キプフェル Kipufel
*目次 * NEXT *  上品でお洒落な日持ちの良さが特徴のクレセントロールです。 頂いたコメント
配合表     キプフェル生地 ☆  中種法 工程  ☆ 
原材料名 Baker's%  g重量 <中 種>
HB仕込      MIX4分
捏上温度     26℃
発酵時間     120分
発酵室温     28℃   約4〜4.5倍に成るまで発酵
<本 捏>
HB仕込        MIX5分↓油脂 MIX5分
フロアータイム    20分

分割        2分割、丸め
ベンチタイム   15〜20分
成形        クレセントロール型に成形する
ホイロ時間    35〜40分。ホイロ温湿度33℃70%
焼成        250℃5分230℃12分
           合計16〜17分:蒸気焼き
            N社 NE-J720の場合です
< 中 種 >
 フランスパン用粉
 ドライイースト
 砂糖
 鶏卵
 水
< 本 捏 >
 フランスパン用粉
 砂糖
 食塩
 モルトシロップ
 ショートニング
 水
    合   計
 
 70
  1
  1
 10
 32
 
 30
  3
  2
  0.3
  3
 20
 

210
  3
  3
 30
 96
 
 90
  9
  6
  1
  9
 60
517g
  • キプフェル10ケ分の配合量です。
  • フランスパン用粉はリスドォルを使用しています。
  • このレシピは中種法で作られていますが、この方法については最後の備考欄で説明してあります。
  • フランスパン用粉がない場合は、強力粉80%、薄力粉20%の割合でも作れますし、この成形方法でしたら強力粉100%でも作れます。
☆ 栄 養 成 分 値 ☆
40g/1ケ 1ケ当り 100g当り
カロリーKcal 120 300
食塩   g 0.5 1.4
  • 本場ドイツのキプフェルは直捏法でリーンな配合ですが、老化が非常に早い為ソフトさが持続するように配合を変えてあります、この為3日経っても温め直す事なくそのまま食べる事が出来ます。
  • 中種の仕込み温度(捏上温度)は普通は24〜26℃が標準です。又仕込み方法は全材料を一緒に混ぜて、一塊になればそれでOKです。ただ短い捏ね時間で目標の24〜26℃に捏ね上げる事は容易ではありませんが、次のような簡単な計算式があります。
    38-室温=仕込み水の温度 (38は定数です)
    つまり38から仕込む時の室温を引いてやった数字の水温で仕込めば24〜26℃に捏ねあがります。
--☆--☆-- 工 程 説 明 --☆--☆--
  1. 中種仕込み・N社SD-BT102使用・室温19℃、粉26℃、HBは加温して仕込んでいます。
    • 上の計算式からでは、38-19(室温)=19℃の仕込み水という事になりますが、鶏卵の温度が冷蔵庫から出したばかりで低くかったので仕込み水は26℃で仕込みました。つまり水だけでなく、卵を使っていたら卵は水の一部として計算する必要があるんですね。
    • 砂糖・鶏卵・水をパンケースに投入し、ドライイーストは粉にふるいこんで投入します。
    • パンケースをHBにセット、パン生地仕込みコースを選択して4分の捏ねでOKです、この場合の捏上温度は25.5℃でした。仕上がりの生地はかなり硬いですよ。
    • 発酵ボックスに生地を丸めて乾燥しないように必ず蓋をして4〜4.5倍になるまで発酵させます。
    • HBで発酵させる場合は天然酵母メニューの生種おこしコースで発酵させます。
  2. 本捏仕込み
    • HBで発酵させている場合は一旦発酵した生地をパンケースから取り出します。
    • パンケースに食塩・砂糖・粉を投入し、モルトシロップは仕込みの一部で溶かしながら投入します。
    • 中種生地を4〜5個に千切って投入します。
    • パンケースをHBにセット、パン生地仕込みコースを選択してスタートします。
    • ミキシング5分で”切り”スイッチで停止して、生地温度を測定し、温度が大幅に違っていたら処置をします。
    • ショートーニングを投入してさらに5分ミキシングして出来上がりです。
    • 生地の出来具合は膜が薄く延びるまで捏ねてはいけません、筋が見える厚い膜がすぐ切れる程度に押さえて下さい。
  3. フロアータイム
