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【特別編】

/* バルセロナ探訪記 */


2003年4月に英国赴任となって以来、ようやく取得出来た「休暇」。早速、憧れの地、スペインはバルセロナへと向かいました。何故憧れかと云いますと.....話すと長くなるので、思いっきり割愛しますが、私が高校生の時、将来の進路を決める際、最後まで悩んだのが「機械系エンジニア」を目指すのか、もしくは「建築家」だったのですが、この建築家を志望する切っ掛け(と云うより、「すべて」でしたね)は、かのアントニオ・ガウディの作品群だったのです。

結果的に、機械系エンジニアを目指し、大学は精密機械工学科へ。そして結局、全然違う仕事をやってる現在、「あの時、建築家を志していたら?」なんて、時々考えたりもします。

まあ、掻い摘むと、こんなバックグラウンドを持っている私なのですが、今回はミーハーに「バルセロナ行こうぜ。天気も良さそうだし、姉ちゃんも綺麗っぽいし、メシも旨いっしょ。あ、そう云えばガウディもあるし(ついで感、強し・笑)」と云う、ノリで行って来ました。今回も、勿論、個人旅行です。


8/22

出発日。今回、利用する航空会社はココ。いわゆる激安系って奴。選んだ理由は、最寄りの空港(バーミンガム空港)からバルセロナ行きが出てたので。後は勿論、安かったから。easyjetなんかも考えたのですが、出発がロンドン近郊の空港になる事、また、スペイン側も、バルセロナからは、かなり離れた空港になるとの事で、今回は避けました。だって移動時間が勿体ないし、そもそも、菜々が居るので、出来るだけ移動時間は短くしたい。

チケットはネットで購入。いわゆるチケットレスって奴でした。家族三人で230ポンド(4.6万円)でした。菜々はチビなので、航空運賃自体はタダみたいなモンでしたが(10ポンド・2000円とか)、空港使用料ってのが必要で、これに子供料金は無し。チッ。

フライトは朝の10時過ぎでしたので、自宅を7:30ごろ車で出発。空港に向かう道中で、ベビーカーを忘れた事に気が付くも「ま、いいか」と、そのまま空港へ。空港の駐車場もウェブで予約済み。四日間で22ポンド(4400円)でした。

チェックインは非常にスムーズ。搭乗開始まで、菜々を広い空港で(ほぼ)放し飼いにします。今のウチに、たっぷりと体力を消費して貰って、機内ではグッスリと寝て貰おうと云うのが狙いです。

飛行機は定刻に出発。離陸後、5分で菜々さん爆睡。作戦通り(笑)。結局、奴は2時間のフライトのうち、1時間45分は寝てましたね。フフフ。大成功。

機内サービスは、よくある激安系を踏襲しておりまして、飲み物なんかもすべて有料。我が家は、空港の売店で買ったミネラルウォーターを持ち込んだので、結局、サービスは利用せず。まあ2時間だし。ちなみに私は読書をしてました。(京極夏彦)

尚、激安系航空会社を利用する際、注意しなければならないのは、預ける荷物の重さです。一般航空会社は「一人20Kgまで」と云いながら、25-30Kgぐらいまでは大目に見てくれることが多いです。Virginなんかは、結構、厳しいケドね。しかし激安系は、キッチリ20Kgです。ビタ一文、マケてくれません。まあ、こう云う所で稼がないと、やっていけないんだろうなぁ....。

しかし、そもそも、何で荷物が重いと、お金を取られるんだろか。その分、航空機の燃料を使うから?そうだったら、体重も含めた「総重量」にしてよねぇ。ブツブツ。

そんな私の疑問も気にせず、飛行機は13時にバルセロナ空港に到着(時差が1時間あるので、フライトは2時間でも、時計は3時間進んでいます)。いきなり暑い....。気温的には27℃。湿度も無く、日本の夏に比べれば快適なんでしょうが、英国でヌルい暮らしをしていた私たちには「死ぬかも...」って感じで暑い。パーカーを脱ぎ、Tシャツ一枚になる。入国審査は2秒。ほぼ素通り。流石はラテン系(笑)。

さて。ホテルはバルセロナ市内です。移動には、電車とバス、タクシーがあるのですが、今回はバスにしました。が、これは善し悪しです。利点としては、まず乗り場が近い事。空港ターミナルの目の前から出てますので、歩かなくて良い事。また、お値段も一人3.5ユーロと、まあ納得価格(菜々は無料)。市内の3箇所ほどに止まるので、目的地が、その停留所に近ければ、なかなかオトクなのでは無いでしょうかね。

一方、欠点。まず、荷物を置く場所が、座席に対して極端に少な過ぎます。京成スカイライナー並み(笑)。我が家はスーツケース一個でしたので、なんとかなりましたが、荷物が多い場合は、要考慮ですね。そして、最大の欠点は「降りる場所がわからない」と云う点。停留所に到着する寸前に、運転手が「・・・・」と、停留所の名前を云ってくれるのですが、スペイン語(多分。カタルーニャ語かも。)これが、当然、全く聞き取れず(笑)。また、初バルセロナの我々には、景色から判断する事も出来ず。

