Lisboa,Portugal
リスボン、ポルトガル
2003 07 05 出発〜機内(往路ANA機内にて)
今回の旅の目的地はリスボン。
リスボンで妻と過ごした後、ドイツで学会があるので、全行程は、
成田−シャルルドゴール(トランジット)−リスボン(休暇)−フランクフルト(1泊)−
ベルリン(2泊)−グライフスバルト(学会)−成田、である。
前日まで研究室の移転や国際会議の準備でばたばたとしていたのだが、ついに休暇だ!
リスボンだ!
スペルはリスボアで発音はリジュボアに近いらしいが、カタカナ表記はなぜか未だにリスボン。
まぁ要するにポルトガルの首都である。
ポルトガルに決定するまでには紆余曲折あったのだが、面倒なので省略する。
要するに(と要してばかりいると、「要するに旅してきた」だけで終わってしまうのだが)、
乾燥して季候が良くて食べ物とワインが安くて
おいしくてラテン系である。
湿度が低く季候が良くて食べ物とワインが安く
ておいしくてラテン系である。
べたべたムシムシせずに季
候が良くて食べ物とワインが安くておいしくてラテン系である。
要するに(と要してばかりいると、「要するに旅してきた」だけで終わってしまうのだが)、
南カリフォルニアの気候にカタロニアの食事、ついに見つけた理想の地、なのだ。
まだ行ったこと無いけど。
往路の成田からフランスのシャルルドゴールまでと、復路のフランクフルトから成田の
フライトは珍しくANAを利用。この文章は行きの機内で書いている。ANA、良くも悪くも日本の会社。
シートにテレビは付いているのはシンガポール航空(SQ)と同じだが、ANAの食事はファミレス系の味で、
SQの勝ち。そういえばアリタリアもおいしかった。当然アリタリア本社とか機体とかを食べたわけではないが。
シートもSQの方がリクライニング角度が深いかな。
さて、そろそろシャルルドゴール国際空港に着く。
シャルルドゴール国際空港〜リスボン(フランス−リスボン間の機内にて)
午前遅くの便で出て、到着はその日の夕方。もちろん数時間で着くわけはなく、
フライト時間は10時間を超えるが、時差の関係でこうなる。
トランジットで3時間の空き。カフェで休憩する。
Maxi
クリームコーヒーとMaxiチョコレート(ドリンク)をそれぞれ注文。7.15Euro.
Maxi=量が多い。そのかわり薄めなのかな?
濃厚なエスプレッソにクリームではなかったが、多めのカフェラテ。
少し店を見て回っているうちに搭乗時間。なぜかアナウンスもなく淡々と乗り込む。
EU圏内の飛行機はついつい国内線と呼んでしまうが、実は(当然)国際線。
でも、1時間とか2時間のフライトなので感覚は国内線。
だから夕食は出ないかと思っていたらちゃ
んと出た。しかも美味い。
サフラン風味のピラフチキンゴロゴロ入り、ジャガイモとチーズとグリーンピースの冷製マヨネーズ和え、
おいしい黒パン、カマンベールチーズ、チーズケーキラズベリーソース、そして濃厚でたっぷりなコーヒー。
完全に負けてるぞANA。でもこれを日本で出したらうけないだろう。チーズ過ぎ。
でも好き。
南ヨーロッパに来た実感。ポルトガルへの期待は高まる。
でも、この飛行機はエールフランス。
リスボンの夜(ApartHotelにて)
夜9時、リスボンに到着。ランディング直後は昼のように明るかったが、到着時は夕方の雰囲気。
でも時刻は9時。ミリタリータイム(カリフォルニアの女子高生曰く)で21時。
今回のホテルはアパートホテル。ちょっとしたキッチンが付いたアパート感覚の部屋。
「APARTHOTEL VIP EDEN」と言う、ロッシオ駅脇の建物。フロントの感じはフレンドリー。
部屋も想像通りで、広くはないが設備充実。快適に過ごせそうだ。
しかし、ここはヨーロッパのホテル。歯ブラシなどのアメニティーは少ない。
当然日本から持ってきているわけもなく、事前調査したコンビニに買い出しに行く。
怪しげな酒屋を通り過ぎてうろうろ探すも発見
できず、すごすごと引き返す。
水とワインだけでも買って帰ろうかと先程の酒屋によったらなんとここがコンビニだった。
店員は黒人のお兄さんのお姉さん。店構えは、バルセロナの旧市街の危険地帯、
鳥豊付近にあったインド人の店みたいで、とても僕好み(はぁと)。
品揃えはワインなどがメインで、石鹸や歯ブラシなどは各々1種類程度しかない。
しかもちょっとほこりをかぶった感じで(実際にはきれいだが)、なんだかわくわくしちゃう。
日本にも昔はこんな店があったよなぁ。なんと言ったっけ?
