EPSON MJ-830C を使う。


私はプリンターにEPSONのMJ-830Cを使っています。このMJ-830CはLinuxからlprすると、日本語文書ファイルの印刷は文字化けしてしまいます。(私も詳しいことはわかりませんが、MJ-830Cが内部に自前のフォントを持っていないことが原因らしいです。)

この文字化けを回避するためには、印刷したいファイルをいったんPostScriptファイルに変換し、Ghostscriptを使って印刷しなくてはなりません。ここではLinuxからMJ-830Cを使って日本語文書を印刷できるようにするために、私がおこなっている設定を紹介します。



1. /etc/printcapを編集する。

/etc/printcapに以下の内容を書き込みます。
(※私の場合はRedHat Linux 4.2を使っているので、この部分の編集はRedHatのprinttoolを使いました。)
ps|psmj830c:\
 :sd=/var/spool/lpd/lp0:\
 :mx#0:\
 :sh:\
 :lp=/dev/lp0:\
 :if=/usr/local/bin/psmj830c:
実際のファイル
# /etc/printcap
#
# Please don't edit this file directly unless you know what you are doing!
# Be warned that the control-panel printtool requires a very strict format!
# Look at the printcap(5) man page for more info.
#
# This file can be edited with the printtool in the control-panel.


##PRINTTOOL3## LOCAL
ps|psmj830c:\
:sd=/var/spool/lpd/lp0:\
:mx#0:\
:sh:\
:lp=/dev/lp0:\
:if=/usr/local/bin/psmj830c:





2. スクリプトファイルを作る。

次にprintcapの中で書いた/usr/local/bin以下にあるはずのpsmj830cを作ります。このpsmj830cですが、名前は各自好きなものでかまいません。

実際のファイル

#!/bin/sh
/usr/local/bin/gs -q -sSAFER -sDEVICE=mjc360 -dNOPAUSE -r360 -SOutputFile=- -
(※ホームページの表示の都合で/usr/local/bin/gs ...の行が改行されているかもしれません。しかし、実際のファイル作成時は改行しないでそのままオプションを書いてください。)


以上で、設定は完了です。プリントアウトするときは、必ず "lpr -Pps ファイル名" として、-Pオプションでpsを指定します。また、/usr/local/bin/psmj830cは、chmod +x psmj830c をして実行属性をつけるようにすることを忘れないように。




3. その他

以上の設定をしましたが、実はプリンターがうまく出力してくれませんでした。しばらく原因がわからなかったのですが、私の場合はgsのバージョンを3.33から、5.10に上げることで、印刷してくれるようになりました。




4. 参考文献

伊藤敏・臼田昭司・井上祥史共著
『理工系ユーザーのLinux入門』CQ出版社1997
(本書はGNUPLOTの解説、数値演算ソフトの紹介なども書かれていてなかなかよいです。)



-お断り-
本ページの内容にしたがって生じた事故等について、筆者は一切の責任を負いません。本ページの内容にしたがって設定をする場合には、自分の責任で行なってください。また、質問などされても初心者ゆえ正確な返答はできません。期待しないで下さい。

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