検診

岡山市では 勤め先などで健診を受ける機会がなく 該当年齢の岡山市民の方に対してがん検診をおこなっています。

当院では岡山市健康診断(岡山市国民健康保険特定健康診査(メタボ健診)・肺がん・大腸がん・前立腺がん・肝炎・後期高齢者健診を行っています(胃がん・子宮がん・乳がんは当院では行っていません)。

会社用の企業健診については、自由診療のページでお知らせしています。

 

岡山市健康診断について(6月1日~12月31日)

機器写真


大まかな内容は下記のとおりですが、詳しくは、岡山市のホームページをごらんください。

各検診の対象者年齢はその年度に誕生日を迎えた時点での年齢となります。

平成28年度から 岡山市のがん検診が変わりました!
◆ワンコイン検診を始めます
   肺がん検診、乳がん検診は、自己負担金500円で受診できるワンコイン検診を始めます。
   ぜひ、ご利用ください。
◆70歳以上の方も検診は有料となります。
   70歳以上の方も、検診はすべて有料となります。
   65歳~69歳で後期高齢者被保険者証をお持ちの方は70歳以上と同じ自己負担額となります。
◆胃がん検診
   対象年齢が50歳以上の方で、その年度に偶数年齢に達する方で、2年に一回となります。     検査方法はエックス線検査(バリウム検査)と内視鏡検査(胃カメラ検査)から選べます。
   (当院は平成31年度以降、胃がん検診をしませんが、ピロリ菌の検査をお勧めしています)

検診料金が無料になる方

市民税非課税世帯の方・生活保護等受給世帯の方は、後期高齢者健診・がん検診(前立腺がん検診を除く)が無料で受診できる「無料券」が交付されます。
検診を受ける前に申請し、受診時に提示してください。
市民税非課税世帯の方(申請先 区役所・支所・地域センター・保健センター健康づくり課  電話086-803-1263。 申請方法 窓口・電話)。 生活保護等受給世帯の方 (申請先 管轄の福祉事務所。 申請方法 窓口など) 。


採血がある健診は、前日の夜9時以降は絶食です。
お茶や白湯など、糖分の入っていない水分は摂ってもかまいません。

クーポン券や無料券のご利用は、必ず受診前にご提出ください。
当日・後日にかかわらず、受診後のご提出は返金いたしかねます。
※クーポン券や無料券をご利用の方は、保険証または免許証をご持参ください。

レントゲンを用いた検診については、当日に簡単な検査結果の説明をします。正式な結果説明は、岡山市医師会でのダブルチェックのため、最終結果は翌月月初め以降に、結果を聞きに来院してください。

その他の健診については、採血結果や結果表の準備ができる1週間後以降に、結果を聞きに来院してください。

岡山市の健診は委託事業ですので、クレジットカードのご利用はできません。

◦健康手帳やまた健康診査カードが必要な場合や、健康手帳の実施欄がいっぱいで書き込めない場合は、保健所・保健センター・福祉事務所等で発行してもらってください。 【お問い合わせ先】岡山市保健所 健康づくり課 TEL:086-803-1263


■特定健診(メタボ健診)40~74歳 前日夜9時以降、絶飲食です。

•職場等で健康診断を受ける機会のない、岡山市在住の40歳以上75歳未満の方
(国民健康保険に加入している40歳以上の方・協会けんぽ等に加入している40歳から75歳未満のご本人または扶養者の方)。
•35~39歳の岡山市国民健康保険被保険者は「35歳からの健康診査」を受診できます。

問診・診察・身体測定・血圧・尿・採血(AST、ALT、γ-GTP、コレステロール(岡山市国民健康保険にご加入の方のみ)、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、尿酸、クレアチニン、血糖またはHbA1c)
場合によって、心電図・貧血検査・眼底検査が追加されます