雑貨屋? と言うと自由が丘とかにある小綺麗な店になってしまう。
乾物屋、と言ったかな。田舎の小さなスーパー?かな。
小さなスーパーってなんだかマイクロギガとかみたいだけど、まぁいい
か。
話を戻すと、そこで石鹸、歯磨き、歯ブラシ、水、ワイン、シガー1本などを買った。
ここの店員も見た目は怖そうだけどとてもフレンドリーだった。
ちなみにコンビニとはいえ営業は零時まで。買い物している間に入り口が閉まった。
当然出してくれたが、「あー、閉めちゃたわ〜、でも出られないわよね〜ゴメンねー
いまあけるから〜」とか言いながら開けた瞬間に「待ってくれー、閉めないでくれー」
と言いつつお兄さんが一人入ってきた。滑り込みセーフ。良かったね。
ちなみに言語はポルトガル語と英語のチャンポン。日本語は意訳。
コンビニ店員がまさか大学院博士課程とか出ていないだろうけど、しっかり英語を話す。
ホテルのフロントも同様に、実用英語を身につけている。日本の英語教育、なんか違うぞ。
と思いつつ部屋に戻りシャワーを浴びて今に至る。
窓からは広場の夜景と乾いた涼しい風が吹き込
んでいる。気温は18度、かな。
帰りがけの道端温度計はそうだったけど、今はもう少し涼しいか。寒いに近いが。
夏だよ、これで。さっきまで胸も露なタンクトップのお姉さんたちが闊歩していた。
この人たち、日本に来たら死んじゃうよ、熱帯
雨林並の暑さと湿度で。。。
それにしても数ユーロのTINTOワインと1ユーロのシガー、旨い。
これらが日本に行くと価格が数倍になり高級品になるのだろうか。
こっちじゃ日本のカップラーメンが数ユーロらしいからなぁ。。。
さて、明日からはリスボンを満喫しよう。
妻が、何時に起きるのかと訊いてきた。答えは「起きたとき」。
僕は、「明日は何をする」と訊いた。答えは「明日の気分で」。
素晴らしい。
昨夜までのドタバタが嘘のようだ。
おやすみ。
リスボン@1日目(ApartHotelにて)
なんだか普通に起きた。いわゆる朝の時間に。でも、また寝た。結局昼頃に出発。
とりあえず空腹を満たし、ショッピングセンターに出かけることにした。
食事と言えば鳥屋だ。バルセロナ以来、何はと
もあれ鳥屋だ。
そのうちに世界鳥屋紀行を執筆する。
チキンローストの店は、おそらく世界中にあるだろうから、ネタには事欠かない。
しかし取材は大変だ。世界中に行かねばならな
い。つらいなぁ。。。:-p
さて、リスボンにも当然鳥屋はある。インターネットでの事前リサーチは完璧だ。
その鳥屋は一部の日本語ガイドブックにも出ていたが、名をBONJARDIMと
言う。
宿から徒歩数分。バルセロナの鳥屋より規模がでかい。旧市街の道を挟んで両側にある。
その道にはテーブルが並べられ、長さ15m、幅5m程度のボンジャルディンエリアを
形成している。
当然テラス席について、チ
キンロースト二人用をオーダー。
ガイドブックを見ながら気になっていたSopa、つまりスープも1つ注文する。野菜スープ。
注文はこれだけだが、ポルトガルでは「自由選択制突き出し」
がある。
この店では、パン、バター、ド
ライチーズ、謎のコ
ロッケ風唐揚げがそれだった。
これらを食べれば当然加算されるが、いらないなら下げてもらえば加算されない。
謎コロッケだけ食べないことにして、チーズをかじりながらスープを待つ。
大道芸人の音楽を聴きながらのんびりと待つ。晴天で、涼しい。
でも、後で分かったのだがこのときの気温は多分30度以上。
前夜水に漬けたタオルが朝には乾いているほどの湿度。その効果、恐るべし。
要するに快適なのである。ピカッ!カラッ!ガ
ス入水がとてもおいしい。
スープは大皿になみなみと運ばれてきた。小食の人にはこれだけでランチだろう。
ちょっと塩が強いがその塩も味があり、全体にシンプルな料理。
