たちも真剣な表情で聞いていました。3年生の時とはひと味違う、ピリッとした緊張感が感じられます。1年間の成長が大いに期待できそうです。私も楽しみになってきました。

木曜日は、初めての国語。教科書扉ページに掲載されている詩「かがやき」の学習です。

雲がかがやいている。
林の上で。

みんなのほおもかがやいている。
湖のほとりで。

あ、今、太陽が
山をはなれた。

1列を指名して、順に音読をさせていきます。1人が読み終わる毎に「2点」「3点」と採点していきます。点数を付けられることで、子供たちに緊張感が生まれます。もっと上手に読んでやろうという意欲が生まれます。列が進むに連れ、読み方が上手になっていきました。しかし、なかなか満点は生まれません。

なぜ、満点にならないと思いますか。

すると、すぐに「連の切れ目で休んでいない」という指摘がされました。

そうですね。この詩は何連でできていますか。そう3連です。3つの連の中で仲間はずれが1つあります。どの連ですか。

全員が3連を仲間はずれだと言いますが、理由は様々でした。
「1連と2連は、何かがかがやいているけれど、3連はかがやいていない。」
「3連には『、』があるけれど、1連と2連にはない。」
「1連と2連は、文が2つだけれど、3連は文が1つしかない。」
このようなことを意識させただけで、子供たちの音読は見違えるほど上手になりました。
この後、次の3つの問いを出しました。

1 話者(語り手)に見えているものは何ですか。
2 話者(語り手)が見ているものはなんですか。
3 今、何時ころですか。

おもしろかったのは、3の問いに対する子供たちの反応です。1つの列を指名して順に発表させたところ、うまい具合に意見が割れました。

A 朝(午前5時半ころ)
B 昼(午後1時ころ)
C 夕(午後6時ころ)

自分の考えに最も近いところに挙手させました。すると、もっとも人数が多かったのはCです。3分の2の子供たちが夕方の詩だと考えています。
しかし、いちばん説得力をもっていたのは、Aの子供の意見でした。
「3連の『太陽が山をはなれた』というのは、太陽が上に昇っていったことを表していると思います。もし、夕方だったら、太陽は沈むから『太陽が山にかくれた』になると思います。」
この意見で、多くの子供たちが「朝」に考えを変えました。なかなか納得できなかった子供もいたのですが、太陽が山をはなれていく状態を絵で示してやると、「そういうことか」と言いながらうなずいていました。

最初の1週間、いいスタートが切れました。子供たちの張り切っている様子がしっかりと伝わってきています。来週も楽しみです。