料金:特定健康診査受診券の券面額

【お持ちいただく物】保険者から配布される受診券(必須)・健康保険被保険者証(必須)・健康手帳(お持ちの方)・健康診査カードまたは岡山ふれあいカードや助成券(お持ちの方)


■肺がん検診(胸部レントゲン+喫煙係数600以上の方は喀痰検査)40歳~

喀痰検査は、50歳以上で喫煙指数(一日に喫煙するたばこの本数×喫煙年数)が600以上の人が対象です。

【お持ちいただく物】健康手帳(必須)・健康診査カードまたは岡山ふれあいカード(必須)・クーポン券(お持ちの方)・無料券(お持ちの方)


■大腸がん検診(便潜血検査)40歳~:採便キットをお渡ししますので事前にご来院ください。4日以内に採取してください。女性の方は生理中を避けてください。

【お持ちいただく物】健康手帳(必須)・健康診査カードまたは岡山ふれあいカード(必須)・クーポン券(お持ちの方)・無料券(お持ちの方)・採便キット


■前立腺がん(血液検査)50歳~:市民税非課税世帯の方・生活保護等受給世帯の方も、この検査は無料にはなりません。ご了承ください。

【お持ちいただく物】健康手帳(必須)・健康診査カードまたは岡山ふれあいカード(必須)・クーポン券(お持ちの方)・無料券(お持ちの方)


■肝炎ウイルス血液検査(B型+C型肝炎):40歳以上で、今までにこの検査を受けたことのない方、今年度の健診などで肝機能の異常を指摘された方

【お持ちいただく物】健康手帳(必須)・健康診査カードまたは岡山ふれあいカード(必須)・クーポン券(お持ちの方)・無料券(お持ちの方)


■後期高齢者等健診:75歳~(後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方)または40歳以上で生活保護等を受給されている方。前日夜9時以降、絶飲食です。

•後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方
•40歳以上で生活保護等を受給されている方

問診・診察・身体測定・血圧・尿・採血(AST、ALT、γ-GTP、コレステロール、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、尿酸、クレアチニン、血糖またはHbA1c)
場合によって、心電図・貧血検査・眼底検査が追加されます

【お持ちいただく物】健康手帳(必須)・健康診査カードまたは岡山ふれあいカード(必須)・後期高齢者医療被保険者証(75歳~)・無料券(40歳以上で生活保護等を受給されている方)



■特定健診(岡山市国民健康保険 特定健康診査): 岡山市国民健康保険に加入している40歳から75歳未満の方

施設写真

一般健康診査は医師による診察と採血・採尿・身体測定を主にした検査です。実施項目・正常値は自治体により若干異なりますが、次のような項目を調べます。

①内科診察
②身体計測(身長、体重、腹囲、BMI)
③血液検査
AST、ALT、γ-GTP、コレステロール、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、尿酸、クレアチニン、血糖またはHbA1c
④尿検査

対象:岡山市国民健康保険以外の健康保険に加入する40歳から75歳未満の本人・扶養者の方

協会けんぽ・健康保険組合・共済・国保組合などの健康保険に加入の40歳以上の方は、ご自分の加入する健康保険(医療保険)へお問い合わせ下さい。

 



一般健診の結果のみかた



 肥満について
男性に多く見られる上半身肥満は、内臓脂肪型肥満が多く、糖尿病、高中性脂肪血症などと関連しており動脈硬化を促進し、脳卒中、心筋梗塞などによる死亡率を高めます。これに対して閉経後の女性に多く見られる下半身肥満は、エストロゲン(女性ホルモン)の代謝に関連し、主として腰の回りに脂肪がつきます。これは、良性肥満で病的意義は比較的少ないとされています。BMIは男性では20-24が、女性では19-23が標準です。肥満になると数値が高くなります。