当然ケミカルな味などしないで大変おいしいが、シンプルすぎて日本で
はうけないかもしれない。
続く鶏は、KFC(慶応藤沢キャンパスではない)に言えば4ピース。1ピースはケンタッキーより
大きいけど。粒塩がきいていて、ジューシー。当たり前だが、鶏の味。
シンプル。旨い。
店のおじさんたちは、バルセロナみたいに大声で元気ではないけど、いい感じに働いている。
かしこまってサービスするのではなく、かといって元気に笑顔を振りまくわけでもない。
少し笑顔でゆったり給仕。でも、料理を盛った皿で食べ終わった皿を押したりするところが
ラテン系。がさつだが優しい、って某Dr.Sが言ってたっけなぁ。そんな感じ。
食後にカフェ。当然エスプレッソを持ってくる。妻にはミルクコーヒーを頼んだが、
小さいやつが来た。なぜか持ってきてからグランデが良いかと訊くおじさん。
そっちが良いというとカフェコンレチェに換わった。ビミョーないい加減さが
たまらない。
食後、地下鉄に乗ってバスコダガマショッピングセンターに向かう。ラモスとは関係ない。
地下鉄ロッシオ駅の自販機で往復切符を買って電車に乗り、数駅で乗り換えてまた数駅で
目指すオリエンテ駅。ショッピングセンターに直結。ここ、店はたくさんあって良いのだが、暑い。
冷房が入っていないので、いくら外は快適とはいえ店内は暑い。時折外に涼みに出る。
日本の夏と反対だ。
水を大量消費ながらZARAで買い物などをしていたら、夜になった。7時過ぎ。でも明るい。
オリエンテ駅のカフェ(日本のキオスクみたいな規模。カウンターだけ。椅子なし。カフェ0.50Euro)で
カフェ飲みながら妻を待っていたら、ポルトガルのおじさんに道を聞かれた、
らしい。
分からなくても答えるのがラテン流親切(ホントか?)だが、答える語学力がないので英語で
わからんししゃべれないと言ったら分かってくれた。と言うかあきらめられた。
カフェでの立ち振る舞いが板に付いてきたか?でもどう見ても僕は東洋人なんだが。
ロッ
シオに戻ったら8時。日本の夕方よりちょっと明るい。街角に表示されている気温は29度だった。
でも、涼しい。とても快適だ。梅田(えすぱ
ニョーるで湿度の意味らしい)、おそるべし。
一度部屋に戻り、休憩しながら夕食を考える。ほぼ考えるまでもなく鳥屋な
のだが。。。:-p
当然結局やっぱり鳥屋に行く。昼もかなり混んでいたが、夜は一段とにぎわっている。
テラス席はあきらめ、室内で食べる。テラスより落ち着いていて、これはこれで良い。
とりあえずビーニョヴェルデ=緑のワイ
ンを頼む。ヴェルデは若
い微発泡酒。
するとブランカヴェルデがあると言う。白い緑?確かに白ワインに少し緑を足したような色だった。
フルーティで酸味が強く、なかなか。鶏にはぴったりだろう。
しかしながら鳥屋鳥屋と言っている割にはオーダーはポルコとエビ。
スープは名物のソパ・アレンテジャーナ。
ソ
パ・アレンテジャーナもベースはシンプルなコンソメ+オリーブオイルで、とても美味。
豚と海老は普通かな。
豚にはぱらぱらライスとかりかりフライドポテト付き。ソースがとても醤油っぽかった。
海老はシンプルそのもの。
鶏と同じと思われる荒塩とオリーブオイルで味付け。付け合わせの巨大レモンをお好みで。
店内は昼のショッピングセンターと同じ現象で多少暑かったので、外でカフェする事にして
お会計。おなかはち切れんばかりのほろ酔いで30Euro弱。
店のおじさん、何となく覚えていたっぽかった。明日も来そうな予感。悪い癖、
かな。
バルセロナの鶏豊、カフェドーマ、キッチンイースト。。。
腹ごなし&夕涼みで散歩。
この界隈はレストラン街のようで、旧市街にオープンレストランがよく似合う。
みんな外で涼しげにワインと食事。所々にカフェ兼バルがある。正式名
称は何というのだろう?
