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【特別編】

/* パリ撮影紀行 */


や恒例となった年一回の家族旅行。

今年は、漠然とフランスかイタリアに行きたいなぁ...と考えてました。まあチビも妊婦もいるので、距離的には、少しでも近い方が良いかなと。つまり、フランスかなぁ...と。でも、実際の日取りなんかは、全然、考えてなかったんです。

そんな中、ある日、米国特派員のY田氏より、連絡が入ります。「英国に1週間程遊びに行くので、2〜3日遊ぼうよ」と。我が家としては、英国で2〜3日遊ぶと云っても、大抵のトコは見に行っちゃってるので、あまり興味無し(笑)。そこで「この辺りには、何も面白いモン無いので、もう少し足を伸ばしませんか?」と、旅行会社の営業並みの勧誘を開始。実際には「アイルランド」「スコットランド」「フランス」の三箇所を提示。どこも飛行機で1時間以内の距離です。風間家的にも、未踏の地だし。

どこにしましょうかね〜、なんて雑談をしている風を装って、少しずつフランスに誘導する私(笑)。だって、折角、良い季節なんだから、南に行きたいジャン。結局、Y田家からも「フランスいいネ!」となり、目的地はフランスに決定。

我が家は、そそくさとフライト&ホテルをネットで予約。

Y田家は、マイレージ狙いもあるらしく、なかなか難航していたようですが、英国へはガトウィック空港へ入り、ユーロスターでパリ入りする旅程を選択。

日程的には、我が家が二日早パリに入り下調べ。合流後、三日間共に行動し、その後、英国へ同じ飛行機で戻ると云うものでした。

こうして、今年の家族旅行は始まったのでした。

5/26: 親父の一番長い日

出発日。本日は移動のみ。フライトは19:30。パリ着が21:30。(フライト1時間+時差1時間)

そこから荷物を受取って電車でパリ市内のホテルへ移動すると云う予定。恐らく、ホテル着は23:00前後になると予測。決して、治安が良いとは云えないフランスで、さらに子連れで、こんな時間に移動すると云う事に少し抵抗はあったが、まあ、同じ飛行機に乗る多くの人が、やはり電車でパリ市内へ向かうと思い、「フランス電車 みんなで乗れば 怖くない」と云う気で居ました。

この日、午前中は会社で仕事。午後、自宅に戻り、簡単に荷造り。荷物は5日分の着替えと洗面具関連だけなので、あっと云う間に終了。荷物の量としてはスーツケースが家族で一個。嫁と私がそれぞれバックパック。これに、先日購入した軽量ベビーカーを持って、空港へ移動。空港まではプジョーで移動。15分ぐらい。

今回利用する空港はココ。コベントリー空港。もう、超ローカル。どれぐらいローカルかと云うと、ターミナルがプレハブ(笑)。

空港内の駐車場に車を停め(webで予約/支払い可)、いざ、チェックイン。チェックインカウンターは、こんな感じ。

教習所の受付みたい(笑)。実際、この飛行場は飛行機の免許を取得する為の教習所も併設してる。なので、セスナがビュンビュン飛んでる。よく、飛行機の免許を取る為に米国に行く人はいるが、こっちではどうなんだろう。安いなら、取っておこうかな?等と考える、高所恐怖症の私(笑)。

今回使う航空会社はココ。今年、Tottenham(プレミアのチーム)のメインスポンサーなので、ロゴを見た事がある人も居るかも。ええ、前回のスペイン旅行に続き激安系です。出発日&目的地によって値段が違うのですが、今回、往路が大人一人5ポンド(1000円)でした。復路は少し高かったのですが、それでも20ポンド(4000円)ぐらいでした。これに、空港使用税などが別途必要。我が家の場合、三人(大人二名+幼児一名)で往復150ポンド(三万円)でした。

