COLUMNGALLERYGUEST COLUMN |BOOK|PROFILELINK


サーチ:
 
Amazon.co.jpアソシエイト

  

今までに僕が読んだ本たち。
いい本に出会って“気付き”が得られると、目の前がパーッと明るくなって前向きな気持ちになれる。少なくとも僕がそう感じた本を、ここで紹介していきます。
(関連コラム→04/11/19「『気付き』や『感動』をシェアする

▼題名をクリックすれば「アマゾン」で購入できます▼

「街的」ということ」(講談社現代新書):江弘毅
僕たちが普段から何気なく足を運び、美味しいものを食べたり友達と酒を酌み交わしたり買い物したりしている街。読んでみて、そんな風にして当たり前のように過ごしている街の見方が大きく変わった。「街的」とはいかなるものなのかについて書かれてあるのだが、誰しもが一向にその正体をはっきり掴めないままに読み終えることになるだろう。しかし、著者によって生きられている「街的」ということばに感応してみると、どうにも心地がよい。その心地よさは、読んでみなければ決してわからない。是非、「街的」ということばをなぞらえてみて欲しいと思う。
絵のこころ 仏のこころ」(本願寺出版社):臂美恵
(…)作者である臂さんの心に残っている画家のことばを集めた絵本で、とても心が温まる内容にすぐに気に入ってしまった。画家さんそれぞれの生き方が詰まったことばに心をつかまれ、描かれた絵のほんわかさにホッとする。グッと引き込まれるほどに奥深いことばがやわらかな絵とブレンドされて、心地よくこちらに伝わってくる。信念を持って生きることの大切さがひしひしと伝わってくるが、メッセージ性が適度に和らいでいて何だか心地よいのである。………<続きを読む
ウェブ進化論」(ちくま新書):梅田望夫
「ウェブ進化論」(梅田望夫)を読み終えたが抜群に面白かった。"ウェブ”ということばから、ネット上における横文字たっぷりのパソコンに興味がない人にとってはとってもわかりづらい専門的な内容なんじゃなかろうかと想像していたが、そんな単線的な想像は読み始めて間もなく簡単に覆された。読み終えてみて、将来的な世界像をイメージしやすくなったというか………<続きを読む
寝ながら学べる構造主義(文春新書):内田樹
構造主義という思想についてわかりやすく書かれている。僕たちは、自分自身で考えているほど主体的に物事をみてるわけではなく、属する集団が受け容れたものだけを選択的に見せられ、感じさせられ、考えさせられている。この事実を深く掘り下げたのが構造主義の功績である。
「あの人は間違っていないと思うが、向こうの人も正しいと思う」という、言わば「相手の立場に立って想いを馳せる」という考え方が、実はとても歴史が浅かったことに驚いた。
希望格差社会(筑摩書房):山田昌弘
「パラサイト・シングル」という言葉を生みだした著者が、現在の社会の仕組みを明らかにしている。「リスク化」と「二極化」が進む現代社会をどう生き抜けばいいのか。この問いを深く考えさせられる。「リスク」という言葉の語源は「勇気を持って試みる」という意味であること、そして現代社会においてはどの道を選択しても「リスクをとる」ことから避けられないこと。もはや「普通」や「一般的」であることが一番のリスクフルな状態であることを認識させられた。
夜回り先生(サンクチュアリ出版):水谷修
夜の街を徘徊し、行き場を失った若者と対話すること12年間。その間実際に出会った若者との奮闘を書いている。救えた者もいる、救えなかった者もいる。その事実から目を逸らそうとしない姿勢に、涙なしでは読むことができなかった。僕は著者と同じことはできない。指を失っても生徒を守るなんて勇気はない。だけど、こうして信念に基づいて生きている人がこの世の中に存在するという事実から目を背けてはいけない。傍観者に甘んじるのではなく、熱い気持ちを感じようとする姿勢を保つこと。その姿勢を忘れずにいたい。
身体から革命を起こす(新潮社):甲野善紀 田中聡
僕は甲野先生の著書を読むことで、根源的なものの考え方を思い出す。日常の早急な結果から解放されるというか。その甲野先生の考えを田中聡という人物が書くことで、また違った新鮮な感覚を感じた。昨今、「身体の使い方」が多分野に渡って応用されており、フルートの持ち方、介護においての身体の起こし方などの記述には、とても感銘を受けるものである。甲野先生の「身体の使い方」は、人間である以上は考えざるを得ないことであると思う。
オニババ化する女たち(光文社新書):三砂ちづる