どこもとても小さい。椅子なしのステンレスカウンターに
は5人も張り付けばいっぱい。
向かいの壁際にもちょっとしたカウンター。
と言うかカウンターの高さにステンレス張りの板が渡してあるだけ。
合計10人で身動き困難。しかもゴミは床に捨て、たばこは適当に吸うから、乱雑。
外には数卓のテーブルもあり、カウンターで買ったものを持ち出して勝手に飲む。
カフェはもちろん入れたてのエスプレッソで、0.5Euro以下。
時折身なりの良くないおじさんたちが来て、ワインとかシェリー酒(かな?)なりを一杯頼み、
さっと飲み干して出てゆく。所要時間数十秒。
たまらないね。
かと思うと家族連れも居たりする。
軽食もあり、立ち食いそばみたいにちょっと食べていくお兄さんもいる。
たまんないね。
店員はスペインみたいに威勢がいいわけではにけれど、冷たいわけではない。黙々と仕事をこなす。
たまんないね。
外に出れば花売りとか小物売りとか麻薬売りと
かが寄ってくるけど、いらないと言えば即退散。
たまんないね。
帰り掛けに例のコンビニで買い物。昨日と店員は違うけど、雰囲気は同じ。
会計時になぜかついグラッチェと言ってしまう。「っこれはイタリア語だった」と独り言を言うと、
「オブリガートだ」と店員。「どこから来た」と英語で訊かれ、「Japan」と答えると「アリガトゴザイマス」
「サヨナラ」と日本語。プチインターナショナル。
たまんないね。
コンビニの向かいは椅子なしカウンターのカフェバル(とは言わないだろうが)で、その隣が小さな
レストラン。そっちを見ながら「ちょっと気になるね」とはなしていたら、カウンターの向こうから
「イラッシャイマセ」と言われる。妻がついお辞儀をしたら数名の店員が皆お辞儀。変な国だ。
「ドウゾオスワリクダサイ」だって。今日はもう疲れたので明日ね、と手を振る。
日本人、そんなに来るのかなぁ。今日は一人も見かけなかったけど。
ここの人種はスペイン系(と言うのか?アメリカなどより小柄な白人)と黒いアフリカ系が多い。
インド系やアジア系はまれ。
さて、明日は月曜日。日曜の今日は寂しげだった街も活気づくだろう。市内観光でもしようかな。
リスボン@2日目(Martinho da Arcadaにて)
昨日のカフェバルでカフェしてから散歩。コ
ルメシオ広場まで来てランチ。
(以下、ベレンのカフェにて)
店はマルティーニョ・ダ・アルカーダ Martinho da Arcada。
何でも20世紀初頭の詩人ペッソーアが愛用したカフェだそうだ。観光地カフェだろうと思って
いたが料理はなかなか。例によってシンプルな味付け。興味があったポ
ルコと貝の炒め物、
カルネ・デ・ポルコ・アレンテジャーナを食
す。豚とアサリ、なかなかあうのね。
タラも素材の味を生かしており、なかなか。+パン、スープ(旨い)、ガス水とカフェでおなかいっぱい。
35Euro。
(以下、ApartHotelにて)
その後、バルセロナとそっくりなオープントップ観光バスで市内巡り。「ベ
レンの塔」、「発見のモニュメント」
まで行く。海辺の(実際には川岸の、だが川のすぐ下流は海)芝生の公園で、カリフォルニアのラホヤみたい。
公園にあった飛
行艇のレプリカが気になるが、ポルトガル語表記のため何者か不明。
