高血圧の治療
高血圧の予防・改善の基本は降圧剤ではなく、あくまでも生活習慣の改善にあります。
食事療法、運動療法が基本です。
個人差がありますが、減塩、運動、減量を実行すれば5-30mmHg程度血圧は下がります。
肥満の人は減量できれば必ず血圧は下がってきます。
減量の効果は1kgあたり1〜2mmHgの血圧低下が期待できると言われています。
喫煙自体が動脈硬化をさらに促進し、寿命を大幅に縮めます。
タバコを1本吸うと30分くらい血圧が約10mmHg上がると言われています。
とくに高血圧には影響が大きいので、まず禁煙して下さい。
お風呂は血液の循環を改善しリラックスさせる効果もあります。
しかし、入浴時間はできるだけ夜にして朝寝おきの入浴を避けましょう(朝の方が血圧が高い)。
また、温度は熱いお湯(42度)をさけ、ぬるめの35-38度くらいにしましょう。
入浴時間は約20分程度を目安にしましょう。
入浴時には急に立ち上がると立ちくらみを起こしやすくなりますので注意しましょう。
夜はなるべく夜更かしを避け、ぐっすりと寝るようにしましょう。
トイレで力むと血圧が上がります。
便秘がちな方は日頃から水分を十分にとり、繊維質の物を多めに食べましょう。
また、洋式トイレの方が安心です。
排尿時にはなるべく尿を我慢せずに行くようにしましょう。
尿を我慢すると血圧が上がりますが、排尿時には一気に血圧が下がり脳貧血をおこし倒れてしまうこともあります。
暖かいところから寒いところに行くと血管が急に収縮して血圧が上がります。
しっかりと暖かい服装で出かけるようにしましょう。
普段の服装もあまりきつい物を選ばず可能ならばノーネクタイ・ノーコルセットにしましょう。
まずは、生活習慣の是正を行いましょう!下表に2003年JNC-VII(アメリカ高血圧合同委員会)の示す、生活習慣の是正項目とその効果を示します。
高血圧管理のための生活習慣修正(2003年JNC-VIIガイドラインより)
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BMI 18.5-2.9を維持 |
5-20 mmHg/10-kg減少 |
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多めの果物、野菜と飽和脂肪酸が少な目の低脂肪食品 |
8-14 mmHg |
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100 mEq/L(Naで2.4g, NaClで6g未満) |
2-8 mmHg |
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1日30分以上の有酸素運動 |
4-9 mmHg |
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男性で1日エタノール換算で 30mL以下、女性で15mL以下 |
2‐4 mmHg |
高血圧の管理・治療指標
WHO1999年のガイドラインに沿って説明した後、最新の2003年JNC-VIIのガイドラインも紹介します。
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至適血圧は上が120mmHg未満かつ下が80mmHg未満です。 130mmHg未満かつ85mmHg未満が正常血圧です。 130-139または85-89を正常高値血圧といいます。 140-159または90-99mmHgを軽症高血圧といいます。 160-179または100-109mmHgを中等症高血圧といいます。 上が180mmHg以上または下が110mmHg以上を重症高血圧といいます。 |
管理・治療指標は少しわかりにくいので、下図を見ながら読んで下さい。

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臨床的心血管疾患 これらの疾患がある場合には130mmHgまたは85mmHg以上で、ライフスタイルの改善とともに薬物療法を行います 脳血管疾患(虚血性脳卒中(脳梗塞)・脳出血および一過性脳虚血発作) 心疾患(心筋梗塞・狭心症・冠動脈再潅流・心不全) 腎疾患(糖尿病性腎症・糸球体腎炎・その他の腎不全) 血管疾患(解離性大動脈瘤・症候性動脈疾患・進行した高血圧性網膜症) |
140-159または90-99mmHgを軽症高血圧といいます。
さきほどもでてきた臨床的心血管疾患がある場合には直ちに薬物療法を行います。
また、臨床的心血管疾患の前駆状態と考えられる状態(標的臓器障害)の所見がある場合にも、ライフスタイルの改善とともに薬物療法を行います。
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標的臓器障害所見 これらの疾患がある場合には140mmHgまたは90mmHg以上で、ライフスタイルの改善とともに薬物療法を行います 左室肥大 尿蛋白または血清クレアチニン1.2〜2.0mg/dl 超音波・放射線検査で動脈硬化性プラークの存在 網膜動脈の全体的あるいは局所的狭窄 |
また、140-159または90-99mmHgの軽症高血圧でも下記の危険因子が3つ以上あれば、ライフスタイルの改善とともに薬物療法を行います(危険因子が3つ以上の中等症高血圧も)。
