| タイトル | 著者 | 発行年月日 | 版社 | 形態 | 分類1 | 分類2 |
| 青春の蹉跌 | 石川達三 | 1971/05/25 | 新潮社 | 文庫本 | 小説 |
ふむ。こういうテレビドラマが好きな方にはもってこい(薦めやすい)本ですな。楽に感想が書けそうだ。(^o^)
身の回りに、この小説の主人公のような鋭さで、野心を持った人間は居なかったし、男を手玉にとって、他人の子を認知させようなんて女性もドラマの中だけの出来事に思えていました。僕は、上記選択肢の5.ただ単なるサスペンスとして楽しむことが出来ました。この小説を5.ただたんなるサスペンスとして楽しめた人の心は健康だ、と、自分の事ながら思います。
この本は、僕が生まれた年に執筆されています。このころの社会の雰囲気も感じられました。主人公が司法試験の中で死刑廃止論に答えているところなどは、興味深いです。また、当時の学生運動に熱中していた学生を覚めた目で描写しているのも興味深いです。
しかし、何時になっても生きていくことの困難は、学校や、試験だけじゃなくて、いろんな所にちりばめられているんですねぇ。ちょっとウンザリする一方、頑張らなきゃイケナイのかなぁ?と、正月早々重たくなってしまいました。
あ、これじゃ本のお勧めにならないか。
そうですねぇ。勉強&卒論なんかを頑張って学校を卒業した人って、就職してみると、自分の頑張って勉強したことが全然役に立たなくて、不満&挫折に思うことが多いと思うんです。「本当に自分の能力を生かせる職に就きたい」とか、ってね。そういう人に「自分に必要とされる能力は、自分の専門分野に加えて、他にも沢山必要なんだ。」と悟らせてくれて、不満を解消するのに役に立つかもしれません。ちなみに、今の僕は「自分の能力を生かすための能力」っていうのがあるのかなぁ。とぼんやり思っています。
これで、一応お勧めの文章になったかなぁ?
1998年1月1日