カフェで休憩して、再び観光バスに乗りコルメシオに戻る。
ロッシオとコルメシオの間は数本の並行する個
性的な通りで結ばれていおり、ここを行き来して
ウインドウショッピング。カフェで休憩しながらぶらぶら歩く。ここにもZARAがあった。
少し前の日本の商店街みたいな店が多い。革のバッグとか靴は安くて良
さそうだが、7時頃に
なるとまだ日は高いが個人商店は閉まり始める。
日中は日に灼かれ、そろそろ疲れてきた。湿度は低いが、日差しは強い。
蒸し暑くはないが、
日に当たっていると暑い。とはいえ日陰で風があれば非常に快適。気温は30度以上あるが。
いつものコンビニ(って言うか乾物屋)に寄り、一度部屋に戻り、夕食の計画。
少し歩いて決めようと、鶏屋方向に向かう。鶏屋はやはり満員御礼。
そこからロッシオ広場に向かう道は、今日知ったのだが、シーフード街らしい。
呼び込みも随所でやっている。4カ国語で話しかけられた。しかも一人に、同時に。
それらの店も悪くはなさそうだが、あまり呼び込まれると逆に入らない我々。
ぶらぶら歩く。またしても麻薬を勧められる。悪くはなさそうだが、あまり勧められると逆に買
わない。
と言うわけではないが、いらない。ちなみに昼も数回お勧めされた。中毒者にでも見えるか、
僕?
途中小さなお土産屋さん兼たばこ屋でマッチはないかと訊く。マッチを探し始めるやいなや急に英語で
歌い出す女性店員。「マッチが欲しいねのね〜のね〜のね〜マッチはこの辺に〜この辺に〜あ〜ら〜
無いわ〜無いわ〜マッチはないわ〜」。ポルトガル民謡か、それ?結局
ライターを、もらった。
「今時マッチか、マッチ使用者はレアだ、ライターも売っているが特別に進呈しよう」と、流暢な英語。
そこらにあった売り物ではないライターをくれた。たばこ常用時代にはジッポライターを持ち歩いていたが、
このところシガーを時折なのでマッチなんだよ、などとくどい説明はせずに、「はははーいいねーありがとう」
と言って、ありがたくもらった。
それにしてもたばこ屋の店員がまさか大学院、、、、、以下同文のため省略。
さて食事場所は結局、滞在先の部屋から見える、いつも混んでいるレストランに決定。
こっちのレストランは、カフェもそうだが、基本は外。オープンテラス。
湿度が低く、虫も少なく、温暖だからこその文化なのだろう。当然夜のテラスはすこぶる快適。
件の食堂はシーフードがメインらしい。外から見える魚介類が食欲をそそる。
ところでカタロニアのカバに続く新たなトレンドはポルトガルのヴィーニョベルデだ。
何のトレンドかは知らないが、ヴィーニョベルデだ。今夜もまた頼んだ。
食事は、手始めにソーパ・デ・マリスコ、魚介のスープ、2.5Euro.濃厚、旨い。パンとワインが進む。
しかしつくづくパンが旨い。例の拒否権有りの付きだしで山盛り出される。パンを食べ過ぎると料理が
食べられなくなると思いつつも、ついつい進んでしまう恐るべき小麦粉加工食品もなのだ。
メインはイ
カのボイルと肉のミックスグリル。例によって味付けはシンプル。旨すぎる。
見た目は何のソースもかかっていない。オイルと素材から出ただしだけだ。
隠し味に何を使っているとかの議論ができるようなグルメではないのが残念だが、
ただ焼いただけとかに見える料理のおいしいこと!