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危険因子 加齢(男性55歳、女性65歳以上) 喫煙 糖尿病 高コレステロール血症心血管疾患若年発症家族歴 HDLコレステロール低下 LDLコレステロール増加微量アルブミン尿 肥満 運動不足の生活様式 フィブリノーゲンの上昇耐糖能異常 心房細動 アルコール過剰摂取 経済状態 |
140-159または90-99mmHgの軽症高血圧でこれらの危険因子が1〜2つであれば、1年間、ライフスタイルの改善で経過観察します。
また160-179または100-109mmHgを中等症高血圧といいます。
中等症高血圧で、これらの危険因子が1〜2つであれば、半年間、ライフスタイルの改善で経過観察します。
上が180mmHg以上または下が110mmHg以上を重症高血圧といいます。
この場合は危険因子の有無に関わらず、直ちに薬物治療を行います。
降圧目標は年齢・疾患により少し異なります。腎障害や糖尿病を伴う場合にはより低めにします。
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降圧目標 若 年 ・ 中 年 :130/85mmHg未満 高 齢 者 :140/90mmHg未満 糖 尿 病 が あ る 場 合 :130/85mmHg未満 腎障害があり蛋白尿1g/日未満 :130/85mmHg未満 腎障害があり蛋白尿1g/日以上 :125/75mmHg未満 (糖尿病患者の場合は合併症回避のため拡張期血圧を80未満にすることが望ましい) |
ちなみに、図の赤く塗られた部分に該当する場合は、動脈硬化が非常に起こりやすい状態で、10年間あたり、30%以上の発生率になります。
また、ピンク色の部分に該当する場合は、10年間あたり20−30%の発生率です。
黄色の部分に該当する場合は、10年間あたり15−20%の発生率です。青色の部分に該当する場合は、15%未満の発生率です。
次に
2003年JNC-VII(アメリカ高血圧合同委員会)のガイドライン
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生活習慣修正 |
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降圧薬不要 |
適応に応じた薬剤 慢性腎疾患や糖尿病では130/80未満に |
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サイアザイド系利尿薬を優先しACEI、ARB、β遮断薬、CCBの単独併用考慮 |
適応に応じた薬剤と必要に応じサイアザイド系利尿薬、ACEI、ARB、β遮断薬、CCBを追加 |
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サイアザイド系利尿薬とACEI、ARB、β遮断薬、CCBの2剤併用 |
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高血圧治療の手順(2003JNC-VII)
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高血圧の食事療法
高血圧の食事で控えるのは塩分や油分などです。
基本的には1日3回規則正しく薄味で腹8分目にバランスよく色々な食品をゆっくりとよく噛んで味わう健康食です。
肥満の人は標準体重まで減量してください。
この場合も糖尿病食などを参考に栄養のバランスよくダイエットしましょう。
糖尿病の食事療法はこちらを参考にしてください。
日本人の平均塩分摂取量は1日あたり12gといわれていますが、理想的には高血圧の方は、7g以下にしたほうが望ましいと考えられています。
場合によっては、5g以下という場合もあります。
塩分制限の効果は食塩感受性の違いもあり、ヒトによって異なりますが、1gあたり1mmHgの降圧が期待できると言われています(Kawano Y et al, CVD prevention, 1: 336-346, 1998)。
梅干は1個で塩分が2gあります。
塩じゃけ、たらこ、カップラーメンも5g近く塩分が含まれます。
こういった塩分の多い食品は食べるのを止めましょう。
また意外なものにも塩分が多いことがあります。
食パン1枚には0.8g、乾燥うどん250gに0.8g、ツナ缶40gに0.5g、ソーセージ55gに1.5gなどです。
かまぼこ・ちくわ・ソーセージ・缶詰には特に注意しましょう。
味噌汁は1日1杯だけにしましょう。
既に味のついているものには、さらに醤油やソースをかけるのを止めましょう。
外食は塩分が多いので気をつけましょう。
トンカツでも定食だとある程度自分で辛さを調節可能ですが、カツ丼になると難しくなります。
うどんやラーメンのスープは残すようにしましょう。
さしみ・すしなどもたっぷりと醤油を浸すのでなく少しにしましょう。
醤油はできれば減塩醤油を用いて下さい。薄口醤油の塩分は普通の醤油よりかなり多いですので気をつけて下さい。
ゆずやすだち、香辛料、しそ、ごまなどを上手に使って味の調節をしましょう。
いままでは、高脂血症以外のヒトへの高血圧の一般的治療法としてコレステロール制限はあまり行われていませんでしたが、最近、DASHスタデイ(1997)では脂肪摂取量の制限により血圧が下げることができるという報告がされています。
高脂血症は心血管疾患の重要な危険因子です。