    • 生地を発酵ボックスに入れて20分程度寝かせます(蓋はしません)。
    • 中種法で本捏ねが終了してから20〜30分生地を寝かせる事をフロアータイムといいます。この目的は捏ね上がったばかりの生地はべたついて生地を扱うのは難しいのですが、20〜30分置くと生地が乾いて手に付きにくくなります。
    • フロアータイムは室温が高いほど、捏上温度が高い程短くなります。
  4. 生地分割・生地丸め・ベンチタイム
    • フロアータイムが終わったら、生地を2等分(1ケ256g程度)して軽く丸めてさらにベンチタイムを15〜20分とります。
  5. 成形
    • ベンチタイムが終わったら下のように1ケの生地玉から5ケのクレセントロールを作ります。
      1. 生地玉を手で潰してガスを抜き、麺棒で直径20cm程度に広げます。
      2. 包丁でBのように5等分にカットします。とはいっても5等分ですから4等分とか、6等分のようにには簡単にはカット出来ませんね。
      3. コチラをクリックして型紙を印刷してC画像のように切り抜いた型紙を置いてカットすれば簡単です。
      4. 中心部を下にして上部を手で叩いてくっ付けます。この時作業台は綺麗に手粉を除去しておかないとくっ付きません(硬く絞った濡れ布巾で台を拭いておきますと簡単です)。
      5. 画像のように左手で生地のしっ尾を持って右手で麺棒を使って長さが20〜25cmまで延ばします。
      6. 上部を少し折って・・・
      7. 画像のように尻尾を左手で持って右手で上からくるくると巻いてクレセント型にします。この時余り強く締めずに、軽く巻き上げる事がポイントです。
      8. 出来上がったクレセント型を直接天板の上ではなく、キャンバス生地かさらしを天板に敷いてその上でホイロを取ります。
  6. 二次発酵・焼成
    • 生地が乾燥しない程度の低めぎりぎりの湿度でホイロ(二次発酵)をとります。
    • 温度も低めの33℃程度です。発酵時間も35〜40分でホイロオーバーに気をつけます。
    • 焼成は直焼きが最良です、Jのように園芸用フィルターにのせて熱したオーブンの天板に乗せます。
    • K画像はちょっと小さく見づらいですが、N社のオーブンJ720に蒸気焼きをセットした状態です。
      • 下段の天板に生地を乗せた園芸用フィルターを乗せています。
      • 上段の天板は裏返してセットし、その上にパイ皿に小石を入れて乗せて加熱してあります。
      • 裏がして天板をセットしている理由は生地を乗せている天板の空間を出来るだけ広く取る為です。
      • 焼き方はフィルターを下段の天板の上に乗せたら、上段の天板を引き出し、水を100cc程度小石にかけて扉をしめて10秒程待ってSWを入れます。
    • 蒸気焼き出来ない場合は、フィルターをオーブンに入れたら、扉を少しだけ開け隙間からスプレーで霧を充分にかけます。
    • 焼成温度は配合はリーンですので、最初は高温で焼き5〜6分経過したら温度を下げて16、7分焼成します。
  7. 備考               -*-*-*-  参考・中種法について  -*-*-*-
    • 中種法とは使用する小麦の一部を、イーストと水で捏ねて最低2時間以上発酵をとった後、本捏をしてフロアータイムを取り分割に入る方法で、大手のパン屋の殆どが採用している製パン法です。
    • ここでは中種に小麦粉の70%を中種に使用しているので70%中種法といいます。
    • 普通中種の発酵時間は4時間ですが、中種に砂糖を1〜2%入れると、2時間醗酵でも4時間発酵させたと同じ効果があります。
    • ここでは中種に鶏卵も入れておりますので、生地の熟成はさらに進みます。
    • 配合の割合は中種の粉と本捏の粉を足した粉を100として計算します、ここでは中種に175g本捏に75gの粉を使用していますので、この合計250gを直捏法と同じように100の基準として計算します。
    • 中種法の特徴としては、直捏法より@ボリュウムが出るAパンがソフトになりB老化が遅くなるなどの特徴があります。
    • 中種法の本捏の捏ね方は通常薄い膜が出来るまでしっかり捏ねますが、このキプフェルは軽い捏ねで止めています。
* 目次 * NEXT *