空港到着後、早速、チェックインします。開口一番「本日、パリ行きは1時間半遅れており、20:30フライト予定となります。」と告げられました。幸先悪いぜ。

そう。このような激安航空会社は、過密ダイヤなんですよね。数少ない機材を使い廻すので、遅れが蓄積されるんですね。ですので、今回のような、夕方のフライトは非常に不利です。遅れる可能性高し。

まあ、この辺りは、コストとのバランスでしょうか。遅れるのが嫌なら、大手航空会社を使いましょう。って云うか、大手でも遅れる時は遅れるけどね。確立は、幾分、低いとは思いますが。(気のせいかも。)

現在時刻は17:00。出発まで時間はまだまだあります。一度、家に帰ろうか?なんて話しも出たんですが、天気も良いし、空港内で時間を潰す事にしました。となりの建物(やっぱりプレハブ)に、簡単な食堂がありましたので、そこに移動してマッタリします。

ここで軽食を摂っておきます。菜々は、お腹が空いてなければ、そうそう暴れる事はありませんので(笑)

具だけ食べよー、そうしよー

食後は、菜々と外で石蹴り等をしながら時間を潰していると、あっと云う間に20:30です。すると「パリ行きの人はゲートの方へ進んでください」と声が掛かりました。お〜。待ってました〜と云いながら出国。

搭乗待合室は、想像してたよりも全然広かったです。

簡単な免税店もあります。ここで搭乗開始を待っていると、館内放送が。

「機材トラブルでパリ行きは、さらに遅れます。予定出発時刻は22:30です。」

どよめく待合室。1.5時間待たせておいて、さらにココから2時間待てですとぉ?

その後、

「後日のフライトへの振り替えも、無料で承ります」

との放送が入り、早速、プチ家族会議開始。議題は「今日パリ入りするか、本日は諦めて明日にするか」に関して。そして結論は「今日、パリ入りしよう」となりました。明日も定刻通りに飛ぶ保証は無いし、今更パリのホテルもキャンセル出来ないし。当然、航空会社は、ホテル代までは補償してくれないしね。

さて。飛行機が遅れた時の定番、商品券。以前、成田でやはり、同じように遅れた際は、2000円の商品券でした。複数の航空会社で、数時間の遅れは経験しましたが、いつも2000円だったので、定番なのかも知れません。そして、今回、このThomson Flyは、

一人3ポンド(600円....)。セコイぞ。結局、売店で、簡単なお菓子を買いました。がんばっている菜々へのご褒美です。ここまで特に愚図りもせず、大人しかった菜々さん。エライぞ。

エライ

と思うも、その後、徐々にふて腐れていくのでした。

ヒコーキ、オセーヨ...

そして飛行機が大幅に遅れた今、この先に起こるであろうトラブル対応として、幾らかの現金(ユーロ)を入手しておく事としました。やはり最後に頼れるのは現金だし。レートは悪いが、悪過ぎると云う程でも無かったので、100ユーロ入手。やはり現金を持つと安心するね。しかし100ユーロ(1.3万円)程度の現金で安心出来る自分が悲しい(笑)

手数料込みと考えれば、まあこんなモンか...

22:00。「航空機の準備が整いましたので、搭乗を開始します」とのアナウンスが。おぉ。30分前倒しですか。素晴らしい。22:30になったら「まだ終りません。23:30になります。」と云う展開を予想していただけに、嬉しい誤算だ。早速、搭乗開始。

飛行機様

あぁ、もう、君に乗る為に、私達は5時間も空港に居たんだよ。さあ、早く飛びたまえ。ちなみに、この写真を撮っている時に、遂に菜々が泣き始めてしまいました。突然、外に出て、しかも大きなエンジン音。さらに、いつもなら寝ている時間です。只ならぬ何かを感じたのでしょうか。

そんな中、悠長に写真を撮っている私。すまぬ、菜々よ。

搭乗後。何とか、菜々をなだめすかす。一時は落ち着くも、すぐに号泣。どうやら、シートベルトがお気に召さないらしい。持参した絵本を読み聞かせたりしながら、ようやく落ち着かせる事に成功。しかしこの時のシートベルトが、後にトラウマとなるのだが...。