結果的には、終点(カタルーニャ広場)まで云ってしまいました。まあ、私たちが降りたかったのは、終点の一個手前でして、また、終点からホテルも実は徒歩圏内、「わかんなかったら終点まで行ってしまえ」って云う考えもあったんですケドね。実際、蓋を開けてみると、この終点かどうかも聞き取れず(笑)。「え?何?みんな降りるみたい...、って事は終点か?」と云う感じで下車。

こんな具合ですので、最初は電車を利用した方が良いかも知れません。スペイン語が聞き取れなくても、駅名の表示がありますし。エレベータ/エスカレータも、大きめの駅でしたら、完備っぽかったですよ(無責任モード)。


ホテルはココ。予約はいつものLastminutesを通した方が安かったので、こちらで予約。ダブルルーム。菜々用のチビベッド付き、朝食無し。三泊で150ポンド(3万円)でした。

ここでHotel Apsis Splendidのインプレを簡単に。

立地は良かったです。Universitat(英語で云うUniversity:大学)のスグ近く。バス停も地下鉄の駅も徒歩1分と云う感じ。その割に非常に静かだったのは、大学が休みだったからかも。

部屋は、なかなか良かったです。ダブルルームだったのですが、実際は、セミダブルベッドが2つ隣り合わせで置いてあったので、実際は、キングサイズ並みの大きさでした。空調(クーラー)も完備で、もの凄く強力。我が家は、時々、最弱でONするだけど、殆ど、スイッチオフで使用してました。ティーセットは無いので、お湯は沸かせません。が、フロントに頼むと、部屋まで持ってきてくれますので、ミルクは作れます。その代わりと云っては何ですが、やっぱり良く冷える冷蔵庫があり、非常に助かりました。外で買った水やビール、果物なんかも冷やしておけます。

レストランは、朝食を含め、一切、利用しなかったので不明。駐車場は、多分、無いと思います。

サービス全般は、まあ普通でしょうか。可もなく不可もなくと云う感じ。対応する人に寄って異なるのは、どこも同じかな。実際、第一印象は、あまり良くなかったんですよ。フロントに居た男性が、あまり愛想が良くなく、また、英語力もイマイチだったんですね。しかし、二日目移行、最終日まで対応してくれた女性は、菜々を大層気に入ってくれ、常に笑顔で、気持ちよく対応してくれました。英語もそれなりに話せる人でしたし。(菜々と、ほぼ同じ歳の娘さんが居るとの事で、我が子とダブった思われます。)ですので、我が家としては、満足度は高かったのは事実です。

さて。チェックインも無事終了した我々。時間は既に14:00です。あー腹減った。早速、街に繰り出します。ホテルを出て、スグ目に入った軽食屋に入ります。と云うか、路上に椅子&テーブルが並べてあったので、そこに陣取りました。大学近くという場所柄、お値段も安いだろうと云う読みも当たり、また、メニューはスペイン語でしたが、写真入りだったので、注文しやすかったです。私はイカ墨のパエリア。嫁はメキシカンパエリア。菜々はスペインオムレツを注文して、一気喰い。実に旨い。スペイン人の味覚は、日本人に近いのかも。こいつら、普通にタコも食べるしね。

食後は、徒歩観光。まずはカタルーニャ広場まで歩きます。10分弱でしょうか。小さなお店がいっぱいありまして、ウィンドーショッピングを楽しみます。しかしスペインは靴屋が多い。このエリアだけかな?500mぐらいの通りに、4件もあるぞ。靴欲しい病が発病しそう。(この時は、まだ発病前....この時は.....ね。)

カタルーニャ広場に付くと、既に汗ダクダク。アチー。こんな時は、デパートで涼むのが最良と決まってます。お、目の前にデパートが。エル・コルテ・イングレスだ。サクッと中に入り、涼みながら冷やかし開始。ここで菜々も放し飼いに。テクテクと店内を歩き廻っては、商品を手に取り、そして舐めます(笑)。

いやぁ、物価安いね。と云うより英国がバカ高いだけか。何を見ても「安いっ!」と思っちゃいます。通貨記号無しで変換出来ちゃう感じ。どう云う事かと云うと、例えば英国で20ポンドのモノが、スペインでは20ユーロで売ってる感じです。オール30% OFFって感じ。まあ消費税の差もあるんだろうね。(17.5% vs 7%)

結局、ココでは何も買わず。十分、体を冷やし、また、菜々のオムツを交換してから、観光再開。グラシア通りを北上。徒歩約10分で最初の観光ポイントへ到着。

ガウディ建築カザ・バトリョ。ようは「バトリョさん家」です。普通に街中に建ってます、馴染んでます。やもすると、普通に通り過ぎてしまうかも知れません。まあ、実際は、廻りに観光客が沢山居ますので、すぐわかりますけどね。

このバトリョ邸では、ガウディが施したのは「改装」なんですよね。今風に云えば「リフォーム」って奴でしょうか。外装メインのリフォーム。

で、その外壁。ガウディ得意のタイルとガラスでの驚異的な埋め込みアート。そして、何とも特徴的なテラスの形状。舞踏会の仮面に例えられますが、私の印象は巨神兵(ナウシカ)でした。実は今回、ガウディ建築を見て、宮崎駿を連想する場面が、かなりありました。偶然かも知れませんケド、あくまでも、私の感想として。

さて。このカザ・バトリョですが、つい最近、中に入れるようになったんですよね。入れるのは2Fと屋上だけなんですが17ユーロ(約2300円)と高い。私たちは、外から眺めるだけとしました。


