挨拶について考える

(この授業の原実践は野口芳宏先生です。)

火曜日は、学習参観、PTA総会にご出席いただきましてありがとうございました。
参観では、道徳の学習をごらんいただきました。毎日口にしている挨拶の言葉がどのような意味をもっているのかを考える学習です。
全員を起立させ、「おはようございます。」と元気にあいさつをした後、次のように問いました。

「おはようございます。」とノートに書いてごらんなさい。書けるところは漢字で書きます。

そんなことを問われるとは思っていなかったのでしょう。子供たちは戸惑っていました。書けた子供を指名し、黒板に書いてもらいました。子供たちが書いたのは、こんな漢字です。

A おは様ございます。
B おは曜ございます。
C おは陽ございます。
D お早陽ございます。
E おは洋ございます。

子供たちなりに、なかなか考えるものだと感心しました。なぜそう書いたのかを聞くと、次のようにちゃんと答えるのです。
「相手の様子を聞くから、『様』と書きました。」
「毎日する挨拶だから、『曜』と書きました。」
「朝だから、太陽の『陽』と書きました。」
「朝、早いし、朝は太陽がでるから『早陽』と書きました。」

正解は「お早うございます。」と書くのです。どんな意味ですか。

すぐに反応が返ってきました。どんな問いに対しても臆することなく、自分の考えを述べることができるのは3組の大きな長所です。さすがです。
「『お』っていうのは、ていねいな言い方だと思います。」

その通り。他に「お」が付く言葉にはどんな言葉がありますか。「お茶」「お尻」「お花」など、いろいろありますね。「お」が付くのはていねいな言い方なのですね。こういうのを「敬語」と言います。「ございます」というのも敬語です。友達には「おはよう。」目上の人には「おはようございます。」と言いますね。
残ったのは「早う」です。これは「早く」という意味ですね。これは、後に続く言葉が省略されているのです。省略表現と言います。何が省略されているのでしょう。こんな言葉が省略されているのです。
「朝、早くから起きて精を出して感心ですね。」
「精を出す」ってどういう意味でしょうね。

こう聞くと、ほとんどすべての子供たちがさっと国語辞典を引き始めました。分からない言葉が出てきたら、すぐに辞書を引く。習慣として身に付いてきています。調べるスピードもずいぶんと速くなってきました。

「お早うございます。」という挨拶は、相手をほめているのですね。ブスッとした顔でほめられても嬉しくないよね。ほめるのですから、笑顔が大切です。
では、第2問です。今度はすべてひらがなで「こんにちは。」と書いてごらんなさい。

ほとんどの子供が「こんにちは。」と書いていましたが、中には「こんにちわ。」と書いた子供もいます。どちらが正しいのかを尋ねると、全員が「こんにちは。」の方だと言います。