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史記 卷百一十八 淮南衡山列傳 第五十八 (抜粋)


(原文)

 又使徐福入海求神異物 還爲偽辭曰 臣見海中大神 言曰 汝西皇之使邪 臣答曰 然 汝何求 曰 願請延年益壽藥 神曰 汝秦王之禮薄 得觀而不得取 即從臣東南至蓬山 見芝成宮闕 有使者銅色而龍形 光上照天 於是臣再拜問曰 宜何資以獻 海神曰 以令名男子若振女與百工之事 即得之矣 秦皇帝大説 遣振男女三千人 資之五穀種種百工而行 徐福得平原廣澤 止王不來 於是百姓悲痛相思 欲爲亂者十家而六


(読み下し)

 又、徐福をして海に入りて神異の物を求めしむ。還りて偽りの辭を爲して曰く、「臣、海中の大神を見る。言いて曰く、『汝は西皇の使いか』と。臣答えて曰く、『然り』。『汝は何をか求むる』。曰く、『願わくは延年益壽の藥を請わん』と。神曰く『汝が秦王の禮薄し。觀ることを得れども取ることを得ず』。即ち臣を從えて東南蓬山に至り芝成の宮闕を見る。使者有り、銅色にして龍形、光り上り天を照らす。是に於いて臣再拜して問いて曰く、『宜しく何を資して以って獻ずべき』。海神曰く、『令名の男子、若しくは振女と百工の事を以ちて即ち之を得ん』と」。秦の皇帝大いに説(よろこ)びて、振男女三千人を遣わし、之に五穀の種種と百工とを資して行かしむ。徐福、平原廣澤を得たり。止まり王となりて來たらず。是に於いて百姓悲痛し相い思いて、亂を爲さんと欲する者、十家にして六。

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