かって、「芦屋エスペラント会」があった...

Iam estis Aŝija E-Societo...


 

La templo de l'suno (256)


仮題 『太陽の神殿』

Hergé
著者 エルジュ



(22.5 cm x 30.1 cm x 0.8 cm  62頁、 Casterman 社,   2012年)
(KLEG より、 1,900円)

Unu vorte: タンタンが再びエスペラントを話す。大判でフルカラーの愛蔵本仕様。

・あらずじ … 誘拐されている友人のスンギルル氏を救出すべくペルーまでやって来たタンタンたち。教授は、人跡未踏の奥地で古代インカ帝国の法を守り太陽神をあがめるインカの末裔たちに、火あぶりの刑に処せられようとしている。タンタンとハドック船長、そして愛犬のミルは土着民の勇敢な子ども Vulpeĉo の助けを借りて、教授を救出すべく奥地へ分け入ってゆく...

・感嘆文に Esperanto! や Zamenhof! などが出てきて、エスペランティストの読者を楽しませてくれる。フランス・エスペラント会のいきな演出だ。

・「最後に、日食を使うな」と、途中で分かってしまったが、絵がすてきで大いに楽しめた。

・大判で、漫画なので、読む前に頁を開いたとたん、パッと見て、その次の展開が予想できてしまう。そうならないように、例えば、日食が描かれるシーンは見開きの、左右の頁に限るなどの工夫がされている。さすがだと思う。そのためにも、駒数の調節の意味もあって、デュポンとデュボンの二人の英国紳士風刑事による茶番劇などの随所での挿入が必要になるのだろうと納得。

・全体を読んでから、暇を見て、小さな駒のなかに描かれた絵の細部を見るのも楽しい。おそらくこれがタンタン・シリーズの成功の鍵だったのだろう。