そして次に向かったのは、やはりグラシア通りに面しているカザ・ミラです。カザ・バトリョからは徒歩5分。

カザ・ミラです。集合住宅ですね。マンションとでも云いましょうか。しかも、今でも機能しています。そうです。普通に人が住んでいます。

こちらは7ユーロ(約1000円)で中に入れます。しかし、普通の住宅として機能していますので、見学出来るのは、1Fのホール部分、最上階の住宅部分、そして屋上です。もしくは、住人を訪ねてきた友人の振りをすれば、無料で入れるかも(笑)。スペイン語が得意な人は、試しても良いかもね。

中に入ると、流石は今も住居となっているだけあり、とても静か。これは1Fのホール部分から撮ったものです。内部も非常にデザインされており、こんなマンションに住んでみたいモンです。

ここからエレベーターに乗って、最上階に向かいます。最上階フロアは、住宅が当時(20世紀初頭かな?)のまま、展示してあります。なにげに置いてある傘立てや椅子などの家具調度品も、当然、ガウディデザインです。

また、このカザ・ミラの歴史なんかの展示もあります。建築中の写真とかね。


そして屋上に出てみましょう。昔ながらの集合住宅ですので、各部屋には煮炊き用の煙突が必要です。そしてこの煙突は、当然、屋上にニョキニョキと出ているのですが、これまた、しっかりとデザインされています。

 

中世騎士の仮面だったり、得意のガラス埋め込みだったりします。どれ一つ、同じデザインが無く、とても異様な光景です。少なくとも「マンションの屋上」と云う感じはしませんね。何か、悪い夢を見ているような感じすら受けます。そして、またしても宮崎駿作品を連想しますね。(ナウシカとかラピュタとかね。決してトトロでは無い・笑)

この日の観光はここまで。昼食が遅く、量が多かったこともあり、この後、ホテルに帰って寝ちゃいました。ホテルまでは地下鉄を利用。T-10と云う回数券を購入。名前の通り10回使える。お値段は6ユーロ(800円)。地下鉄だけで無く、バスにも使えますし、複数人でシェアも出来ます。オススメ。尚、この強力版のT-50ってのもありました。

8/23

二日目。前日、早く寝たので早起きしました。でも子供がいると、準備に色々と時間が掛かってしまいます。結局、ホテルを出たのは10時頃。まずは朝食。ホテル近くのチェーン展開しているコーヒーショップに入ります。イメージはドトール。しかし、英語が一切、通じず(泣)。メニューもスペイン語。結局、想像力を駆使し、バゲットを注文。それなりに考えていたモノが出てきました。ホッ。菜々もここで朝食を食べさせ(持参バナナ)、その後、地下鉄に乗り、今回の旅行メインである、サグラダ・ファミリアに向かいます。

Universitat駅から、地下鉄で約15分。その名も、サグラダファミリアと云う駅で降ります。(ガイドブックには「La Dreta de Eixample駅」となってましたが。駅名が変わった模様。)

そして、地下鉄を降り、地上に出ると、いきなり.....

携帯が鳴ります。日本からです。仕事です(泣)

私は、十数年の時を経て、ついに訪れた憧れの場所で、いきなり仕事の会話をする事を強いられます。

「いや、そこはサブルーチンで処理して下さい。」

「そうですね。それは次回に盛り込んじゃってください。」

「いやいや。そこは300msecのwaitが仕様です。」

全然、この場所に似合わない会話です。頭の中はフローチャートが駆けめぐり、足下には菜々が絡みつき、そして目の前には、サグラダファミリア教会。これまた、悪い夢を見ている感じでした(笑)

その後、無事、解放して貰いまして、観光に戻ります。まずは外観を眺めます。想像していたよりも小さかったのですが、それでもカメラに収まりません。28mmレンズが欲しいぜ。いや、20mmを切らないと無理か?

道路を挟んで公園がありますので、そこまで下がって、ようやく全体像を撮りました。それでも、下の方は欠けちゃってるけど。

実際に目の当たりにすると、まさに感無量。一日中、眺めていたい気すらします。私の人生の中で、最も感動した瞬間の一つかも知れません。(この後スグ、人生の中で最悪の瞬間の一つが来る事も知らずに....。)

ご存知の通り、この教会は、まだまだ建築中。完成までは、あと100年必要とも200年必要とも云われています。現時点ですら、この勇姿。完成した姿を見た日にゃ、失禁しちゃうかも(笑)。

建築中と云う事で、かろうじて失禁を免れた私は(笑)、早速、中に入ります。入場料は7ユーロ。1000円ってトコっすか。

中はこんな感じ。鉄骨での足場ばかり。普通の工事現場です(笑)。そう、私は1000円払って、工事を見に来たのさっ(笑)。

いえいえ。工事現場だけではありません。周りを見渡すと、不思議なデザインの柱が何本もあります。植物チックなデザインです。実際、ガウディも、植物からヒントを得たと、何かに書いてあった気がしないでも無い。

そして私が受けた印象は「腐海の底みたい....」と、またしても宮崎駿なのでした(笑)。

注:私は宮崎信者でも何でもありません。

サグラダ・ファミリアは、塔の上にも登れるんですよ。階段でも上れるのですが、2ユーロ払うと、エアコンの効いたエレベータに乗れます。でも、超小型。一回に4〜5人しか乗れません。行列必至かも。私たちの時は、平日で、しかも午前中と云う事もあり、比較的空いてました。10分待ちぐらい?

