地球を救えるか?(その2)

昨年のベストセラーになった『地球を救う大変革』日嘉照夫著、サンマーク出版(現在のところ2巻まで発刊されています)という本があります。書店にも平積みになっておりましたのでご存じの方も多いでしょう。
粗く言えば「EM」という技術を紹介している本です。EMとはEffictive Micro-organismsの略で日本語で言えば「有用微生物群」ということになります。自然界の中で土中のバクテリアなど微生物が大切な働きをしていることは周知の通りですが、EMは光合成細菌、酵母菌、乳酸菌、麹菌など人間にとって有用な微生物だけを集めたものなのです。前述の本によると、どうやらこのEMの力を借りると自然のサイクルの中で現在プッツンしている部分を蘇生させることができそうです。
サイクルのプッツンをどうすればいいかと悩んでいる子供たちにも、このEM技術を知らせてみることにし、具体的な効果として次のようなことがらを紹介しました。

@農作物の収穫量を大幅に増やすことができる。
AEMを使うと農薬や化学肥料は必要なく、味も栄養も最良のものができる。
B世界人口が百億人になっても食糧問題は解決できる。
C生ゴミにEMを混ぜると質の良い肥料になる。
D汚水を浄化する作用がある。(トイレの排水を飲み水に使えるほどに)

「今、日本の米の平均的な収穫量は10アールあたり9俵程度ですが、EMを使うと15俵くらいに達するそうです。実験栽培では27俵という数字も出たそうです。」
「通常30個くらいしかつかないミニトマトが300個もついたということも起こっているそうです。」
「普通は悪臭のする生ゴミをEMで処理すると香ばしい香りに変わり、質の良い肥料になるそうです。」
ここらへんまでは子供たちも「すごいすごい」と驚きの表情で聞いていましたが、さすがに「トイレの排水を飲み水に使える」という話では「いくらきれいでも飲む気にならないよ」と声を上げていました。しかし、この汚水処理システムは沖縄県の具志川図書館で実用化されており、年間120万円ほどかかっていた水道代がわずか6万円程度ですむようになったそうです。

「これからはEM以外にもまだまだ優れた技術が登場してくることでしょう。そういった技術を生み出し、よりよい地球を作っていくのはあなた方なのですよ。」

こう言って学習を終えました。
学習のまとめとして作文を書いてもらいましたので紹介します。

地球を守れ
正人
ぼくたちは地球を汚しすぎではないだろうか。
人間は人口が増えるにつれて便利なものをどんどん作っていく。しかし、それは人間にとってはいいものでも自然にとってはとても有害なものではないだろうか。
例えば車。車は人間にとってはとても便利なものだが、その車の出す排気ガスはオゾン層を破壊してしまうのだ。
そして化学肥料。これは確かに野菜には必要なのだが、人間には害がある。人間がこれのかかった野菜を食べると病気の元になる。
しかし、これらはどうにもできないのだろうか。宇宙エネルギーやEMで解決できるのではないだろうか。
テレビで見たものだが、電気で走る車があるらしい。しかし、すべての車が電気で走っていたら、電気はすぐになくなってしまう。だからこそ無限にある宇宙エネルギーを使うのだ。宇宙エネルギーとは今きみのまわりにもあるものだ。それを使えば車の出す排気ガスは防げるんじゃないだろうか。
続いて化学肥料。これはEM(有用微生物群)で解決できるのではないだろうか。EMは人間とは正反対で、人間の好きなものが嫌いで嫌いなものが好きという変な微生物だ。これを化学肥料のかわりにまくと、体にもよい。
ぼくたちも進んで努力して地球を守ろうではないか。

未来の地球はどうなっているのか?
明美
私は未来の地球は石油が全部なくなったり、公害がいっぱい広がったりすると思う。
なぜなら、石油はなくなるといわれているし、車から出る排気ガスで酸性雨が降りやすくなるからだ。他にも人間のせいでいろいろな公害がいっぱい起きている。私は未来は人口が増加すると思う。だから石油を輸入してもたりない状態になったり、道路を走る車が増えて公害がいっぱい広がると思う。
右のようなことをなくすためにはEMという有用微生物を使えばいいと考える。EMという有用微生物は人間の嫌いなものをほとんど食べてくれる。
生ゴミを例にとって考えてみる。普通生ゴミは臭い。だけどEMを二、三日その生ゴミの中に入れておけば臭いにおいからいいにおいになる。
だからEMは「悪臭」などの公害を防いでくれる。だからEMを使うと公害がなくなると考える。

地球を守れ

ぼくたちは地球をこわそうとしている。
例えば、森林破壊・農薬・悪臭・排気ガス、まだまだいっぱいある。
その問題をぼくたちが解決しなければならない。
森林のある山、ない山ではひどくちがう。森林のある山では蒸発する水は15%、ない山では40%とちがう。雨が山にとどまる量は森林のある山で25%、ない山は0%だ。表面を流れる水は森林のある山で25%、ない山は50%、2倍だ。
これからも木をとる数はほどほどに。
豚を飼っている家では悪臭がある。そこにEMをいれると悪臭から開放される。あと、豚も健康になり、肉の質も良くなる。
汚水処理にEMをを入れると排水もきれいになる。そして、海もきれいに、ヘドロも赤潮も消える。
EMを入れる前の野菜では冷害には弱いし、野菜ができる量が少なくなる。EMを入れると味の良い無農薬栽培もOKになる。
このようにみてくると、EMを使うといいことばかりだ。
これからも努力し、いい地球環境を作ろう。

私たちにできることは

今、緑がなくなっている。
その理由は地球の人口が増えたためである。このままでは緑が少なくなる。緑がなくなると、小鳥も住めなくなり、大変になる。
そこで私たちにできることは「もっと自然を大切にする」ことだと思う。大切にするには自然のきまりを守ることになる。自然のきまりを守り、大切にすることは一人一人のくらしを守ることになる。
これからもっともっと地球を大切にすればいいと思う。

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