着衣水泳

6年間お世話になったプール。そのプールで泳ぐのもこれが最後になるかもしれません。昨日は今年度最後の水泳授業でした。

最後の水泳授業、その前半に着衣の水泳を行いました。服を着たまま水に入るのです。泳ぐのです。おそらく初めての体験でしょう。
水泳学習の大きなねらいの一つに「自分の命を守れるようにする」ということがあります。最大のねらいといってよいでしょう。
水の中で命の危険にさらされたとき、必ずしも水着を着ているとは限りません。不慮の事故で、服を着たまま海や川に投げ出されることもあり得ます(あってほしくはないことですが)。
そんなとき、どんな対処をしたらよいのか。経験があるのとないのとではかなり違ってくるはずです。

さあ、入水です。かなり抵抗があるようです。最初の子供が入ります。いつもならどうってことない場面ですが、見ている子供たちも興味津々です。
「ねえ、どんな感じ?」
「気持ち悪い?」
「重い?」
入った子供は質問責めです。
私が言います。

クロールでも平泳ぎでも結構です。自分の一番得意な泳ぎ方で25m泳いでごらん。

「重い〜」
「泳ぎにくい〜」
辛そうな声を上げながら、それでも何とか泳いでいきます。
もう25mは、自分の苦手な泳ぎ方で泳いでもらいました。こちらの方は25mまでたどり着かない子供もいたようです。(私が見ていたのはAグループの子供たちですので、全員25mは余裕で泳げるはずなのです。)
25mを2回泳ぎ終わったところで次のように言います。

上でも下でもいいですから、これを脱いだら楽になるだろうと思うものを1枚だけ脱ぎなさい。そして、もう25m泳いでごらん。

これは結構大切なことです。不幸にして不慮の場面に遭遇した場合、まず最初にとるべき行動を考えなければならないからです。
上を脱ぐ子供、下を脱ぐ子供、結構分かれました。そして、お互いに感想を聞き合っていました。

最後の水泳授業で行った最初の着衣水泳、子供たちにとって貴重な体験になったはずです。子供たちに感想を聞いてみて下さい。

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