さらに、どこまで昇るか?も選択出来ます。エレベータは二基ありまして。教会正面側から乗る奴は、もの凄く高いトコまで行くようです。教会の裏側から乗るのは、ソコソコのトコまでです。極度の高所恐怖症の私は、ソコソコの方にする事にしました。

ちなみに、私の高所恐怖症は、ちょっと特種なんですよ。信頼出来る高所は、比較的大丈夫なんです。(それでも苦手ですが。)元々、高いところに存在出来るように設計されている物はOKなんです。例えばジェットコースター。あれは、初めから高い所まで昇ることを前提に設計されているじゃ無いですか。なので、実際、上に昇っても「頭の良い人が絶対に落ちないように設計してくれてるから大丈夫」と云う安心感が沸いてきて、比較的冷静で居られます。実際、落ちた話しも聞かないしね。同じ論理で、超高層ビルや観覧車なんかも大丈夫。

一方、無意味に高いところ。例えば断崖絶壁。あれ等は、高所に居る事を目的として作られていませんので、いつ落ちてもオカシク無いんですよね。実際、故意も含めて、落ちちゃう人も居るわけで。なので、山の中にある吊り橋(手作り)なんかも駄目ね。どう考えても強度計算してないでしょ、アレ。

今回、サグラダ・ファミリアに感じたのは、この後者なんですよね。元々、上に昇る為の設計では無いですし。階段なんかがあるのは、補修用でしょう。ジェットコースターにもレールの横にありますよね<保守点検用の階段。アレと同じですよ。アレは怖いよ。一歩、踏み外せば、落ちるからさ。

尚、この理論で行くと、飛行機は前者なんですが、アレは別の意味で嫌ですよね。報道されないだけで、年間、何機も落ちてますから。

こんな私ですが、もし同じ症状の人が居たら、是非、連絡下さい。呑みに行きましょう(笑)。

はい。そんな症状の私が「ココ、ヤバイじゃん」と気が付いたのは、既にエレベータで上に連れて行かれた後です。ちなみに、私たちが乗ったエレベータなんですが、昇り専用。でも、私たちが降りた時、ドアの前に女性が涙目で立ってまして。エレベーターボーイに「お願いだから乗せて!私を下に下ろして!」と懇願してました。彼女の気持ちは、その数十秒後に、スグ理解できました。

もういきなり動悸が激しくなってきます。足はガタガタ震えます。気持ち悪くなってきます。あー、もう嫌。この恐怖は、あとどれぐらい続くのか?いっその事、この恐怖が終わるなら、ここから飛び降りて人生を終わらせてしまおうか?なんて考えちゃいます。あー、こんな事ならホテルで寝てれば良かった(笑)。

しかし嫁は嬉々としているでは無いですか。菜々に至っては、嫁の腕の中で寝てます。さすが鈍感親子だ。君たちの鈍感ブリを、これほど羨ましく思ったことは、今まで無いぞ。

そんな中、激写した一枚。遠くには地中海が見えてたハズなんだが....

取りあえず、「上に昇ったぜ」ってな証拠が欲しかっただけ。もう、構図なんてどうでも良い(笑)。

それでも何とか、廻りを観察。下からは見えない細かい彫刻なんかが良く見えます。意外にカラフルで、派手なんですよ。ここでも、タイルやガラスが多用されてました。

さらに上に向かう階段もありまして。もう、ここまで来たんだから、どうにでもなれと、その階段を二段だけ上ったのですが、私の中の虎が云います。「止めておけ」と(笑)。

ギブアップ!

降ります。はい、降りま〜す。この四本の柱のウチの一本(正面左側)の中の階段をグルグルと下りていきます。もう、足は極度の緊張。ガタガタ震えるので、上手く降りられません。しかも、かなり暗いので、足下がよく見えません。しかし、この一歩一歩が安息の地(地上)へと近づく為には、欠かせない一歩何だと、自分に云い聞かせ、何とか地上へ降り立ちました。

教訓:高所恐怖症の者は、高所に降り立つ前に、その事を思い出せ

無事、地上と云う名の楽園に降り立った私たち。教会下に展開されております博物館を見学します。

はい、この写真。ちょっと分かり難いですが、ヒモに小さな砂袋がぶら下がってます。それも大量に。これは、ガウディが教会建築前に行ったシミュレーションとの事。それぞれの柱などに掛かる応力を計算したそうです.....なんてガイドブックには解説してありましたが、それはどうかなぁ。

確かにCADの無い時代ですから、このような複雑な構成の建造物をシミュレーションするには、このような方法もあるかも知れません。が、これでは、各部の「根本」に掛かる応力はシミュレーション出来るけど....。それとも、この方法は、この時代では王道だったんでしょうか。私は建築学は修めてませんので、実際の所はわかりません。(材料力学は、非常に優秀な成績で履修しております。修得に6年掛かりましたが・笑)