僕は「男」だからこの本を読んで「共感」することはできなかった。ただ、「男」という立場から「女性のからだ」について深く考えさせられることになった。「世代をつなぐ」という意識をもっと実感しながら生きることが大切なのではないだろうかと、読み終えた今は思う。男性も女性も、つまりのところ女性からしか生まれてこられないのだから、女性だけでなく男性も「女性のからだ」についてもっと考えてもいいんじゃないかな。
表の体育 裏の体育(PHP文庫):甲野善紀
科学的であることが全てではない。「民主主義」が推し進めた現代は経済活動が何よりも優先されたために、その弊害として環境破壊を始め、様々な歪みが生まれた。「人のからだ」も例外ではない。徹底してからだについて研究を重ねて、自身をとてつもなく強いからだに作り上げた肥田春充という人物に対する記述、「肥田式強健術」はとても興味深い。そして、ものごとを根元的に考える甲野さんの言葉は、いつも清々しい気持ちにさせてくれるのだ。
先生はえらい(ちくまプリマー新書):内田樹
この本を読み終えた後すぐに「先生」を見つけたくなった。というより、「僕は内田樹さんを師事しているんだ!」と、内田樹さんが書いたもので気付いた。難しい漢字にはフリガナがふってあり、中高生を対象にして書かれた本ではあるが、その内容は年齢を問わないものだ。学生は学生なりの、社会人なら社会人なりの、おっさんならおっさんなりの、それぞれの立場において感じ方がくっきりと分かれる本だろうなあと思う。漠然と誰かにあげたくなってしまいました。
バカの壁(新潮新書):養老孟司
2003年のベストセラー。とてもとても共感できた(ように思い込んでいるだけであると思うが)。『変わるのは「情報」ではなく「人間」の方である』、『「話せばわかる」なんてことはない』、考えてみると本当にその通りで、自分にも思い当たる節がたくさんあった。肩の力を抜くことができる「考え方」がたくさん詰まった本だと言える。
(■関連コラム→05/02/04
武術の新・人間学(PHP文庫):甲野善紀
題名に「武術」とあるが「武術」の本ではない。過去の出来事や実際に存在した達人たちから学び得ることが、著者独特のやわらかい表現によってわかりやすく、楽しい「お話」としてこちらに語りかけてくる内容となっている。仕事や恋愛など何かしら生きている上で「迷い」が生じた時にこの本を手に取ることで、どこか清々しく判断できる自分になる気がするなあ、なんとなく。
考具(TBSブリタニカ):加藤昌治
“考えるための道具”を縮めて「考具」。「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外のなにものでもない」という定義は、新しい発想を生み出す意欲をかき立てられた。ちょっとしたアイデアは、生きていく上で人生を楽しくする。それを生み出す方法の提案がわかりやすく書かれてある本である。「カラーバス」なんてすぐに実行できて楽しいよー。
子どもは判ってくれない(洋泉社):内田樹
内田さん自身のサイト日記を編集した本。24ページにわたる“たいへんに長いまえがき”には考えさせられた。これを読んだ後は、新聞や雑誌にて国際情勢や政治について書かれてある記事を読む僕の態度が少し変わったように思う。「話を複雑なままにしておく方が、話を簡単にするよりも『話が早い』(ことがある)」というのが、内田さんが言うところのこの本のメッセージのひとつである。
疲れすぎて眠れぬ夜のために(角川書店):内田樹
題名の如く、肩の力が抜けて心が軽くなる本。難しい単語や専門用語が比較的少なくて、すっととけ込める内容で、身近に感じる出来事を明快なロジックで解き明かしている。そのロジックを知ることで、生きていく上において必要な肩の力の抜き方が、僕は何となく見えた気がする。
「無理や我慢」を生み出す“凝りや力み”を取るには静かに『聴く』ことである。そのカラクリ、是非読んでみて。
(■関連コラム→04/12/05
ためらいの倫理学ー戦争・性・物語(角川文庫):内田樹
コラムで何度も紹介した内田樹さんのデビュー作。自分自身を「専門家と素人のあいだ」とされ、戦争・性・物語について書いておられる(まえがきより)。僕が内田さんの世界にはまるキッカケになった本。難しく理解し難い本を読むことは必要だな、なんて思うようになった。詳しくは下記のコラムを参照あれ!
(■関連コラム→04/12/02
街場の現代思想(NTT出版):内田樹