 血圧について
健診で測った血圧が高い場合には白衣高血圧のような緊張が原因の場合もあります。高いとされた方は、本当に高いかどうか日を変えて何回か計ってみてください。正しく計った血圧が何度も高い場合には医学的管理が必要です。測定結果を医療機関で見てもらうようにしましょう。正常血圧は上が130未満かつ85mmHg未満をいいます。60歳以上では、男性の25-30%、女性の30-35%に高血圧が認められます。

 血算について
ヘモグロビン(Hb)、赤血球(RBC)、ヘマトクリット(Hct)の正常値は検査期間によっても異なりますが、ヘモグロビン(Hb)は 男性13-18 g/dl、女性11-15 g/dl、赤血球(RBC)は男性400-540 万/μl、女性380-490 万/μl、ヘマトクリット(Hct)は男性36-52 %、女性34-45 %です。このような健康審査用紙に記載されている正常値は成人の正常値で、高齢者では項目によりかなり違いがあります。高齢者の正常値の基準は、一般に低くなります。

 GOT(AST),GPT(ALT)について
GOT(AST)の正常値は10-40 IU/LGPT(ALT)の正常値は5-45 IU/Lです。GOT(AST)は細胞障害の程度を、GPT(ALT)は肝障害の程度を表します。これらの値が高い場合は、肝障害、心筋・筋肉障害などが考えられます。男女ともに1割前後に異常が認められます。

 ZTTについて
ZTTは、血中のγ-グロブリンと相関します。肝硬変・肝機能障害等で増加しますが、膠原病、リウマチ等でも高値を示す場合があります。特に若い女性の場合は、膠原病の検査をしておく必要があります。加齢に伴いr-グロブリンが増加するため、高齢者ではZTTが高くなります。正常値は10 U以下ですが、高齢者の場合は13 U以下は正常と考えてよいでしょう。

 BUN(尿素窒素)、クレアチニン(Cr)について
BUN(尿素窒素)の正常値は8-20 mg/dl、クレアチニン(Cr)の正常値は男性0.7-1.5 mg/dl、女性0.5-1.2 mg/dlです。これらは腎臓の働きが低下すると高くなります。BUNは、測定時の体内の水分の状況など個人差が大きく、少し高くても必ずしも異常とはいえません。また胃潰瘍など消化管出血があっても増加します。クレアチニンは、筋肉の量に比例しますので、男性のほうが女性より、高い傾向が見られます。加齢による腎機能の衰えとともにクレアチニンも増加します。クレアチニンが1.5以上で尿潜血や尿蛋白、高血圧、糖尿病がある場合は要注意です。クレアチニンが2以上になるとすでに慢性腎不全に陥っている可能性があります。

 UA(尿酸)について
UA(尿酸)の正常値は男性3.5-7.0 mg/dl、女性2.5-6.0 mg/dlです。高尿酸血症は腎・尿路結石や痛風になるだけでなく、動脈硬化を促進し心筋梗塞等がおきやすくなります。高めの方はアルコールを減らし、シラス、ししゃも、貝等内臓が含まれているものや、いくら、数の子、たらこ等のような卵ものを避けましょう。

 CHOL(コレステロール)・TG(中性脂肪)・HDLコレステロールについて
コレステロールの基準値は、一般に男女共に220 mg/dl以下とされていますが。狭心症などであれば、できるだけ(180 mg/dl以下まで)下げておく必要があります。また糖尿病、高血圧等、ほかに動脈硬化因子を持つ場合は200 mg/dlが正常値になります。240 mg/dl以上は薬物治療の対象になります。中性脂肪の正常値は150 mg/dl以下です。ただし中性脂肪は食事の影響を大きく受けるので空腹時採血での判定が必要です。中性脂肪300 mg/dl以上は薬物治療の対象になります。HDLコレステロールは善玉コレステロールと言われています。正常値は40 mg/dl以上です。高脂血症は、高血圧と同様に、心臓病、脳血管疾患の危険因子です。高めの方は、食事指導、生活指導を受け、再検査してください。