夜だけどたたまないパラソルの下、ワイン飲む、飯食う。横は石
造りの建物、旧市街。
ウエイターたちは走り回り、てきぱきとサービス。とても気持ちがいい。
周りは、、、ほとんどがポルトガル人の様にポルトガル語が上手いような気がする。
多分大多数がポルトガル人だろう。でも、英語メニューもあって助かった。
しょっぱくないオリーブをつまみつつワインを空け、カフェで締め。合
計45euro.多すぎて残した。
さて、明日は何をしようかな。
リスボン@3日目(ApartHotelにて)
今日はロカ岬に行くことにした。ユーラシア大
陸の最西端、ここに地果て、海始まる。
昼前にロッシオ駅の売店で軽くブランチこっちはいわばカウンター文化だ。
計算機ではない。報復でもない。
小さな売店でも食べ物や飲み物を売っていれば、そこには小さなカウンターが付いている。
ただ小さなステンレスの板が張り出しているだけだ。
持ち帰りたい人は持ち帰り、そこで食べたい人はそこで食べる。
板が付いていなくても、そこで食べたい人はそこで食べる。
ショーケースの上にカフェを置き、ハムとかチーズとかが挟まったパンをかじる。
カフェ0.5Euro.当然いわゆるエスプレッソ。レイテ(レチェ、
ラテ)は倍程度。
だいたいどこでもこの程度の値段だ。
電車に乗り、数十分でシントラにつく。1.25Euro.観光案内で時刻表&マップをもらい、
駅前のカフェで一休み。カフェもレイテもいつもの価格。
まずは周遊バスでシントラの山村を回る。イタリアのコモ湖畔にあるベラッジオみたいだ。
さすがかつての貴族の避暑地。もちろん涼しい。風があると肌寒い程度に。
もっとも、下界だって避暑に来るほど暑くもないと思うが。贅沢な人たちだ。
駅前カフェの店員は親切なおじさん。そんなところはたしかに山村っぽいが、カフェが数件だけ
なんて規模ではない。街、と言った方がいいだろう。
このエリアをバスで一周した後、再びシントラ駅前からロカ岬方面のバスに乗る。
数十分で岬に到着。観光案内所で名前入りの最西端到達証明書を
作ってもらう。5Euro.
そしていよいよ大陸最西端の崖の上に立つ。前方は180度以上海だ。海に先には何も見えない。
もちろん空は見えるのだが、海と空の境が無く、「もう何もない」
感じだ。とても写
真には撮れない。
撮ったけど。
持参したハンディGPSと記念撮影。ついでに今回の旅から持ち歩き始めたボーダフォンで現住所に電話。
もちろんだれも出ないが、呼び出し音は鳴った。ユーラシアの最西端から極東の島国まで、ワンプッシュで
繋がるのね。目の前の大自然とのコントラストが妙に感慨深い。
それにしても風が強い。崖下の海に吹き飛ばされそうだ。
バスでまたシントラ駅へ。さっきのカフェでまた休憩。サンドイッチ&スープでおやつ。
こっちのサンドイッチは素朴。ハイジのパンに焼いたビーフを挟むと、ビー
フサンド。
ハムとチーズを挟むとハムチーズサンド。当たり前だが。余計なものは加えない。
ロッシオに戻り少し部屋で休憩。これを記す。妻睡眠→元気に復活。
時刻はすでに夕方、の感覚だがすでに7時過ぎ。まだ明るい。
この部屋ではくスリッパ(革)を求め、近くの靴屋に寄ってからショッピングセンターに向かう。
収穫なし。タクシーを捕まえてエルコルテイングレスヘ。当然バルセロナのではなく、リスボンの。
最近ポルトガルにも進出したらしい。バルセロナと同様午後10時まで営業。
ここで大収穫。求めていたスリッパを発見。しかも27Euro.
同じブランドの革バッグとかもすべて欲しくなるが、ぐっと我慢。旅はつらい。
10時前、バス停でバスを待ち、ロッシオに戻る。荷物を部屋において食事に出かける。
今日はもう鶏屋もラストオーダー。軽くいこうと、近くのカフェバル(造語)に向かう。
どこのバルにもある名物のEscabeche de Porco(豚耳マリネ)
とかカ
タツムリとかのつまみ系、
生ハムサンドとビールで夕食とする。その後、麻薬を勧められながらふ
らふら歩き、広場近くの
バルのポルトワインで締める。ここもやはりショウウインドウ上で飲食するスタイル。
客層は、怪しい。入れ墨した人とか、身なり悪
い人とか。。。。
誰も我々を気にせず、勝手にやっているところが何とも言えず素晴らしい。
東洋人なんて店には一人もいないのに。我々も勝手に楽しむ。
でも、隣とちょっと目があったりすると、お互い少し眉を上げてみたり程度のコミュニケーションはする。
お互い観光客だと、「その料理いいか?」、「なかなかだよ」、「なんて頼めばいい?」、
「知らないけど、あのウインドウにあるヤツ」」とかね。
この距離感と一体感のバランスが心地良いんだ
よね〜。
いつものコンビニで買い出しして、部屋に戻る。
さて、明日はバイロアルトあたりか?
