『わらぐつの中の神様』(その2)

〜前号より〜

この対比(マサエとおばあちゃんの考えの違い)は3場面まで続きますか。それとも変化しますか。

「続く」が5名で、残りの子供は「変化する」という考えでした。
さて討論です。
「1場面で『(わらぐつは)みったぐない(みっともない)。』と考えていたんですよね。3場面にそれと対比されるようなことが書いてありますか?」
「それは書いていないけれど・・・。じゃあ、もし変わっていないと言うのなら、3場面のどこに『みったぐない』と書いてあるのですか。」
「・・・。」
「私は『変化している』と考えます。この物語で対比されているのは、3場面の「神様がいるかもしれないね」と1場面の「そんなの迷信でしょ、おばあちゃん。」だと思います。これは『マサエの考えが変化している』ということではないですか。」

おおよそ上のような話し合いの後、全員が『マサエの考えは変わっている』で一致しました。
問います。

何がマサエの考えを変えたのですか。短く一言でノートに書きなさい。

子供によって表現は違っていましたが、ほとんどの子供が「おばあちゃんの話」と書いていました。

みんな「おばあちゃんの話」がマサエの考えを変えたと思っているのですね。ではお尋ねしますが、おばあちゃんの話の中のどの部分ですか。教科書に線を引きなさい。

この物語の2場面はすべておばあちゃんの話で構成されています。子供たちは2場面を読み直し始めました。10分ほど時間を与えます。その後発表されたのは次の部分です。

A『でも、おみつさんは、少しくらい格好が悪くても、はく人がはきやすいように、あったかいように、すこしでも長持ちするようにと、心をこめて、しっかりしっかり、わらを編んでいきました。』(64ページ)
B『いい仕事ってのは、見かけで決まるもんじゃない。使う人の身になって、使いやすく、じょうぶで長持ちするように作るのが、ほんとのいい仕事ってもんだ。』(72ページ)
C『それから、わかい大工さんは言ったのさ。使う人の身になって、心をこめて作ったものには、神様が入っているのと同じこんだ。それを作った人も神様と同じだ。』

この後の話し合いは次号で・・・。

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