挨拶について考える(その2)

(この授業の原実践は野口芳宏先生です。)

なぜ、「こんにちわ。」ではなく、「こんにちは。」が正しいのですか。

これもすぐに反応が返ってきました。
「『こんにち』というのは漢字で書くと『今日』です。だから、『何々は』と同じく、『わ』ではなく『は』が正しいと思います。」
「これも省略表現で、『こんにちは』の後に、何かが省略されているのだと思います。」

4年生とは思えないこのような答えにびっくりしつつ、さらに問いました。

その通り。「こんにちは。」の後には、省略されている言葉があるのです。どんな言葉が省略されているのだと思いますか。ノートに書いてごらんなさい。ヒントを一つ出しておきましょう。「こんにちは。」の後にも、「こんばんは。」の後にも同じ言葉が省略されています。

子供たちがノートに書いていたのは、こんな言葉でした。

A いい天気ですね。
B 精を出して感心ですね。
C 遊びましょう。
D お元気ですか。
E こんなことがあったよ。

正解は「ご機嫌いかがですか。」です。Dはほぼ正解と言っていいでしょう。

「おはようございます。」も「こんにちは。」も「こんばんは。」も省略表現ですが、心の中では省略されている言葉も言った方がいいのです。省略されている言葉を心の中で言えば、きっと笑顔で挨拶できるようになるからです。

この後、「おやすみなさい。」「いただきます。」といった挨拶についても少し触れたのですが、残念ながら時間切れ。ただ、この学習を通して、子供たちなりに挨拶について改めて考えてくれていたようです。
昨日の朝は、朝マラソンをしながら、省略表現なしの挨拶がグラウンドを飛び交っていました。
「朝早くから起きて、精を出して感心ですね!」

今日は、道徳であいさつの勉強をしました。じゅぎょうさんかんでした。ぼくのお母さんもじゅぎょうさんかんに来てくれました。
あいさつには、いろいろなあいさつがあります。「こんにちは。」「こんばんは。」「おはようございます。」「おやすみなさい。」です。
「こんにちは。」「こんばんは。」の後にも言葉がつづきます。それは、「ごきげんいかがですか。」です。
「おはようござます。」の「はよう」は「早く」で、「早くから起きて精を出して感心ですね。」という意味です。
あいさつには、いろいろな意味がありますが、長いあいさつだとたいへんだから、省略表現を使ってかんたんにあいさつができるようになることが分かりました。
外国では、「いただきます。」「ごちそうさまでした。」というあいさつを使わないと聞いてびっくりしました。外国でも「いただきます。」「ごちそうさま。」は使うと思っていました。
これからは、笑顔で、心からあいさつをします!!

最後の一文が嬉しいですね。子供たちの挨拶が、質的に変わってくれることを願っているところです。