リスボン@4日目(ApartHotelにて)
今日は近場の散策。メインはアルファマ地区、と言うかサン・ジョルジェ城。
山の上のこの城はリスボン市街のあちこちから見えて気になる存在。
手始めに近くのバルで軽く朝食。スープとカフェ。ここまでの道は日が照りつけ、とても暑かったが、
日陰のオープンカフェは気持ちいい。寒いくらいだ。低梅田のなせる技
だ。Gooooooooooooood!
目的にまでは大した距離ではないのだが、坂道がとてもきついので路面電車に乗ることにする。
が、なかなか来ない。なんかあったのか?
隣に並んだ厳つい顔の小柄なポルトガルのおじさんが、いろいろ話しかけてくる。
「遅いな〜、30分以上待ってるぞ」、
「このぶんだと車内は混むからリュックは前に回した方がいい」(想像)。
後ろに来た観光客には「並んでるから列の後ろに」と交通整理もする、
気さくなおやじ。
あきらめかけた頃に、やっと路面電車が来た。混んでる。疲れたので様子見で終点まで行く。
出発点のバイシャ地区からロッシオ付近までほぼ一周した。
再び同じ乗り場から路面電車に乗り、サン・ジョルジェ城下まで行く。
石畳の坂をふぅふぅ登り、お城に到着。
いかにもヨーロッパという感じの石造りの城から、リ
スボン市街を見渡す絶景が広がる。
どうやらこのところフェスティバルをやっているら
しい。
入り口にあったパンフレットはポルトガル語表記だが、たぶん今夜は5時半頃からコンサートが始まり、
10時半からフラメンコをやるらしい。
そのためすでに出店が並び、夜に備えている。その出店の中にハ
モンセラーノを発見!。
スライスして皿に盛ってもらい、ビールと共に食す。6Euro.当然旨い!調子に乗ってもう
一皿もらう。
そしてベンチで昼寝。涼しい風と澄みきった青空。それに飽きるほどのハモン。この世の楽園。
帰りは坂道の下りなので、歩いて戻る、途中大聖堂に寄り道。
やはり日向の外は暑いのだが、聖堂の中はひんやりと涼しい。
しかしまた歩き始めると、暑い。坂を下りきったバイシャのカフェで休憩。ZARAで買い物。
日向は暑いので、ホテルに戻り屋上のプールで休憩することにした。すでに4時過ぎだが、まだ真昼。
絶景のプールからは先のサン・ジョルジェ城も
見える。気分良く昼寝。ぐ〜。
贅沢なことだが、水に浸かってあがると寒い。日差しは暑いが、風が吹くと寒い。乾燥してるのね。
昼寝で復活したところでまずは腹ごしらえ。まだ7時で、あたりも全然明るいが、早めの食事。
ちょっとご無沙汰だった鶏屋にGo!。野菜スープ(シンプル、あつあつ、旨い)、鶏(シンプル、あつあつ、旨い)、
ビーニョベルデ、付け合わせはパンとドライチーズ、バカリャウ(干しダラ)コロッケ(シンプル、あつあつ、旨い)。
今日は「ピリピリ」と言う名のソースもつけ
る。要するに唐
辛子のオリーブオイル漬け。味はピリピリ。
カフェで締め。23Euro....
