Roman Numerals

 昨日は、ご多用の中、学習参観、学級懇談会にお出でいただきましてありがとうございました。
 学習参観では、3年生になった今年度から本格的にスタートした英語活動を見ていただきました。「数」をテーマとした活動です。小学校の英語活動は、英単語を覚えたり英文を言えるようになったりすることがねらいではありません。英語を使った活動を楽しむことが大切です。ポイントは、耳に入ってくる英語を聞いて「何を言っているのだろう」と推測しようとすることです。
 昨日の子供たちは、それができていました。特に「Roman numerals(ローマ数字)」を題材とした学習活動がその典型でした。始めは「分からないよ」という顔をしていた子供たち。挙手する子供の数も少数でした。しかし、活動が進むに連れ、ローマ数字の仕組みが分かってきた子供たちは、活動の後半になると次々と挙手するようになりました。私は、ローマ数字の仕組みを一切日本語で説明していないにもかかわらずです。子供たちは、黒板に書かれたローマ数字と私が話す英語を結び付けながら、英語の意味内容を推測できたのです。
 活動の冒頭で、私は3つのアルファベットを示しました。

 I   V   X
 Can you read these letters?

こう問うと、子供たちは「アイ、ヴィー、エックス」と答えてきます。

 They are also numbers. What's this number?
(これは数でもあります。この数字は何でしょう。)

 Iは見たままですから、子供たちにとっても分かりやすかったようです。しかし、VやXについては、多くの子供たちが知りませんでした。馴染みが薄いせいでしょう。知っている数名の子供たちが、5と10であることを答えてくれました。1や5はアラビア数字、IやVはローマ数字であることを教え、I,V,Xの間に入るローマ数字の書き方を考えていきました。

 How do you write number two?
(2はどう書くのかな。)

 II、IIIまではスムーズに進みますが、4で変化が1つ生まれます。IIIIではないからです。4のローマ数字を知っていたKくんが正解を黒板に書いてくれました。IVです。Kくんが書いてくれたIVを示しながら、私が説明します。

 IV is V minus I.
(4は5ひく1ですね。)
How do you write number six?
(6はどう書くのだろう。)
 VI is V plus I.
(6は5たす1です。)

 これで勘のいい子は気づきます。左側はマイナスを表し、右側はプラスを表すのです。この後、VII,VIIIと続き、9の書き方を考えます。子供たちは悩みます。9は5たす4なのか、10ひく1なのか・・・。Sくんが正解を書いてくれました。IXです。

 That's right. Nine is X minus I.
(その通り。9は10ひく1だね。)

 ここまで分かると、11や12をどう書くのかも分かってきます。

 How do you write number fifteen?
(15はどう書くのかな。)

 15は10に5をたした数ですから、XVと表します。これも子供たちは理解できました。そこで、難問を提示します。

 LI

 これは、参観されていた保護者のみなさんも分からなかったのではないでしょうか。当然、子供たちも分かりません。

I'll give you a hint. He is a famous baseball player.

 こう言いながら、イチローのバッティングフォームを真似して見せました。すると、要くんが正解を言ってくれました。51です。

 L means fifty. Fifty plus one is fifty-one.

 そして、最後の問題はこれです。

 XLIII

 これは、最大の難問です。しかし、ここまでの学習で次のことが分かった子供は、正解を答えることができます。

 Xが10を表す。Lが50を表す。IIIが3を表す。そして、左側はマイナスを表し、右側はプラスを表す。

 子供たちからは、43と63という2つの答えが発表されました。

 This is my age.
(これは、私の年齢です。)

 そう、正解は私の年齢43です。 英語の内容を見事に推測できた子供たちでした。