縁起のいいロッド-GW東北釣行その4(2002.5.3)

スコットG804(海外仕様)を愛用しているが、あまり愛用しすぎると傷んでいくのがカーボン・グラファイトの宿命。そこでサブ・ロッドの購入を思い立った。しばた和氏が設計した"スリーアクション・ロッド"というロッドがある(シバカズのJumping Fieldに詳細なロッド紹介あり)。希望小売価格はかなり高いのだが、友人の中村さんがやっている通販ショップ(3F'S PRODUCTS)でも特別割引価格で購入できる。そこでゴールデンウィーク前に連絡して見たところ、8ft3-4番は在庫ありますよ、とのことなのでお願いした。

写真、フラットで難しそうに見える流れ

今日はそれを受け取るついでに、久しぶりでいっしょに釣りをしましょう、というワケだ。C.C.さん、C.C.さんのお兄さんも加わり4名でいそいそと川へ向かう。4人同時は無理なので二手に別れましょう、とのことなので私と中村さんでペアを組む。

だいぶ減水しているので、水面がフラットに近いポイントが多い。が、通用しなかったら変えればいいさ、といつもの通り10〜12ft5X、アダムス#14でスタートする。いつでも来れますから、と先を譲っていただき、ありがたくニュー・ロッドでフライを飛ばす。よく曲がるミッド・セクションがパワフルだがゆったりした感触でラインを飛ばしてくれる。よくできているロッドだと思う。

写真、美形ヤマメ

思っていたよりも早々とフライに出た。22、3cmという感じのヤマメ。まずはヤマメちゃんの魂魄を入魂、である。混生しているからイワナのポイントも狙って、と中村さんからアドバイスをいただく。それでは、とちょっとした落ち込みの巻き返しにフライを止める。ドバシャンと派手に飛び出してきた。結構いいサイズだよ、これ。

写真、27cm、サビの残るイワナ

まだサビが取れておらず真っ黒。その割にヒキは強いが、ニューロッドのバットはその細さに似合わず相当硬い。そのバットで走りを抑え、慌てることなくネットへ。ちょっと足りないな、という感じの通り、27cmのイワナだった。これにてイワナちゃんの魂魄も入魂とあいなった。ずいぶんと縁起のいいロッドになったものだ。

中村さんも良型のイワナを釣り、いい川だね、いいよね、こないだはヤマメだけだったかな、等々と口も足も軽く釣りあがる。が、減水でフラットなのである。しかも今日はイワナが濃い。どんなに注意しても予想よりもずっと下流側、踏んじゃいそうなところに魚がいる。そう、走られちゃうのである。接近戦が得意な私はもとより、結構遠くから狙う中村さんも走られちゃった、と苦笑する。

大き目のプールが見えた。同時に小さなディンプル・ライズ。あまりにも小さいのでガガンボが水面にキスしたんだろう、と思った。が、目を凝らして水中を見ると、いい型の魚がいるじゃないか。

ティペットは5X、フライはエルクヘアカディス#16。フラットな流れのライズを取るには下品すぎる。とはいえ今までの魚は全然セレクティブではないので、このままアップに投げて、あまり上に落とさなければイケるだろう。目測でラインを引き出しキャスト。しまった、足りない。魚よりも20cmほど下流に落ちてしまった。

ピックアップするのは危険なので、超スローな流れにまかせてフライが落ちるのを待つことにする。すると、魚がゆっくりゆっくりと後ろを振り向き、フライめがけて大きな口を開けて・・・ぱっくん。うそ、食っちゃったよ。下に潜る動きが止まるまで待ってからセットフック。またまたグッドサイズだ。28cmのイワナ、大きなヒレ、見事なプロポーション。

写真、28cm、見事な魚体のイワナ

写真、見事なスラックラインで狙う中村さん

だんだん大きくなるね、といっていたら、中村さんが29cmのイワナを釣り上げた。次は尺だ・・・ということにはならなかったが、その後も出た、バレた、走られた等々と楽しく釣りあがった。小型ながらヤマメ、イワナを一尾づつ追加。2、3ヶ所だが悪場があり、今年の初ヘツリも堪能(?)させてもらった。

C.C.さん達と合流、同じように楽しい一時を過ごしたようだ。その後イブニングをやりにいったが私の前ではライズせず不発。が、昼間の釣りで十分に満たされていたので、とっても幸せだった。いやホントにもう、三日も続けてシアワセになっちゃって、いいのかしら?

渓流のドライ フライフィッシング - Dry Fly Manias Association  / Yanma ,2002.5.3