ホームページ日記に書かれた文と、「Meets」に連載されたコラムを抜粋して収録したもの。お金や給与、離婚や結婚、学歴や大学など、身近なテーマについて著者が物申している。難しくも軽快な文章は読みやすいし、『腑に落ちる』あの感じを味わえることは間違いない。(なんとなくわかってるんだけど…)、っていう想いが自分の中で言語化される日は近い?!
(■関連コラム→04/11/23
あなたの話はなぜ「通じない」のか(筑摩書房):山田ズーニー
想いの伝え方が、身近な例を挙げながら本当にわかりやすく書かれている。自分のメディア力を上げ、相手にとっての意味を踏まえて、言いたいこととその理由を伝える。その際に、自分の中にある『根本思想』に嘘を付かないこと。「伝わる・揺さぶる!文章を書く」とこの本を読んだ後は、自分の書く文章が変わったと思ってる。「“正論”はなぜ人を動かさないか?」という問いに対する答えには、個人的にすごく共感することができた。
伝わる・揺さぶる!文章を書く(PHP新書):山田ズーニー
“書くことは考えることである”というところを出発点に、自分の想いや考えを言葉にするプロセスについてわかりやすく書かれている。決してテクニックとしての文章の書き方についての本ではない。自分の心の中にあるうまく説明できない何かをほじくり出して、言葉に置き換える方法が書かれてあるが、伝わる・揺さぶる文章というのはつまりのところ、書き手の『根本思想』がしっかりしているかどうかによると述べているところがイイ。
7つの習慣(キング・ベアー出版):スティーブン・R・コヴィー
大学4年生のときに知人からもらった本。当時は就職を控え、とにかく背伸びしたかった時期にあった僕は必死に読んだ。何度も読み返し、ついにはミッションステートメントを自ら創るほどに当時は影響を受けたことを覚えている。『自己啓発』の本は、実は根っこのところでは同じような内容で、それをいかにわかりやすく具体例などを交えて書かれてあるかの違いだけだと僕は思っていて、この本は大学生だった僕にも響くほどにわかりやすい内容だったことから、是非オススメしたいと思う。
安心社会から信頼社会へ(中公新書1479):山岸俊男
「正直者は馬鹿を見る」と思っている人と、「信じるものは救われる」と思っている人とは、どちらが正しいのか。その事実を科学的な実験を元にして解明している本。最終的には『正直は最大の戦略である』という結論に達するが、その課程を是非堪能して欲しい。僕はこれを読んで、生きていく上で自分を押し殺すことの必要性は、実は低いんじゃないかなあと思えるようになった。
私の身体は頭がいい〜非中枢的身体論(新曜社):内田樹
難しい単語が頻繁に出てくるので、とっつきにくいかもしれないけど、その内容には感銘を受けることばかり。武道についてのことが多く書かれているが、それはどんなことにでも応用が効くもの。日常で僕らがなんとなーく感じていることを、きちんとした言葉で表現されているため、何かが開けたような清々しい気持ちになった。
(■関連コラム→04/11/16
海馬/脳は疲れない(朝日出版社):池谷裕二・糸井重里
「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトで興味を持って購入。そのサイトの運営者である糸井重里さんと脳の研究者である池谷裕二さんとの対談形式で書かれてある。自分自身の癖や、わかっていても陥りやすいことが、実は脳の働きとしての帰結だったことがわかった。脳の話だけど、すごく前向きに明るくなれる本。
インターネット的(PHP新書):糸井重里
あくまでも“的”であり、インターネットについての専門的な本ではない。これからの社会のあり方、思考法や表現方法が、インターネットに例えられて書かれてある。「ほぼ日刊イトイ新聞」を見ていても感じることだけど糸井さんの考え方が僕は好きで、この本からは彼自身の暖かさを思う存分感じることができた。
世界がもし100人の村だったら(マガジンハウス)
1通のメールが、手にした世界中の人々を介して拡がった。世界には63億人の人がいるけれど、それを100人の村に例えることで、より具体的な数値を身近に感じることができる。いかに自分の置かれている立場が幸せなのかがわかった。世界がグッと近くに感じられる1冊です。
(■関連コラム→04/10/28
十二番目の天使(求龍堂):オグ・マンディーノ、坂本貢一訳
これを読んだのは数年前なので、具体的な内容は覚えていないが、この本を読んで涙が止まらなかったことだけは覚えている。主人公の男の子が一所懸命に頑張る姿には、本当に勇気づけられた。さらーっと読めるし、勇気が欲しい時に読む本だと僕は思う。