あなたの自学努力率は?

「学ぶ力」「継続の力」「思考の力」をつけることを目的に続けてきた『自学』ですが、近頃マンネリズムに陥り、レベルの低下が目立ってきました。(もちろん、自分なりに工夫を続け、レベルアップし続けている子供もいるのですが。)
女子に多いのが、安易な日記に逃げているものです。また男子に多いのが漢字や計算だけを延々と続けているものです。もちろん、『日記』や『漢字・計算』が自学にふさわしくないと言っているわけではありません。それぞれに大切なことですし、必要なことです。問題なのは、積極的な姿勢でそれらのことをしているのではないということです。「何をしたらいいかわからないから、とりあえず日記でも書いておくか・・・」「考えるなんて面倒くさいから、漢字と計算でもしておくか・・・」という逃げの姿勢が見え見えなのです。
子供たちの自学に刺激を与える意味で、土曜日にこんなことをしてみました。
机の上に自学帳と筆記用具だけをあげさせ、次のように言います。

今週の自分の自学に、百点満点で点数をつけなさい。

エー!と悲鳴を上げている子供もいれば、ドキッとした表情をしている子供もいます。それぞれが点数をつけ終わったところで、何点くらいをつけているのか挙手させてみました。最高得点が80点台、一番厳しい得点をつけた子供が0点でした。
そこで言います。

これから、自分の自学が何点くらいなのかを計算する公式を教えます。本当は何点なんだろうね。

私は黒板に書きます。

自学努力率=(継続日数+Aの数)÷(やった日数×4)×100

自学の評価はAAA、AA、A、B、Cという五段階で行っています。(ごく希にCCCをつけることもありますが・・・)
例を挙げて説明しました。

例@7日間継続してやり、すべてAAAだった場合
(7+21)÷(7×4)×100=100点
例A1日もやらなかった場合
(0+0)÷(0×4)=0による除算はできないので計算不能

子供たちに実際に計算させました。実際に数字を出してみると、思ったよりも厳しい評価が出たようで、ショックを受けていました。

さて、自学努力率を求めさせただけでは、ただショックを与えるだけで終わってしまいます。目的は子供たちに「力」をつけることです。

『自学努力率』をあげるには「継続日数」と「Aの数」を増やすことです。これから、そのための方法を黒板に書きますから、自学帳に視写しなさい。

自学努力率を上げるには、継続日数とAの数を多くすればよい。
《Aを多くする方法》
1.授業の内容をメニューに入れる。
@今日の授業で言いたかったこと
A今日の授業で分かったこと
B今日の授業で分からなかったこと
C次の授業で問題になりそうなこと
D(授業後)自分で調べてみたこと
2.自分の考えをたくさん書く
例えば、
・記事を貼るだけ→C
・記事を視写するだけ→B
・記事を貼って自分の考えをたくさん書く→A(AA,AAA)

上のような自学を継続することによって、自学帳はその子の「思考の基地」になります。子供たちの思考能力、学習能力は向上していきます。授業に真剣に取り組まざるを得なくなります。

今週からの子供たちの自学、どのように変容していくでしょうか。非常に楽しみです。

back