人間と戦争

2学期、最後の週に入りました。激動の1995年が終わろうとしています。
今年は戦後50年。テレビや新聞でもずいぶんとこの話題が採り上げられました。

6年生の社会、歴史の学習も終わりに近づいています。その中でも、第一次世界大戦、満州事変、日中戦争、そして第二次世界大戦といくつもの戦争について学習を進めてきました。
そして先週、戦争学習のまとめとして次の問いについて自分の考えをプリントにまとめてもらいました。

1.過去200年間に主な戦争だけで約400件起きています。その死者の累計は約1億6千万人と言われています。この事実について、あなたはどう考えますか。

2.「話し合いで解決できないから、仕方なく戦争するのだ」という意見があります。しかし、一方で「全戦争の66%は戦争の原因となった問題の解決に失敗している」という分析結果があります。あなたはどう考えますか。

3.次のように言っている人がいます。あなたの意見を書きなさい。
(1)「人を一人殺せば人殺しであるが、数千人殺せば英雄である。」(ポーテューズ)
(2)「戦争の目的は平和である。」(アリストテレス)
(3)人類から愛国主義者をなくすまでは平和な世界は来ないであろう。」(バーナードショー)
(4)「智によりて勝つが第一、威によりて勝つが第二、武器を用いるが第三、城を攻めるが最下等の策なり。」(孫子)
(5)「平和・・・二つの戦争の間に介在する、だまし合いの時期」(ピアス)

自分の考えを論述するわけです。かなり高度な問題です。しかし、こういったことについて真剣に考え、自分の意見を持つということは本当に大切なことです。誤解を恐れず言うならば、歴史事象の年号や歴史人物の名前を暗記することなどとは比較にならない重要性を持つと私は思っています。

さて、子供たちはどんな考えを書いてくれたのでしょうか。

1.過去200年間に主な戦争だけで約400件起きています。その死者の累計は約1億6千万人と言われています。この事実について、あなたはどう考えますか。

●200年間にこの日本の人口よりも多くの人を死なせた戦争は恐ろしい。計算すると1年に約2回もの戦争が起きている。1年間、世界中が平和なときがないのかもしれない。悲しい。(千紘)
●1億6千万なんて、すごくばかでかい数字だ。まるで小さい子が遊びでつけた数字である。国民のことを考えずに戦争している気がする。戦争の原因になった人たちはバカばっかりだということだ。(孝明)
●約1億6千万人も死んだなんて、すごく多くの人が死んだなあと思う。200年間の主な戦争だけで約400件起きているなんて何度戦争すれば気がすむのだろう。私は戦争なんて大キライ。今、平和でほんとによかったー。(美香)

2.「話し合いで解決できないから、仕方なく戦争するのだ」という意見があります。しかし、一方で「全戦争の66%は戦争の原因となった問題の解決に失敗している」という分析結果があります。あなたはどう考えますか。

●そんなもんだと思う。戦争したからってどうこうなるってわけじゃないと思う。実際に66%がそうなんだし。もうそんな結果が出ていれば他の手段でどうにかすればいいんじゃないか。アホくさい。「話し合いで解決できないから仕方なく戦争で解決するのだ」といっている人に、解決できない66%は何なんだぁ〜と言いたい。もっと考えてみましょう。(薫子)
●人にはそれぞれの考えがあるから、どうしても意見のくいちがいはあるが、戦争して解決するのはあまりいいことではない。(恭平)
●話し合いで解決できないから、仕方なく戦争で解決しているのに、全戦争の66%は戦争の原因となった問題の解決に失敗している。戦争で死んだ人はどうすればいいのか。(明)

〜次号へ〜

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