文化遺産を守る唯一の全国的な市民団体

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  第50回沼津大会を開催しました。(速報)           2019.6.23.更新 

 6月14日(金)全国委員会・総会(静岡県沼津市立図書館)
 全国で活動する会員が年に1度集まる全国委員会・総会です。1年間の文全協の活動をふりかえり、2019年度の運動方針を協議しました。そして、全国各地の遺跡保存問題、文化財保護法および関連法の改定問題、世界遺産登録が確実視されている大阪府の百舌鳥・古市古墳群の状況、文化庁が進める日本遺産認定をめぐる課題など、さまざまな問題について情報交換・意見交換をしました。また、高齢化にともなう退会などで続く会員の減少に関わって、各地での会員拡大の取り組みが紹介されました。運動を広げ、財政を健全化するためにも、会員拡大が急がれます。 総会決議へ
地元の実行委員会からごあいさつ 橋本代表委員から総会開会のあいさつ 活発な議論が行われました。

 6月15日(土)駿河・伊豆の初期古墳周辺古墳見学会・懇親会
 「駿河・伊豆の初期古墳周辺古墳見学会」には、県外からやってきた全国の会員はもちろん、地元からたくさんの方が参加。約50名がマイクロバス2台を一杯にして沼津駅南口を出発しました。
 午前中は、沼津市文化財センタ-(高尾山古墳出土遺物など)で沼津市内の出土遺物を見学したのち、狩野川流域の横穴墓群(伊豆の国市大北横穴群、函南町柏谷横穴公園)を見学しました。
移転リニューアルしたばかりの沼津市文化財センター 市内の豊富な出土遺物が間近に見られます。 こだわりの展示に市民も興味津々。
剥ぎ取りによる高尾山古墳主体部の復元。 伊豆の国市北江間古墳群(大北横穴群)を見学。 秘密基地のような不思議な風景。
函南市柏谷横穴公園は静かな住宅地に囲まれた公園。 たくさんの横穴が至る所にあります。 巨人が顔をのぞかせたような不思議な光景。
 
 バスの中でお弁当をいただいた後、三島市向山古墳群公園、清水柳北1号墳、そして、沼津市高尾山古墳を見学しました。終日雨の降るあいにくの天気でしたが、最後の高尾山古墳では晴れ間がのぞき、参加者全員で記念撮影をすることができました。
 夜は恒例の懇親会。全国各地から集まった参加者からさまざまな経験が語られ、地元「高尾山古墳を守る会」の活動を励ましました。
三島市向山古墳群公園。最高地にある前方後円墳の3号墳。 3号墳の主体部の様子を展示。 広い公園内にさまざまな形の古墳を保存しています。
清水柳北1号墳は珍しい上円下方墳。 高尾山古墳の現状、保存運動について、現地でお話。 高尾山古墳では奇跡的な晴れ間に。参加者全員で記念写真。
夜の懇親会。高尾山古墳を守る会の杉山会長から歓迎の言葉。 全国から集まった仲間が乾杯! 地元の高尾山古墳を守る会のみなさん。お世話になりました。


6月16日(日)大会「駿河・伊豆の初期古墳の保存と活用」
         (静岡県沼津市立図書館 4階視聴覚ホール)
 「駿河・伊豆の初期古墳の保存と活用-高尾山古墳の保存と活用を通して-」をテーマにした大会には、全国の会員のほか、多くの地元市民・研究者が参加しました。講演・報告は以下の通りです。
 ・記念講演「「卑弥呼の時代」は何時代か-古墳時代開始年代の再検討と東日本の早・前期古墳-」
                  橋本博文氏(新潟大学フェロー、文全協代表委員)
 ・基調報告「高尾山古墳の発見と駿河・伊豆の初期古墳をめぐって」
                  渡邊康弘氏(元静岡市教育委員会学芸員)
 ・報 告「函南町瓢箪山古墳発見の経緯」  笹原芳郎氏(静岡県立田方農業高校教諭)
 ・報 告「沼津市高尾山古墳発掘調査の成果」  小崎 晋氏(沼津市教育委員会)
 ・報 告「高尾山古墳の保存運動と課題」  江藤幹夫氏(高尾山古墳を守る会副会長)
 ・シンポジウム 高尾山古墳の保存と活用をめぐって  討論
 ※ロビーにはポスターセッションが貼り出され、各地の活動が紹介されました。
現地実行委員会からの開会あいさつ 渡邉康弘さんから、沼津周辺の古墳についてのお話。 熱心な市民約120名が集いました。
橋本代表委員による記念講演。 「卑弥呼って何時代の人?」
頭が混乱する。でも面白い!
シンポジウムでは会場からも熱い意見が・・・。
大会中に行われた和島賞授賞式。 ポスターセッションも好評でした。 書籍頒布も盛況。参加者のみなさんともたくさん交流できました。

 なお、大会中に第20回和島誠一賞授賞式が行われました。個人部門で小玉道明氏・鈴木重治氏が、団体部門で国分寺・名水と歴史的景観を守る会(東京都)が表彰されました。
                                    ⇒和島誠一賞受賞者一覧へ

小玉さんの受賞あいさつ。 あいさつする鈴木さん。 国分寺・名水と歴史的景観を守る会のみなさん。

  大会の詳細は、後日「文全協ニュース」でご報告する予定です。また、来年お会いしましょう。
 

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