いずれにせよ、オブジェとして見れば非常に綺麗でしたよ。造形美とは違った美しさです。


ガウディ直筆のデッサンも残ってます。

このように、主要部分に関して、すべて方向性(デッサン)が残されていますので、主が居ない今も、粛々と建築は進むワケですね。


こちらが完成予想模型(ペーパークラフト)になります。

これを見ちゃうと、まだ全然出来てない事が明らかになります(笑)。まだまだドデカイ塔がニョキニョキ建つ予定なのね。

しかし、これが出来たら圧巻だろうなぁ。生きてる内に見たいなぁ。どこかのお金持ちが、一気にリソースを投入してくれないかなぁ?ラテン系で無い、勤勉な人達が(笑)、本気になれば、数年で完成しないのかな?どうでしょう?<ロシアの石油王殿

フットボールチームを買って、選手を金で漁りまくるより、よっぽど宣伝になるんじゃ無いの?(多分、そんな額じゃ足りないんだろうね。)

最後は、お約束のお土産コーナーでお買い物。

私は、教会のミニチュアを購入。会社のデスクに置く予定。エリーゼミニカーの横かな(笑)

後は菜々用のガウディTシャツ。ガウディデザインがデフォルメしてあって、とてもカワイイTシャツでした。今思えば、大人用も買えば良かった...ってぐらい良いデザイン。

非常に名残惜しかったのですが、次の目的地へ向かいます。

そして、この辺りから、私の両足に違和感が....。極度の緊張状態で、長い階段を降りた為と思われます。


次の目的地は、突如決まった「カンプ・ノウ」スタジアムです。FCバルセロナのホームグラウンドですね。早速、地下鉄に乗って移動です。サグラダ・ファミリア駅から、時間にして15分ぐらい。コイブラン駅から徒歩10分弱で到着です。

(写真はwebから引っ張ったモノです)

このスタジアムは、欧州最大と云われておりまして。普段は、中を見学できるのですが、私たちが訪れた時は、丁度、試合があり、入場は出来ませんでした。

また、明後日には、ガンペールカップの試合が予定されており(相手はACミラン)、そのチケットを求める、長蛇の列が出来ていました。

スタジアム見学が出来なかった私たちは、併設されているオフィシャルショップで買い物をする事しました。ここは、オールドトラフォード(マンUのホームね)と同じで、オフィシャルショップは、ナイキ色が非常に強い所でした。半分以上は、ナイキショップかな。しかも、丁度、スニーカーのセールをやってまして。私達は、ここで何故かスニーカーを購入。スペインまで来て、ナイキの靴を買う、無計画な奴ら(笑)。嫁に至っては、購入後、すぐに履き替えてました(笑)。

菜々も、珍しく商品を欲しがりましたので購入。FCバルセロナ公式ボール(サイン入り)です。皮製で、非常にしっかりしたボールです。大きさ的には、フットサル用なのかな。本人は、蹴ることなく、舐める専用なんですケドね(笑)。

昼食も、スタジアム併設のファストフード店で摂りまして、その後、一度ホテルに戻り、シエスタ(ようは昼寝)をする事にします。帰り際、再度エル・コルテ・イングレスへ寄り、菜々のベビーフードや果物、ビールなどを購入。ここで両手は、買い物袋満載。ですので、エル・コルテ・イングレスからホテルまでは、タクシーを使ってみました。タクシーは、噂通り、安いです。この時で2ユーロ弱だったと思います。(300円ぐらい。)

ホテルは既にベッドメイキングなんかも終了してます。冷房もキンキン。菜々も含めてシャワーでサッパリ。その後、18時まで2時間ばかりの昼寝です。

マップルのガイドブックによると...

スペイン人の生活タイムの目安は、9〜14時が午前、14〜16時のシエスタをはさみ、16〜20時が午後、20時以降が夜となる。従って、昼食は15時ごろ、夕食は21ごろが普通で....

なんて書いてあります。最初読んだ時は「えー」と云う感じでしたが、実際は、これよりも更に夜型って感じでした。実際、朝の10時でも、殆どのお店は閉まってますし、夜の20時になっても、レストランで飯喰ってる奴なんて、殆ど居ませんでした。(ビールは呑んでたケド。)

ですので、子連れ旅行は、結構、厳しいかも。夜更かしっ子なら平気かな。

はい18時。しっかり目覚ましで起きました。再度、シャワーで覚醒し、夕飯に繰り出しましょう。今回は、ランブラス通りを南下します。目指すは、嫁が情報を仕入れてきたと云うパエリア屋。

そしてランブラス通りに向かうまでの間で、私は見つけてしまったのです。それは、ある靴屋。ショーケースの中はブーツ一色。数多くのウエスタンブーツの中に、何足かのエンジニアリングブーツを。あー、イングランドには売ってないんだよねぇ<エンジニアリングブーツ。単車用に欲しいぞ。しかし、既にスニーカー2足買ってるしなぁ、等と悩みます。結局、この日は購入しませんでしたが、翌日、しっかり購入。

スペインまで来て、何故かスニーカー2足に、ブーツ1足買うと云う私たち。全く狂ってますね(笑)。

さて。ランブラス通り。時間は19時頃。マップルガイドブックによると「午後だけど夜じゃ無い」時間です。しかし人出が多い。歩くだけでも大変です。二人で、菜々を交代で抱きながら、テクテク歩きます。地図をモトに40分ほど歩いたのですが、結局、お店は見つからず。これは、マップルガイドブック付属の地図が悪い。明らかに地図通りに歩き、地図に指し示してある場所に立っているのに、お店は影も形も...。

