百人一首

 4月の学級開き直後から百人一首を続けています。百人一首は、何百年にも渡って生き抜いてきた日本の代表的な遊びです。これほどの長い間、人々の間に受け継がれてきた遊びはそう多くはありません。これからも伝えられていくであろう日本の伝統文化です。
 ただ、学級でこの遊びを行うには、1つ大きな問題があります。それは、時間がかかりすぎるということです。百枚を並べて1試合を行うには、相当な時間がかかります。それに百枚では、ほとんどの子供たちは「覚えよう」という気にはならないでしょう。
 今、学級で使っているのは、「五色百人一首」と呼ばれているものです。百枚が青・赤・黄・緑・橙の五色に分かれています。1つの色が20枚ということになります。4月は青だけを行いました。20枚しかありませんから、1試合に5分程度しかかかりません。また、この枚数なら子供たちも「覚えてみようか」という気になります。
 百人一首の試合にはランキング制をとりいれています。下の座席のように、勝てばランキング(座席)が1つ上がり、負けるとランキング(座席)が1つ下がるのです。ランキング制があることで子供たちは燃えます。
 青札で試合を続けて1か月。上の句を読んだだけでかなりの札がなくなるようになってきました。覚えることは強制していないのに、子供たちは自然に覚えるのです。勝ちたいから覚えようとするのです。これが、遊びの強さです。
 そして、先週の金曜日。青札の決勝を行いました。最終的にトップの席に座った2名が、全員の見守る中、優勝をかけて対戦することになります。これは、対戦する方も見る方も緊張します。手に汗握る戦いとなります。
 今回、決勝を戦った2名は、KくんとSくんです。決勝です。レベルの高い戦いが繰り広げられました。ほとんどの札は、上の句を読み上げた時点で取られていきます。今回の戦いではKくんが勝利を収め、初代チャンピオンに輝きました。Kくんには、チャンピオンの証として、百人一首下敷きが授与されました。
 昨日からは、新たに赤札の戦いが始まりました。赤札の戦いは、青札のランキングを逆転させた状態でスタートします。つまり前回優勝のKくんは、最下位の座席から勝負を始めなければならないわけです。
 さて、赤札の決勝は誰とだれが戦うことになるのでしょうか。

S子
 クラスのみんなで、百人一首大会をしました。
 わたしは、けっしょうせんのせきをねらいたくて、はじまる前、気合いを入れました。
 みんなしんけんな顔つきでかるたを見ていました。
 わたしも、「ぜったいにとるぞ。」と思い、1まい1まいしんけんに見ていました。
 そのけっか、わたしは6まいしかとれませんでした。
「まだまだ、わたしはダメだな。」
と思いました。こんどは、もっととりたいです。