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* 魏志倭人伝 「読み下し」 について *


1. 読み下しは、種々の出版物を参考にして作成しました。
   ただし、 「原文」 を 「漢文」 として読み下すことには危険があり、それは別のページで指摘したとおりです。

2. 国名・地名・人名 などには、現代日本風の 「ふりがな」 ではなく、現代中国語と韓国語の発音を示しておきました。
   下の例のとおり ( 中国音:青い文字 / 韓音:茶色の文字 ) となっています。
   また、中国音のアルファベットの最後につく数字は中国語の発音の 「四声」 のいずれであるかを表します。
   1=第一声(陰平) 、 2=第二声(陽平) 、 3=第三声(上声) 、 4=第四声(去声) です。
   下の例では  は中国音では gou の 第三声 であり、韓音では ku であることを示しています。
   ただし、まだ調べがつかず、発音がわからないものについては 「」 で表示しています。

     狗邪韓(gou3.xie2.han2/ku.sa.han) 

3. 他のページでも書きましたが、これらは本来 「魏の時代の中国語の発音」 で読むべきだと思います。
   残念ながら私にはその知識がありませんので、やむを得ずこういう形式にしています。
   それでも、日本読みするよりいくらか マシ であると思うのですが、あなたはどう思われますか?


 (2003/09/28)

2003年9月28日付『魏志倭人伝』のUpdateについて

 「『魏志倭人伝』をはじめとする中国史料は中国人が書いた中国語なのだから中国語として読むべきだ。 日本の『漢文』や現代日本語の漢字・成句の知識で読んではいけない」・・・というのがわたしの持論です。 ですから日本語に堪能な中国の人に『魏志倭人伝』を読んで解説していただくのが一番だとずっと願っているのですが、中国では日本におけるほど 『魏志倭人伝』 を重視しておらず、まずこのような書籍にお目にかかることはありませんでした。 ところが先日ふと立ちよった書店の書棚で 『誤読だらけの邪馬台国/中国人が記紀と倭人伝を読めば・・・』 と題する本が目にとまり、気がついたときはとっさに購入しておりました。 以下この本について紹介しておきます。

ジアス・ブックス:『誤読だらけの邪馬台国・中国人が記紀と倭人伝を読めば・・・』
発行所:久保書店
著者:張 明澄/昭和9年台湾出身。逢甲工商学院大學講師、大同工学院大學助教授を経て、現在、日本で執筆活動中。専門は中国古文解読。著書に「誤訳・愚訳」・「間違いだらけの漢文」・「中国漢方の歴史」など。

 発行は1992年でやや古く、新書版のそれほど大きくもない本でしたが大いに触発されるところがあり、これを参考に当サイトの『魏志倭人伝』も修正・改定することにしました。 その結果よく目にする他の日本の研究者による読み下しとはいくつかの部分で意味が異なるものになりました。
 どの部分がそうなのか、なぜそうなったか、は追って説明のページをUPするつもりですので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。

 ただ残念なことは、わたしには中国古文に関してさほどの知識も見識もないので 『誤読だらけの邪馬台国・中国人が記紀と倭人伝を読めば・・・』 の内容を批判的に読むことができないということです。 無批判・盲目的に 張 明澄 先生 のご意見を受け入れたという結果になっていなければよいのですが。 他の皆様のご意見・ご指摘をいただければ幸いです。


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