動脈硬化進展の抑制のため、脂肪の摂取も控えめにしましょう。
高脂血症の食事療法はこちらを参考にしてください。
お酒は百薬の長といわれるぐらいですから、適量であれば問題はありません。
しかしどんな病気であっても、飲み過ぎは体に良くありません。
また、チーズ・塩辛・焼き鳥・ししゃもなどお酒のつまみには塩分が多いものが多いので注意しましょう。
カリウム・カルシウム・マグネシウム、とくにカリウムには有意な降圧作用があることが示されています。
食事にこれらが多く含まれる物を接種するように心がけましょう。
ただし、腎不全がある場合はカリウムが高くなりすぎてしまいますので注意が必要です。
また、一部の高血圧・狭心症の薬はグレープフルーツに含まれる特有の成分により、薬の代謝が妨害され薬の血中濃度が上昇し薬が効きすぎることがありますので、降圧剤を使っている場合には注意が必要です。
高血圧の運動療法
個人差がありますが、減塩、運動、減量を実行すれば5-30mmHg程度血圧は下がります。
高血圧のために始めたとしても、3日坊主でなく継続することが大切です。
高血圧、糖尿病、高脂血症等の運動療法は基本的にいっしょです。
週に1回4時間やるより、毎日30分でも行った方が効果があります。
高血圧の場合、普段より血圧がかなり高いときや頭痛等の症状がある時は止めてください。
主治医の先生にどの程度の運動が適量か相談してから始めましょう。
徐々に時間を増やしましょう。
無理のないペースで長期間続けることが大切です。
3日坊主で終わらないためにも疲れを次の日に残さない程度にすべきです。
しかし、1回の運動は連続して15分ないと十分な運動効果がでません。
また、1日の運動は30分以上ないと十分な運動効果がでません。
さらに、1週間に3回以上行わないと十分な運動効果がでません。
過度な運動で心臓や足腰に負担を掛けすぎないようにしましょう。
運動の種類・量は医師に相談してみましょう。
また、体調・天候の悪いときは休みましょう。
汗をかいたら忘れずに水分の補給をしましょう。
高血圧症の運動療法を行う具体的な条件
| 行っても良い | 場合によっては行っても良い | 行ってはいけない | |
| 高血圧症 | 血圧 140−159/90−94 mmHg |
160−179/95−99 mmHg |
180/100 mmHg以上
心拡大・腎障害 |
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1,運動強度は少し息が弾むくらいのちょっとしんどいと自覚する程度運動 2,1日30分以上、1回15分以上連続して運動 3,頻度は1週間に3回以上 4,なるべく酸素を吸うような運動(速歩・ジョギング・水泳など) |
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目標運動量 スピード:80-100m/分(1分間に100-130歩) 距離:3km/日以上(1日30-40分)(なるべく週20km以上) 心拍数:120/分を越えない(心拍数=138-年齢÷2まで) |
心拍数(脈拍)による判断法
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高血圧の薬について
高血圧の薬にはいろいろな種類があります。
自分にあったものを主治医の先生に選んで貰って下さい。
重要なことは、1日中安定して血圧が下がり服用して調子が良く毎日飲み続けることができる事です。
夜間や就寝後は活動が減るため日中に比べ1割位下がりますが、明け方になると活動にそなえ血圧が上がってきます。
早朝は血圧が高くなりやすく心筋梗塞や脳梗塞が一番起こりやすい時間帯になっています(モーニングサージと言います)。
この時間帯の血圧は医療機間では測定できませんが、血圧管理上重要です。
自宅で自分で血圧を測ったり、24時間血圧測定により早朝の血圧のチェックができます。
24時間血圧測定は医療保険の適応はありませんが、1日中、文庫本サイズの機械をベルトにつけ血圧計を腕に巻いて自動で血圧を測定し記録します。
低いはずの夜間に血圧が高いと脳出血になりやすくなります。
逆に夜間低すぎると脳梗塞を起こしやすくなります。
血圧は下げすぎても、ふらつきやめまいなどの症状がでることがありますし、過度の降圧は危険ですから、食事療法・運動療法に加え、薬物療法を行うときは、主治医の処方通りに正しく服用する必要があります。
血圧の薬は飲み始めたら一生飲まなければならないのかどうか、という質問が多いのですが、ライフスタイルの改善により中止できる場合も少なくありません。
また、血圧は冬が高く、夏が低くなりやすいので冬だけ薬を飲む場合もあります。