結局、ランブラス通りまで戻り、やっぱりガイドブックに紹介されていたパエリア屋に入ります。店員さんも、カタコトの英語を話すようで、注文は苦労しませんでした。20時と、まだまだ「早い」時間ですので、お客もまばらです。私たちを含めて4組みです。うち3組みは日本人。流石、日本のガイドブックに載ってるダケはありますね。

私たちより先にいた一組は、4人家族。ガキが「日本人学校が...」なんて云ってましたので、どこかの駐在員でしょうね。シャンパン入れて豪遊してたし。(普通の駐在員は、このように豪遊出来ます。何故、ウチは出来ないのだ?笑)

私たちより後に来た一組は、水商売の姉ちゃんと、冴えない兄ちゃん(おっさん?)のペア。不倫カップルか?。隣のテーブルだったので、聞きたくもない会話が、丸聞こえだったのですが....。彼ら、スペインの後は、ミラノに行くそうです。ミラノに行く目的は、「買い物よ」と云い切ってましたね。もうディオールの香水プンプンで、如何にもってなオミズ顔。恋は盲目と云いますが....第三者が2分会話を聞いただけで、「あー、この姉ちゃんは、気がないね。男は上手く使われてるなぁ」ってのが、簡単にわかります。お手本のような騙され方(笑)。恐らく、今回の旅費やなんやらは、ぜーんぶ男持ちなんでしょうね。ま、自己破産しない程度に貢いで下さいな。消費は経済を廻します(笑)。

話しはそれましたが、そのレストラン(「アマヤ」と云うお店です)ですが、味はナカナカでした。メインは、二人で大きなパエリアを1皿にしたのですが、この量が多くて、大変でした。また、前後しますが、前菜も摂りました。私はイカのニンニク焼きだったのですが、これがまた美味。嫁は、わざわざバルセロナで「温野菜の盛り合わせ」なんぞを頼む暴挙(笑)。ま、野菜なら菜々も食べられるし〜、と云うトコでしょうね。

この日も、非常に暑く(でも30℃は超えてないと思います・笑)、大変良く歩きました。ビールをたっぷり呑みまして、当然、撃沈。帰りはタクシーでホテルまで。やっぱり3ユーロ(400円)ぐらいでしたね。

しかしバルセロナは、まだまだ喫煙大国ですね。しかもマナー悪し。歩きタバコが非常に多いです。喫煙時代の私も、流石に、人混みでの喫煙は、控えておりましたが、スペインの方達は、全然、気にしない様子。ウチは子供連れだったので、非常にヒヤヒヤしました。火のついたタバコが目に入りそうで...。

8/24

三日目。明日は移動日ですので、観光としては本日が最後となります。

スペインと云えば、ガウディだけで無く、美術界の奇才も排出しています。ピカソにガウディ。当然、彼らの作品も見たかったので、当初、美術館巡りを予定していました。しかし、美術館は月曜日は休館日。さらに、私たちはダリの作品が見たかったのですが、ダリの美術館は、スゲー遠い事が判明(片道2.5時間ぐらい)。ピカソは市内にあったのですが、イマイチ、乗り気がせず。と云うわけで、我々は今日もガウディな日にする事とします。

今日の目的地はグエル公園です。ガウディは、住居や教会だけで無く、公園も設計してるんです。まあ、実際、このグエル公園は、都市計画の一部で、計画が遂行されていれば、住宅街になる予定だったとの事で、広い意味では住宅なのかも知れませんね。

今日の移動は、懲りずにバス。これがやっぱりミスりましてね。初日と全く同じハマり方と、学習しない私たち(笑)。まず、路線バスは、停留所の名前を云いません。ですので、これも、景色で判断するしかありません。「次だ!」と思ったら、降車ブザーを押しましょう。

私たちは「次だ!」どころか、今居る場所すら理解して居ないので、周りの観光客風の人々だけが頼りです。カタルーニャ広場からバスに乗り約30分。「グエル公園の駐車場はコチラ」と云う道路標識を発見。ムムム。近いのか?さらに、大きなリュックを背負っている、見た目観光客な集団が、ぞろぞろと降りるでは無いですか。あー、ココがそうだったのか!

結局、タイミングを失った私たちは、次の停留所で降車。しかし。

しかし、廻りには何も無い。ここで上述の「グエル公園の駐車場はコチラ」の道路標識に従って歩く事にします。テクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテク。がー、公園はどこだー、と見上げると、遙か遠く、小高い丘の上にグエル公園発見(泣)。一度、バス停まで引き返すか?いや、もう既にかなりの距離を歩いたぞ。今更、戻りたくない。でも、公園までも歩きたくない。あー、タクシーでも通りかからないかなー....なんて、世の中そんなに甘く無い。

仕方ないので、トボトボと公園に向けて歩いていきます。炎天下の中、菜々を抱いての強行軍。しかも、私の足は、昨日のサグラダファミリアでの「極度の緊張下での階段下り」のせいで、人生で最大級の筋肉痛。あー、神は居ないのか。

