コンパラダン(Compara Dun)

コンパラダン

シンプルなフォルム

アル・コーチとボブ・ナスタシによるダン・パターンの名作、コンパラダン。そのシンプルの極致というべきフォルムは、それ故に抜群に安定した効果をもたらしてくれます。それこそが考案された1960年代中ごろから現在に至るまでマッチング・ザ・ハッチ用のダン・パターンとして多くの人から信頼される理由でしょう。本来はハックルファイバーのスプリット・テールですが、私はムース・ヘアに変えています。

スロー・ウォーター用のダン・パターンといえばCDCダンの方が定番かも知れません。コンパラダンよりも視認性に勝り、ボディが水面のフィルムを破ってからの浮力の持続性もあるため確かに使い勝手はいいと思います。しかし、一方で視認性の良い白っぽいウィングは見切られる原因にもなり、最近は特にその傾向が強い、と感じています。

ナチュラル・カラーのコースタル・ディアヘアのウィングを持つコンパラダンは、そのような状況下でもライズを取れることが多いので、ここぞというときの切り札としてはCDCダンよりも頼りになります。また、水面直下に沈めても通用すること、水を吸っても復活させやすいこともCDCダンにはない利点です。ダンだけではなくスピナーやイマージャー、フローティング・ニンフとしても通用することもあるフライですので、ボックスに入れておいて損をすることはないでしょう。

この手のフライを使う状況では、色とサイズがマッチしていないと通用しないことが多いため、サイズと色数は多めに揃えた方が安心できます。コンパラダンは巻くのが簡単で、マテリアルも安価ですからたくさん巻くのに向いています。コスト・パフォーマンス面でも優れたハッチ・マッチャーといえるでしょう。

使用マテリアル
Hook TMC 100BL #16
Thread ユニスレッド6/0(ブラウン)
Body ラビット・ファー(ハーズイヤー、ブラウン、オレンジのミックス)
Tale ムース・ボディヘア
Wing コースタル・ディアヘア
渓流のドライ フライフィッシング - Dry Fly Manias Association  / Yanma