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アンジオテンシン変換酵素阻害薬 体内でつくられているアンジオテンシンIIという血圧を上げる物質をつくらないようにします。その結果、血圧が下がります(Renin-Angiotensin系阻害)。心不全・虚血性心疾患の発症抑制・腎障害(蛋白尿)の軽減など高血圧による障害からの臓器保護作用が確立されている。副作用に空咳(キニンの分解阻害のため)・頭痛・発疹・血管神経性浮腫・かゆみ・高カリウム血症・造血障害・肝障害など。腎不全がある場合は要注意。糖尿病・高脂血症・気管支喘息・高尿酸血症にも使用可能。 商品名:エースコール・プレラン・オドリック・タナトリル・コバシル・ロンゲス・インヒベース・アデカット・レニベース・チバセン・カプトプリル・セタプリルなど アンギオテンシンII受容体拮抗薬 体内でつくられているアンジオテンシンIIという血圧を上げる物質が働くのをブロックします(Anigiotenisin II受容体遮断)。その結果、血圧が下がります。現在大規模臨床研究でアンジオテンシン変換酵素阻害薬との比較が行われていますが、同等以上の高血圧による障害からの臓器保護作用が報告されています。副作用に空咳がなく、頭痛・発疹・血管神経性浮腫・高カリウム血症・尿酸上昇・コレステロール上昇・肝障害など腎不全がある場合は要注意。糖尿病・高脂血症・気管支喘息・高尿酸血症にも使用可能。 商品名:ニューロタン・ブロプレス・デイオバンなど カルシウム拮抗薬 血管を収縮させるカルシウムの筋肉への流入を抑制し、血管を拡げます(血管平滑筋のCaチャンネル阻害)。その結果、血圧が下がります。薬により全身の末梢血管に加え脳血管や心血管(冠動脈)や腎動脈を拡張しやすいなどの特徴があるものもあります。副作用に頭痛・顔がほてる・動悸(ワソラン・ヘルベッサーは徐脈、他は頻脈)・立ちくらみ・肝障害・下肢浮腫などがあります。 商品名:ノルバスク&アムロジン・アダラート(L/CR)&セパミット(R)・カルスロット・コニール・ニバジール・バイミガード・バイロテンシン・ヒポカ・ランデル・スプレンジール・ペルジピン(LA)・ヘルベッサー(R)・サプレスタ・ワソランなど ベータ(β)遮断薬 身体の状態を無意識のうちに調節している自律神経系のベータ(β)作用を抑制します(交感神経β受容体遮断)。それによって、心臓の拍出量の減少などがおこり、血圧が下がります。β遮断薬では元気がなくなることがあります。喘息・徐脈・多くの伝導障害・コントロール不良の糖尿病・腎不全などではほぼ禁忌。副作用に心不全・不整脈・抑鬱・喘息症状・高血糖・末梢循環障害・肝障害などがあります(高脂血症がある場合・慢性閉塞性呼吸器疾患・喘息がある場合にあえて使うならβ1選択性でISA(+)のものが望ましい)。 商品名:セレクトール・テノーミン・メインテート・セロケン(β1選択性)・ナデイック・アーチスト・ハイパジール・ミケラン・カルビスケン・インデラル・(β非選択性)など アルファ(α)遮断薬 自律神経系のアルファ(α)作用を抑制します(交感神経α受容体遮断)。それによって、血管の拡張がおこり、血圧が下がります。インスリン感受性を高めコレステロールを低下させるなど、糖尿病・高脂血症・気管支喘息・高尿酸血症にも使用可能です(α)。また、前立腺肥大による排尿障害も改善します。副作用として起立性低血圧が有名です。 商品名:カルデナリン・デタントールR・ミニプレス(α)・ローガン・アルマール(α>β)など 降圧利尿薬 尿量を増加させることにより循環血液量が減少し、末梢での血管抵抗が低下します(腎よりのNa・水排泄増加)。その結果、血圧が下がります。食塩摂取が多い場合は効果的です。ループ系・サイアザイド系は高脂血症・高尿酸血症・低カリウム血症にはあまりよくありません。サイアザイド系・カリウム保持性は腎不全には用いません。 商品名:フルイトラン(サイアザイド)・ラシックス・ダイアート(ループ)・アルダクトンA・(カリウム保持性)など |
2003年JNC-VIIのガイドライン
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生活習慣修正 |
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降圧薬不要 |
適応に応じた薬剤 慢性腎疾患や糖尿病では130/80未満に |
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サイアザイド系利尿薬を優先しACEI、ARB、β遮断薬、CCBの単独併用考慮 |
適応に応じた薬剤と必要に応じサイアザイド系利尿薬、ACEI、ARB、β遮断薬、CCBを追加 |
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サイアザイド系利尿薬とACEI、ARB、β遮断薬、CCBの2剤併用 |
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臨床研究やガイドラインによる各クラスの薬剤の積極的適応(2003JNC-VII)
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β遮断薬 |
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Aldosterone拮抗薬 |
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ACC/AHA Heart Failure Guideline, MERIT-HF, COPERNICUS, CIBIS, SOLVD, AIRE, TRACE, ValHEFT, RALES |
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冠動脈疾患高リスク |
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