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史記 卷三十一 呉太伯世家 第一 (抜粋)


(原文)

 呉太伯太伯弟仲雍皆周太王之子而王季歴之兄也 季歴賢而有聖子昌 太王欲立季歴以及昌 於是太佰仲雍二人乃奔荊蠻文身斷髮示不可用以避季歴 季歴果立是爲王季而昌爲文王 太伯之荊蠻自號句呉 荊蠻義之從而歸之千餘家立爲呉太伯


(読み下し)

 呉の太伯、太伯の弟仲雍は皆周の太王の子にして王季歴の兄也。季歴は賢にして聖子昌有り。太王、季歴を立て、以って昌に及(およ)ぼさん欲す。是に於て太佰・仲雍の二人は乃ち荊蠻に奔り文身斷髮し、用うべからざるを示し、以って季歴を避く。季歴果たして立ち、是を王季と爲し、昌を文王と爲す。太伯の荊蠻に奔るや、自ら句呉と號す。荊蠻之をとし、從いて歸するや千餘家。立てて呉の太伯と爲す。