算数の原理は不変

今日はお忙しいところ、PTA総会、学習参観においでいただきましてありがとうございました。道徳の学習を見ていただいたわけですが、いかがだったでしょうか。ご感想などお聞かせください。

さて、算数の時間です。次の2つの問題が印刷されているプリントを配り、やらせてみました。

(1) 1.8分= 秒
(2) 0.15分= 秒

子供たちは一所懸命に考えていますが、手も足も出ない子供がほとんどです。時計の絵をかいてみたり、数直線をかいてみたりと四苦八苦しています。15分ほど考えさせたのが正解したのはわずかに4名でした。間違ってはいるけれどもなんとか答えを書いている子供が数名、残りはほとんどが白紙状態です。もう少し、なんとかなると思ったのですが、子供たちにとっては、私の予想以上に難問だったようです。
ヒントを出しました。黒板に書きます。

算数の原理はどんなときでも絶対に変わらない。

「原理」という言葉は難しいですので辞書で調べさせ、簡単にいうと「きまり」のようなものだと説明しました。
結果はどうだったか。何の変化もありません。
そこで、プリントの裏を出させ、次の問題をやらせました。

(3) 1分= 秒
(4) 2分= 秒
(5) 5分= 秒

(3)以外は式も書かせました。まわってみると、ほとんどの子供ができています。

2分=60秒×2=120秒
3分=60秒×3=180秒
5分=60秒×5=300秒

私が言います。

できるじゃないですか。算数の原理はどんなときでも絶対に変わらないのですよ。

「ああ、そうか。」
「なんだ、簡単じゃないか!」
などという声が聞こえてきます。その一方で、まだ頭がパニック状態の子供もいましたが。

(1)、(2)の答えは当然次のようになります。

(1) 1.8分=60秒×1.8=108秒
(2) 0.15分=60秒×0.15=9秒

整数×小数・小数×整数の筆算は4年生で学習しています。式さえ立てられれば計算はできます。別に難しい問題ではなかったのです。
しかし、子供たちは「5分は何秒か」という問題に答えられても、「1.8分は何秒か」という問題には答えられませんでした。次のことが分かっていないからです。

小数の場合でも整数と同じように、かけ算で答えを出すことができる。

これは言い換えれば「算数の原理はどんなときでも絶対に変わらない」ということになります。上の「小数」が「分数」であっても成り立ちますし、「かけ算」が「わり算」であってもよいわけです。
小さなことですが、算数の苦手な子供はこのようなところでつまずきます。

1 りんごが2個、みかんが3個あります。全部で何個ですか。
2 りんごジュースが2.7P、みかんジュースが5.9Pあります。全部でどれだけですか。

1の問題は簡単に解けても、2になると式さえ立てることができなくなるのです。「算数の原理は変わらない」ということさえ理解できれば本当に簡単なのですが。

子供たちに話しました。

みんなの中で、算数が苦手だと思っている人が多いようですが、算数ほど分かりやすい勉強はないのですよ。漢字のように一つ一つ覚えていかなくても、簡単な原理(きまり)さえ分かれば、すべて解けるのですから。

こんな話をした後、教科書の問題をやらせました。ほとんどつまずくことなく、スムースにこなしていました。やればできる子供たちです。

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