そろそろ夕方、午後9時。フラメンコにはまだ早いので、バイロアルトを下見。ケー
ブルカーで急坂を登る。
ここも絶景。夕
日のサン・ジョルジェ城や市街地が美しい。ふ〜。
再びケーブルカーで急坂を降り、バス停まで歩いてバスでサン・ジョルジェ城へ。
賑やか!。ライトアップされた城、屋台、会場を埋め尽くす楽しそうな人々。楽しい。
会場は二つあり、フラメンコは奥の会場。橋を渡り、城壁をくぐり、回廊を抜けた城の中庭。
すごい盛り上がり。楽しい、の一言。マトリッ
クス2のザイオンのシーン、、埃っぽいバージョン。
フラメンコが1つ終わると、「わーーーー、ぱちぱちぱち」。会場から有志が舞台に上がり、
プロ顔負けのフラメンコを披露。「わーーーー、ぱちぱちぱち」。つい
でにそこらでみんな
それっぽいものを踊り始める「わーーーー、ぱちぱちぱち」。いいねー、ラテンだね〜。
アジア系など我々しかいないのに、みんな気にする様子もなく、ポルトガル語で話しかけてくる。
ビールを飲み散らかし、ところかまわずタバコを吸い、乾杯したり、踊ったり、ちゅーしたり。
いきよう、楽しもう、明日もがんばろう。生命のパワーだ
ね。
零時を過ぎるとそろそろ中庭会場はお開きムード。入り口付近の広場に移動。
再び昼のハモンセラーノを食し、ビール。やっぱうまいね〜、生ハムは。
日本で言うなら秋のようなそよ風に、リ
スボンの夜景もまた格別。く〜っ!
帰りは石畳の下り道を歩く。薄暗い旧市街だが、危険は感じない。この街、ほとんど敵意を感じない。
確かに怪しい人は多いし、麻薬も売りに来る。アフリカ系がたむろしている一角もあるし、カ
フェで
食事をしているといろいろな人がものを売りに来たり、楽器を演奏してチップをもらいに来る。
しかしみんなしつこくないし、敵意もないのだ。いやなときはノーと言えばいいし、あげたければ
チップをあげればいい。同じ民族は集まりたがるだろうが、他のことは気にしてない。
強い日差しと乾燥した晴天が続く国には、こんな明快な文化が育つのだろうか。。。
リスボン@5日目(ApartHotelにて)
今日はバ
イロアルトを探索。昼はショッピング街。夜はファド街になるらしい。
良さそうなレストランもたくさんある、っぽい。その名の通り高台にあるので、
ケーブルカーで登り、坂の多い街を探索。歩くと暑い。でも日陰は涼しい。低梅田。
この国はスープが好きらしい。ガイドブックに
もたくさんのスープが載っていたが、
街でもよく見かける。暑いのに、昼から結構みんな飲んでいる。朝か夜のスープは良いけど、
昼はちょっとつらい。アグア・コン・ガスかカフェが良い。
夕食はまたまた鶏屋。いい加減覚えられた。
注文するより前に向こうから訊かれた。
鶏屋の感想はいつも通りなので省略。
その後、またしてもお
城のフィルティバルに向かう。
途中で1種類のジンジーニャ(ginjinha)だけを
扱う、3人張り付けばいっぱいの
カ
ウンターしかない店を発見。客層は例によって怪しげだが、害はなさそう。飲む。
エスプレッソほどのカップにサクランボ入り。甘い。強い。あまりにも店が狭いので、みんな外に持ち
出して飲んでいるので、まねをする。
なぜか目があった黒人グループの一人が乾杯と言ってくるので、こっちも乾杯。
「これ良いだろ」、「良いね」、握手。
お城に向かう。もちろん昨夜と同様、生命の躍動。
同席した夫婦の奥さんが英語を話す。入り口で配っていた「Doritos」をして、「これは嫌いだ」と言う。
食べてみて分かった。味がケミカルだ。「ケミ
カルだよね」と言うと、「そうだ、嫌いだ」と返す。
旦那はぼりぼり食べていたが。その夫婦が買ってきたつまみ類を彼女に勧められる。もらう。
こっちも生ハムを勧める。周りの人とも時々目があう。うなずき会ったり、親指立てたり、
それだけのコミニュケーションだが、いい感じだ。すっかりいい気分。
零時過ぎに部屋に戻る。明日は、妻が帰り、僕はドイツ。さ
らばリスボン。ラテン系の街。

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