料理と作文

三連休、いかがでしたか。きっとそれぞれの時間を目一杯楽しんだのでしょうね。
明日は学習参観、PTA総会、そして部活動説明会です。参観授業は道徳を行う予定です。お忙しいとは思いますが、是非御出席下さい。

月曜日の国語の時間です。1枚のプリントを配りました。プリントには次の設問がされています。

1 自分の家族について作文を書きます。だれについて書きたいですか。書きたい人に○をつけなさい。
父 母 祖父 祖母 兄 姉 弟 妹 その他

2 なぜ、その人を選んだのですか。わけを書きなさい。

3 その人のどんなことを書きたいと思いますか。3つメモしなさい。
(1)
(2)
(3)

15分ほどメモを書かせた後、私は黒板に下のようなことを書きました。

【料理の作り方】
(1) 材料を揃える。
(2) 手順を考える。
(3) 料理をする。
(4) 味見をする。
(5) 食卓に出す。
なぜ、こんなことを書いたか分かりますか。

子供たちはポカンとしています。さっぱり分からないようです。

実は、この『料理の作り方』は『作文の書き方』と同じなのです。

こう言って、先の『料理の作り方』の下に次の項目を書き加えました。

【料理の作り方】
@材料を揃える。
A手順を考える。
B料理をする。
C味見をする。
D食卓に出す。
【作文の書き方】
@材料を揃える。
A書く順番を決める。
B書く。
C推敲する。
D提出する。
材料を揃えるのは、料理と同じです。材料がないと料理ができないのと同じように、書くための材料がなければ作文は書けません。
ただ、タマネギを皮もむかずにまるごと料理する人はいませんね。普通は皮をむいて料理に適した大きさに刻みます。作文の材料も同じです。料理しやすいように少し細かく刻んでおいた方が作文が書きやすくなります。次のようにです。(略)
次に書く順番を決めます。材料を眺めながら、どういう順番で書いていこうか番号をつけていきます。
順番が決まったらいよいよ書き始めます。材料メモをそのまま書き写すのではありませんよ。料理をするときだって味付けをするでしょう。それと同じです。メモに味付けをしながら、実際に書いていきます。
さて、書き上がりました。でも書き上がったものをそのまま出してはいけません。料理だって、食卓に出す前に、甘すぎないか、辛すぎないか味見をしますね。作文ももう一度自分で読んで、おかしいところがないか見直す必要があります。それを推敲と言います。推敲せずに作文を出すのは、味見をしないで料理を出すのと同じです。
では、自分の書いた3つのメモを見直してごらんなさい。それが材料です。まだ料理しやすいように刻んでいない人は、刻みましょう。刻んである人は書く順番を決めましょう。順番を決めた人から原稿用紙を取りに来ます。

こうして書き上がった作文が次のものです(次号へ)。

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