Jelena Dokic Tour Results: Interviews

Cover Interview with Jelena Dokic

"Tennis Classic break" Monthly Magazine - Issue No.282
Tokyo, Japan
05 November, 2002 (05 October, 2002)
Published by Nippon Bunka Publishing Co,.Ltd.

Interviewed at Le Meridien Grand Pacific Tokyo
during the Toyota Princess Cup 2002.

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 エレナ・ドキッチ 来日インタビュー

99年のウィンブルドンで
いきなりベスト8進出という偉業を成し遂げて以来、
常に世界中から一目を置かれているエレナ・ドキッチ。
ランキングもトップ5入りを果たし、
ウイリアムス姉妹を倒しえる存在として
期待が高まる彼女に近況を聞いた。

〇写真/明石九三
〇協力/ホテルグランパシフィックメリディアン

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 「わたしは忙しい!」

 セレナ・ウイリアムス、キム・クリスターズといった世界の強豪が集
結した『トヨタ プリンセスカップ 2002』。準決勝で惜しくもクリ
スターズに敗れたものの、ディフェンディングチャンピオンの名にふさ
わしい力強いプレーを見せてくれたエレナ・ドキッチに、近況や今後の
目標について聞いた。


 とにかく忙しくてストレスを発散する暇もないの


−−今回の来日中はどこかにでかけましたか?

「いいえ、全然。時間に余裕がないので、どこにも行けないの。日本食
はそれほど好きではないので、パスタなどふだんと変わらない料理を食
べているんだけど、母親がおすしが大好きなので一度だけつきあわされ
たわ(笑)」

−−トップ選手の中でも、あなたは非常に多くの大会に出場していてス
ケジュール的にハードだと思いますが、どうやってリラックスしていま
すか?

「休む暇どころかストレスを発散させる時間もまったくないの。昨年か
らずっと毎週のように試合が続いていたので、できればこの年末は少し
時間を見つけてリラックスしたいわ」

−−移動中の飛行機では何をしているの?

「とにかく寝ている(笑)」

−−ところで、テニスを始めたのはいつからですか?

「6歳のとき」

−−テニス以外のスポーツをしていた経験は?

「テニスで忙しくて他のスポーツをやる暇なんてなかった」

−−モチベーションが下がったり、フラストレーションがたまることは
ないんですか?

「世界中を旅しなくてはいけないし、すごく忙しくて疲れるけど、テニ
スが好きだし、それだけに集中しているので、モチベーションを失った
りすることはないわね」


 展開力を磨いてさらに上を目指したい


−−転戦している中で、好きなツアーや国はありますか?

「う〜ん、どこか一つを選ぶのは難しい。忙しくて楽しむ暇がないけど、
それぞれに違う魅力があると思うわ。グランドスラム大会ではウィンブ
ルドンがいちばん好き。すごく権威がある大会だと思っているし、やは
り特別だと思う」

−−他の選手と一緒に過ごしたり、練習したりすることはありますか?

「彼女たちとは常にライバルなので、仲よくなるのは難しい。特に親し
い人もいないわね」

−−試合に集中するために行う習慣はありますか? 例えば音楽を聴い
たりだとか……。

「どういうふうにプレーしようかなということは頭に描くけど、考えす
ぎないようにしているの。でも、音楽自体は好きなので、英語の音楽な
らジャンルやアーティストにこだわらず結構聞いているわ」

−−昨年くらいから、コンスタントに勝っていい結果を出せていると思
いますが、どういうところが変わってきたと思いますか?

「ここ数年間でプレーが成熟してきたと感じている。経験を積むことに
よって、精神的にもタフになって安定してきたし、同時にフィジカル的
にも向上してきていると思う」

−−逆にもっとよくしていきたいという部分は?

「サービスとリターン。サービスやリターンがもっとよくなれば、他の
プレーにもよい影響が出ると思うので、いつも第一に考えているわ」

−−現在、上位の選手はウイリアムス姉妹をはじめ体格がいい選手が多
いですが、どういうところを生かして上を目指そうと考えていますか?

「確かに体格がいい選手が強いけど、テニスはゲームだから、力や体格
だけがすべてじゃない。どこが弱いか?欠点はどこか? といったこと
をよく考えて、展開力で勝負したいと思っています」


[Photo] 試合後、夕食も済ませずにそのままインタビュー開始。さすが
        に、ちょっと疲れた様子のドキッチだった


−−体格が小さい日本の選手にも参考になりそうですね。

「すべては体格の問題ではなく、個人的な問題だと思う。どれだけ練習
するかが重要なんじゃないかしら。そういう意味では、日本の選手にも
十分チャンスはあると思う。もちろん練習だけでなく、精神力を鍛える
ことも大切だと思うけど」

−−最近は東欧の選手の台頭も目立っていますが。

「彼女たちは、他の選手たちよりよく練習しているし、すごく真剣に取
り組んでいる。国が貧しいだけに、ハングリー精神が強くて、テニスに
対してシリアスで向上心が強いとも感じるわ。そうした精神力や練習の
ときの意識の違いが背景にあると思う」

−−ウィンブルドンでは、その中の一人、ダニエラ・ハンチュコワと対
戦していますが、どのような手応えを感じましたか?

「自分としては満足できない試合だったので答えにくいんだけど……。
もっとうまく試合をリードできるはずだったのに、調子がよくなかった
の。彼女がどうこうと言う前に、自分自身に問題がありすぎた」

−−ところで、少し前から新しいラケット(HEAD『i.x6』)に変わった
ようですが?

「ええ。今のラケットはすごく気に入っているの。昔からヘッドのラケ
ットを使っているんだけど、バランスがよくて使いやすいので、すごく
自分に合っていると思う」

−−何かメーカー側に特別に要求していることはあるんですか?

「使用するまでにかなりの時間を費やしているけど、最初から細かい要
求をしているわけではなくて、メーカー側が提案してきたものをいくつ
か試打してから、重さやバランスなどについて細かい指示を出している
の。共同作業によって自分に合ったラケットを作り上げていく感じかな」

−−日本では『テニスの王子様』というテニスマンガの影響で、テニス
をする子どもたちが増えているのですが、そうした子どもたちに向けて
メッセージをお願いできますか?

「テニスマンガがブームなのは聞いたわ。テニスで強くなりたければ、
とにかく頑張って練習すること。そして、例えばトップ10に入るとか、
何か目標を持って常にモチベーションを上げることが大切。好きなテニ
スを一生懸命やって、目標を持ってそれに向かっていってほしい」

−−最後に、次の目標は何ですか?

「前向きに戦い続けて、まずはトップ10圏内にいること、そしてトップ
5以内のランキングをキープしたい。そのためには、やはりコンスタン
トに試合に出ることが必要になるけど、ことしは28か29くらいの大会に
エントリーしてハードすぎたので、来年は体のためにもう少し出場数を
抑えてコンディションを整えて試合に臨みたいと思っています」

Jelena Dokic Interview

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[Photo] ● Profile ●

1983年4月12日生まれ。国籍:ユーゴスラビア。身長175cm、体重60kg。
WTAシングルスランキング5位(9月23日現在)。ことしはサラソタ・
オープンとDFSクラシックで優勝を成し遂げ、全仏ではベスト8に進出

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The interview article quoted from the Tennis Classic break.

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