歩く事10分。我々の前に、姿を現したのは、なんとバス停。おー、神よ。「またバスに乗ろうか?」と話していると、丁度良いタイミングで、バスが来るでは無いですか。勿論、それに飛び乗ります。バスの中は冷房が効いており、まさに極楽。あー、バス大好き(笑)。

そして、ある停留所にバスは停車。何でも無い停留所だと思ってたら、バスの乗客であった、一人のおじいちゃんが「グエルパークだよ」と教えてくれました。慌てて降りる私たち。危うく、またもやってしまうトコでした。ようやくグエル公園に辿り着いた私たちは、ますは水分補給。そして、一番最初に目に付いた売店で昼食を買い、捕食(バゲット)。更に、トイレで菜々のオムツを交換し、ようやく戦闘準備が整いました。

 

そこは、非常に不思議な空間でした。確かにデザインされているのですが、何やら、最初から、そうであったかのように佇んでいます。馴染んでます。これ、ガウディデザインの共通点かも知れませんね。ディテールは奇異でも、全体としては、周囲に馴染んでいるんです。そんな中、しばし公園散策。

公園ですので、菜々を歩かせて居たのですが、何故か大人気。写真を撮っていく人まで現れる始末。実は、スペインに到着するや否や、何故か、菜々が大人気なんですよ。廻りにも、沢山の子供が居るのに、何故、菜々だけが?

1. 菜々がズバ抜けて可愛いから

2. 平面的なアジア顔の子供が珍しいから

3. 実は菜々では無く、菜々を連れている私がイケているから

多分、回答は2でしょうね。3の可能性も捨て切れませんが(笑)。

さて。そんなグエル公園ですが、一番人気は、ガウディ得意のタイル張りで作られたトカゲ。しかし、私が気になったのは、このトカゲよりも、そのトカゲを守るオッサンです。

このオッサンなんですが、トカゲを守ってるんです。左手にホイッスルを持っているのが見えますでしょうか?これが奴の武器です。

そして、この写真の左に、トカゲが写っていますね。そのトカゲに、観光客が手を掛けています。恐らく、記念写真中なのでしょうね。こんな、良くある光景をブチ壊すのが、このオッサンです。

「ピーピーピーピーピーピーピー!トカゲに触るんじゃ無いよ、このやろう!」(スペイン語。意訳。)

もう、ビックリ。ホイッスルも本気吹きですから。大人もビックリするぐらいでした。菜々も泣きそうだったし。


グエル公園で、マッタリとした時間を過ごした私たちは、ここでホテルに帰って、シエスタ(昼寝)です。アチーしね。しかし、このシエスタですが、何とも素晴らしいシステムですよね。だって、国中で昼寝するんですよ。勿論、公共交通機関や、デパート、チェーン店(マックとか)は、シエスタなんて無いですが、一般のお店は、14-16時は閉店しちゃったりします。なんて素敵なんでしょう。「暑い時に、無理して働かなくても」ってノリですね。それを考えると、スペインより、もっと暑くて、もっと湿度の高い日本でも、是非、取り入れるべき精度でしょうね。これにサマータイム導入で、もう完璧。

さて。グエル公園から、最寄り駅まではタクシーで移動(ちょっと遠回りされたケド、それでも安い。2.5ユーロぐらい。)、そこから電車でホテルへ。当然、ベッドメイキングなんかも終了してますので、早速、昼寝....の前に、一つ。今夜、フラメンコを観に行く事にしましてね。その予約を、ホテルのフロントで取って貰います。

フラメンコを観るには、「タブラオ」と云う所に行かなければなりません。しかし、どのタブラオが良いのか、イマイチ不明。前述のマップルガイドには「タブラオ・コルドベス」が良いと書いてあります。何やら、バルセロナで最も有名なタブラオとの事。「観光客向けだが、歌と踊りの水準は高い」んだそうだ。

そして、ホテルのフロントに、オススメのタブラオを尋ねてみると...やはり、同じタブラオを紹介された。なんと、ホテルのフロントで予約が出来、しかも、チケットも購入出来るそうだ。うーん、アヤシイ。ホテルにバックマージンが入る仕組みか?

とは云え、自力でタブラオを探すのは面倒なので、ここで手を打つ。ショーは一日三回。遅い時間になる程、レベルが上がるそうだ。しかし、最終回は23:00開演。子連れじゃ無理っすね(笑)。と云うわけで、我々は、最も早い回を申し込んだ。それでも20:00開演。一人30ユーロで、1ドリンク付き。菜々は無料だったけど、ドリンクは付きました。親が呑んだけど(笑)。

尚、このタブラオは、食事も出来ます。開演1時間前からディナーが始まり、お食事が終わると、フラメンコ開演となります。この場合、一人60ユーロ。これの良い所は、ショーに遅刻しないってトコですかね。後は、気分が盛り上がる点でしょうか。デメリットは、自分のペースで食事が出来ない事ですか。我が家は、前述の通り、ドリンクのみとしましたので、お料理のレベルは不明です。

