このごろの作文から

 ここ数日の子供たちの文章です。まずは、自学ノートに書かれた一昨日の参観授業の感想から。

 今日、5時間目に英語のじゅぎょうがありました。
 さいしょに数字の勉強をしました。数字の歌を歌ってから、数字の色当てクイズをしました。ぼくは、ちょっとだけおぼえていて
「水色。」
と言って答えました。答えが当たってうれしかったです。
 その後、ローマ数字を勉強しました。ローマ数字は何が何だかむずかしかったです。
 さい後に、絵本で、クッキーを分ける勉強をしました。その勉強で分かったことは、ひとりじめしないでみんなで分けて食べた方がいいということです。
 先生が、本物のカントリーマアムをくばりました。ぼくは、
「なんていい時代なんだろう!」
と思いました。カントリーマアムはおいしかったです。

 「何ていい時代なんだろう!」という言い回しに、クッキーをもらったIくんのうれしさが表れていますね。

 今日、英語のじゅぎょうで数の勉強をしました。
 はじめに、数字カードで「7ステップス」を歌いました。1まいカードをぬかしたりしました。4と3と1をぬかしたらとてもむずかしかったです。そのカードで色あてクイズもしました。
 次に、ローマ数字を考えました。1がIで5がVで10がXで50がLでした。左がマイナスで右がプラスでした。とてもおもしろい数字だと思います。いつも使ったらとても頭がよくなると思います。
 さい後に、先生がクッキーのお話を読んでくれました。クッキーが1まいになったのに、またチャイムがなったら、わたしはかくすと思いました。わけは少しずつゆっくり食べるのがすきだからです。そして、先生が本物のクッキーをくれました。びっくりしました。おいしかったです。

 Tさんは、この作文の後に、授業では扱わなかったローマ数字をいくつも書き、「先生、あっていますか?」と書き添えていました。例えば、次のようにです。
XVIII(18), XXX(30), LX(60)
 これを見ると、Tさんがローマ数字の仕組みを理解できていることが分かりますね。英語を聞いて理解したローマ数字のルールを適用しながら、未習のローマ数字についても予測できているからです。しかも、見事に正解です。

 44年前の今日、新潟に大きな地震があった。
 土曜日は、東北地方で大きな地震があった。わたしは、お父さんとお買い物をしに歩いていたから、ゆれたことに気づかなかった。
 わたしたちの家では、上に何もないげんかんがひなん場所だ。そこに、いもうとが自てん車にのるときのヘルメットをかぶって立っていた。
「どうしたの。」
と聞くと、お母さんが、
「Rたちが出て行ったそのすぐ後に、地震があったんだよ。Rたちは、だいじょうぶだった。」
と心ぱいそうに聞いた。わたしは、びっくりした。地震がまたおきないか心ぱいだった。
 今日、学校では、ひなんくんれんがあった。このくんれんで、わたしが学んだことは2つある。1つ目は、学校にいるときにおきた場合のひなんだ。教室にいるときは、すぐにつくえにもぐり、先生のしじをまつ。そして、先生のしじにしたがって、体いくかんやグラウンドや屋上にひなんする。2つ目は、学校にむかうと中の登下校中におきた場合だ。かばんなどで頭をまもる。これが2つ目だ。今日のひなんくんれんでは、しゃべらないで行動できたと思う。
 新潟地震のことをよく知りたかったから、おばあちゃんに教えてもらった。おばあちゃんは、その時、ようふくを作っていた。ミシンなどがおいてある台につかまって動けなかった。ゆれがおさまってから外に出てみると、水道かんがはれつしていた。つなみをさけるため、屋根にのぼった。すると、2かいのない人たちもおばあちゃんの家の屋根にのぼった。知らない人も
「のせてくれー!」
と言ってのぼってきた。
 わたしのおじいちゃんは、地面がわれてしまって、そこに落ちたおばあさんを2人もたすけた。お母さんは、
「これはゆうめいな話だよ。」
と言っていた。
 わたしも、きょ年の夏休みに、地震のおきたかしわざきを見た。電柱がおれまがっていたり、つぶれている家があったりした。わたしはそれを見て、すごくびっくりしたし、こわかった。
 今回の地震のこともテレビで見た。あわてて外にとび出したら、車にはねられて、しんでしまった人がいた。いつどこで、地震がおきるかわからない。どこでおきてもおちついて行動できるようにしたい。

 Rさんは、学校で書いた作文の続きを家に帰ってからも書き、原稿用紙3枚の作品に仕上げました。しかも、おばあちゃんに当時の様子について取材しながら新潟地震の様子をまとめています。

 書くことを億劫がらず、すべての子供たちに、書くことを日常化してほしいと願っています。