梅は咲いたか、ライズはまだか(2002.3.10)

写真、満開の梅

4月中旬並みの陽気が続き、このくらい暖かければ虫たちもブワッと羽化するんじゃないか、と期待して群馬の里川に出かけてみた。満開の梅もちょうど見ごろ、例年よりやはり少し季節が早く進んでるようだ。

さて、ポイントに到着してライズしていないかな、と川を覗くと・・・重機が見える。河床と堰堤を整備する工事の真っ最中。仕方なく次のポイントへ移動すると、まだ工事中。次も工事中、果てなく工事中。やっと工事区間が終わったが、実績のある区間は全てパー。やむなく一度も釣ったことのない区間に入ってみる。

虫は思ったほど出ていない。ユスリカが少々、中型のカゲロウ(確認していないがナミヒラタだろう)が稀に飛んでいるくらい。当然ライズもない。ソラックスダン#16を結んで黙々と釣りあがる。小堰堤が多く、各堰堤下が主要なポイントとなる川だが、ライズどころかまったく魚影がない。瀬の区間も反応がないどころか走られることすらない。工事のため十分な放流がない上に、早くも相当抜かれてしまったらしい。

写真、紅梅

2時間近く釣りあがり、疲れてきたところでちょうど石に座って投げられるプールに出た。石にどっかりと腰掛け、どうせ出ないんだから、と周囲の景色に見とれながら流しているとパシーンとライズしたような音がした。フライは完全に視界の外だったが反射的に軽くあわせるとブルブルッ。え、いたの!と思った次の瞬間、ポンッと外れた。油断大敵、集中力を欠くとこの様である。

フライをナミヒラタに合わせてマーチブラウン#14に換え、少し時間をおいてからしつこめに流して見る。が、反応無し。まあ、少ないとはいえまだ魚が残っていることがわかったので気合を入れなおそう。

写真、堰堤

さらに一時間ほど釣りあがると、他に比べると小さくて浅い堰堤が見えた。居れば十分ドライに反応する深さ。餌釣りの人の間合いよりも遠くなるように注意してポジショニング。慎重にキャスト、一発でいいところに入る。ドリフト、一秒、二秒・・・すっと影が走り、反転しながらフライを咥えた

慌てることなく魚が水中に戻ってからあわせを入れる。コーンという手ごたえ。無事にネットに収まったのは20cmのヤマメだった。まだサビがうっすらと残っているが、この時期にドライでこのくらいのヤマメが釣れれば満足だ。

写真、ヤマメ

写真、白梅

その後はアタリもなく、昼過ぎに一度脱渓し梅の花を見ながらサンドイッチで昼食。暖かいを通り越して暑いくらい、その陽気の中で満開の梅を見ていたら、なんとなく今日はこれで十分だ、という気がした。ハッチもライズも期待外れだったが、幸先のいいスタートを切れたことに感謝して、早々に渓を後にした。

渓流のドライ フライフィッシング - Dry Fly Manias Association  / Yanma ,2002.3.10