さて。無事、タブラオの予約を済ませた我々は、意気込んで(?)、昼寝をします。グッスリ2時間.....。

起床。時間は17時半。私たちは、ショーの前に夕飯を摂る事にしました。グラシア通りを散策し、目にとまった一件のお店。ダンキンドーナツ横の飲み屋。名前は失念(笑)。所謂、バルと云う奴です。バル。Barと書く。英国で云うパブ。日本で云う、居酒屋でしょうか。ここに飛び込みます。ここは、串カツ屋っぽいメニュー構成で、52種類のメニューがあります。全部、おつまみ系なんですが、大別して二種類しかありません。「串系」か「バゲット系」です。串系とは、そのまま。色んなモンが、串に刺さってきます。「スペイン風コロッケの串」とか。一方のバケット系とは、フランスパンをスライスした物に、具が乗っているモノです。「スモークサーモンのタルタルソース和え」とか。こんなんが52種類あります。嬉しいことに、メニューはすべて写真入り。しかも、多国籍言語で書かれたメニューもあり、英語だけで無く、日本語もあり。さらにさらに、オツマミは非常にリーズナブルで、一番高いモノでも、1.9ユーロ。

普通は、遊びに行く前に、2〜3のツマミとビールで軽く...と云う感じなのでしょうが、我が家は、しっかり夕飯モード。初手から12品目注文(笑)。しかも、それを、あっと云う間にビールで流し込むと、スグに二回戦。最終的には、フラメンコの時間になってしまったので、やむなく引き上げましたが、時間があれば全皿イケたかも(笑)。お会計も40ユーロぐらいでした。(含むビール3杯。)尚、サングリアが、とても美味しそうでしたよ。

さて。腹も一杯になった私たち。早速、タブラオへ向かいます。場所的には、ランブラス通り沿い。コロンブスの像近くですので、結構、海よりですね。入場すると、スグに席へ案内されまして、飲み物を持ってきてくれます。私たちは、ステージ真っ正面の、一番、良い席と思われる場所に案内されました。偶然かな。

ショーは定刻通り開演。当然、生バンド付きです。タブラオ自体は30名も入れば満席になるような感じ。予約は必須かと思われます。

そしてこの踊り子。褐色に焼けた肌。飛び散る汗。切なく、苦悩する表情。意志を持った瞳。

やっぱりフラメンコは、若い姉ちゃんでは無く、ちょっとだけ人生経験を積んだ人が踊るべきだと思います。あんまりオバちゃんでも困りますが。金返せとなりますね(笑)。

スカートの長い裾を見事にさばきながら、床を踏みならし、情熱の踊りを不披露してくれます。かなりセクシーです。萌え〜。

女性が終わると、今度は男性側となります。出てきたのは、いきなり小柄な親父。160cmぐらい。しかも、ハナ肇に似ています。萎え〜。

まあ、踊りの方は、素晴らしかったのですが、何せ顔がハナですから。イマイチ、感情移入出来ません(笑)

実は最後の方に、若手の兄ちゃんが出てくるのですが、その兄ちゃんの方が、よっぽど良かったです。踊りのスケールも、非常に大きかったですし。こちらは、ダバディ似でした。賛否両論でしょうか。しかし、この兄ちゃんは、踊り子の一人(ジェニファー・アニストン似)とデキてるっぽく、ジェニファー好きの私としては、ムッとしてました(笑)。まあそれでも、踊りは総じて良かったと思います。何度か鳥肌モンの場面もありましたし。


一方、イタダケ無いのがコイツら。バックバンド。特にギター。二名居るのですが、もう、かなりイマイチ。二本も居て、ドライブ感ゼロ。全く、ジプシーキングスを見習えっての。(向こうは5本も居るけどね(笑))

ずばり、「そこドケ。俺が弾く。楽譜を持ってこい。」って感じでしたもん。ガット弦は、数えるほどしか弾いた事無いんだどさ(笑)。

まあ、それでも満足度は非常に高かったですわ。初回ステージでこれですので、23時からの最終回も、是非、観てみたい。あまり興味が無い人も、是非!(尚、素人は「オレ!」とは叫ばない方が良いそうです。叫ぶタイミングがあるんだろうねぇ。)

8/25

最終日です。この日は移動日です。飛行機は14時発だったので、頑張れば午前中に観光出来たのでしょうが、子供連れの私たちは、大事を取って、移動だけとしました。空港までの移動は、懲りずにバスです(笑)。

しかし今回は違う。空港行きのバスなので、下車で迷わない、迷うハズは無い、迷わないったら迷わないんだぁ〜(笑)。

が、罠は下車では無く乗車にあった。しっかり乗り場を間違えてしまった。しかし、親切なバスの運転手さんで、私たちを適切なバス乗り場まで連れて行ってくれた。しかも無料で。うーん、この辺りがラテン系やね。

空港では、多少、チェックインに時間が掛かったモノの、飛行機は定刻に出発。空港では、チョリソとアンチョビを購入。どちらも、前日のバルで食し、あまりの美味に感動した品だ。

総括

非常に無計画だった割には、とても楽しめた旅行でしたね。まあ、子連れだった事もあり、あまり詰め込まず、午前中に一カ所。昼食を食べたら、一度、ホテルに戻り、昼寝。そして、夜にもう一カ所...と云う流れでした。子供連れには、これぐらいのペースが良いと思います。涼しい時期だったら、もう少し廻れるかも知れませんが、その分、コントラストが強い空、焼ける太陽、旨いビール、薄着の姉ちゃん(笑)と云う、地中海の夏は体験出来ません。どっちを取るかは、あなた次第でしょうね。

まだまだ、観たい所は残してあります。あと何度か、訪れる予感アリアリです。

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