 血糖について
血糖の正常値は空腹時の採血で70-110 mg/dlです。空腹時血糖値が126 mg/dl以上は糖尿病です。110から125 mg/dlまでは境界型です随時血糖(1日のうちのいつでもよい)が200 mg/dl以上は糖尿病と診断されます。血糖が高い場合には、糖尿病の可能性があります。尿糖やHbA1cやブドウ糖負荷試験により糖尿病かどうかの診断が必要です。

 HbAlcについて
HbAlcの正常値は5.8 %以下です。HbAlcは過去1ヶ月間の血糖レベルの指標です。HbAlcが高いと糖尿病の可能性があります。血糖や尿糖、ブドウ糖負荷試験などにより糖尿病かどうかの診断が必要です。

 検尿(尿蛋白、尿潜血、尿糖)について
尿潜血は陰性または偽陽性が正常です。尿潜血は、膀胱炎・腎炎・尿路結石・生理的出血などで見られます。目でみてわかる肉眼的血尿の原因は、高齢者では癌が最も多く、(若い人では結石が多い)すぐに精密検査をする必要があります。検査してわかる顕微鏡的血尿の場合は、腎嚢胞や、遊走腎のことがしばしばあります。
尿蛋白は陰性または偽陽性が正常です。尿蛋白が陽性の場合は、膀胱炎などの疾患の他、腎障害、運動性、発熱性などの原因があり日を改めて再検査が必要です。尿糖はほとんどの場合は糖尿病が原因です。

 心電図について
心電図では、心筋虚血は、男女ともに1割以上に認められる報告があります。心房細動は、男性の4%、女性の2%にみられました。頻脈性の心房細動は、脳卒中の原因となりますので、治療する必要があります。不整脈の中でも心室性期外収縮も、タイプによっては突然死の原因となることもあり、精査の必要があります。


がん(癌)検診について

最近の人口あたりの死因は1位がガン(約3割)、2位が心臓病、3位が脳卒中になっています。
【平成26年推計数】
・出生数 100万1,000人(前年確定数より2万9,000人減)
・死亡数 126万9,000人(前年確定数より1,000人増)
・主な死因の死亡数 第1位 悪性新生物 37万人
          第2位 心疾患   19万6,000人
          第3位 肺炎    11万8,000人
          第4位 脳血管疾患 11万3,000人

また、年代別には35-84歳までの死因のトップが癌になっていますがんを完治させるために最も重要なポイントは、早期発見と早期治療です。

ところが、がんの場合 病巣がある程度大きくならないと目立った自覚症状は出ません。そこで、定期的な検査が重要になります。

がんは、中年以降発病するケースが多い病気です。40歳前後から自治体から定期検診の受診を勧められ、健診費用の補助もあります。定期検診をを積極的に受けるようにしましょう。

がん検診は下の表のように、1次検診と2次検診(精密検査)があります。 1次検診で異常を指摘された場合は2次検診が必要です。 要精検率とは、1次検診を受けた人のうち、精密検査が必要な人の割合のことです。

部位 一次検診 要精検率 二次検診
問診、胃X線撮影(間接撮影) 約15% 胃内視鏡検査、生検(疑わしいところから組織などを少し切りとって検査すること)、X線CT撮影など
問診、胸部のX線間接撮影。高危険群(喫煙本数、喫煙歴の長い人など)については痰を検査 約4~5% X線CT撮影、気管支鏡検査、生検、喀痰検査など
大腸 問診、免疫学的便潜血検査(目では見えないわずかな出血を検査する) 約6% 大腸内視鏡検査、注腸レントゲン検査、X線CT撮影など
子宮 専門医による問診、視診。顕微鏡検査(子宮けい部から綿棒などでとった検体を検査) 約1~2% コルポスコープ(拡大鏡)、生検、X線CT撮影など
乳房 問診、専門医による視診、触診 約4~5% X線マンモグラフィー、超音波検査、分泌物の細胞診、生検、X線CT撮影など