全員搭乗完了。でも、飛行機は飛ばない。20分程度で機長がイイワケ放送開始。「部品の交換に手間取ってまして...」。もう、ここまで来たら、どうでも良い。もう好きにしてって感じ。

23:00。ようやく出発。ホッ。

次の問題。空港からホテルまで、どうやって移動するか?。当初は、高速地下鉄(RER)で移動する予定だったんだけど、到着予定時間は、今や25:00。そこから荷物を受取って...とやってると、終電に間に合わない可能性大。と云うか、終電って何時よ?

そこで、私は、終電がある事を期待しながらも、以下のバックアッププランを立てた。

1. 今夜は空港近くのホテルに泊まる。体力的には、一番、楽チンと予想。でも、一番、お金が掛かる。空港廻りのホテルは高いしね。2:00にチェックインして、10:00にチェックアウトだから、大して休めなそうだと云う気もするし、翌日、朝からスーツケース持って移動したく無いし。

2. レンタカーで移動。なかなか良いアイディアか?と思うも、左ハンドルなマニュアル車だろうし、土地カン全く無し。そもそも、レンタカー屋が開いているのか?と云う疑問あり。免許はUKの免許でOK。個人的には、この案で行きたかった。某ビデオのように、パリ爆走って感じで。

でも、レンタカーは返却が面倒だし、ホテルに駐車場無さそうだし。

3. タクシーを使う。コストは全く予測不可能。高速地下鉄で1時間程度って事は、車だと結構掛かるのでは?と予想。現金の手持ちは100ユーロ。カードが使えると嬉しいなぁ。

そんな事を考えていると、もう、パリに到着。空を飛んでるのは、実質40分ぐらい。

空港で荷物が出て来るのを待っている間、フト思い立って、ガイドブックを読んでみる。すると「空港→パリ市内の高速地下鉄は23:00で終了」と云う、何とも悲しい事実が記載されているじゃ無いですか。あー、神は死んだのか。ニーチェ万歳。

しかし、その一行下に、何とも嬉しいニュースが。「空港→パリ市内まで、タクシーで45ユーロぐらいです。所用時間は1時間ぐらいです」。おぉぉ。Thanks, God(笑)

荷物を受け取りタクシー乗り場へ。ちょっとした待ち行列が出来ているが、タクシーはどんどん来てる。流石はフランスだけあって、プジョー、ルノー、シトロエンばっかりだ。やっぱりフランスに来たからには、フランス車に乗りたいよねー。

数分後、目の前にやって来たタクシーはメルセデスだった(先代E-Classのワゴン)。なんだよー、ドイツ車かよー、とガッカリする私。嫁は「初めてベンツの乗るわ〜」と、テンション上がってるし(笑)。

ホテルのサイトからプリントアウトした住所&地図を運転手(推定60歳)に見せながら「このホテルまで行きたいんですけど、場所、ご存知ですか?時間は、どれぐらい掛かりそうですかね?あと現金が100ユーロしか無いんですが、足りますかね?もしくは、カードがあるので、カードで払いたいですけど、カード使えます?あ、子供が居るので、安全運転でお願いしますね。」と云うと、運転手は首を横に振りながら、ゆっくり一言。「No English(英語わかりません)」...

それでも、プリントアウトしておいた地図と住所で、目的地は伝わった模様。さらに、車にはナビも付いていたので、まあ、大丈夫かな、と。(弊社製ナビでは、ありませんでしたが。)

滑り出すように走り出すベンツ。時間は25:30。流石に道はガラガラ。そのガラガラの道。制限速度は90キロ。そんな道を140キロで巡航するタクシー。いや、子供が居るから安全運転で...って、英語、わかんないんだった<運転手

ここで、更なる問題が。メーターの上がりが異常に早いのだ。20分ぐらい走った所で、すでに40ユーロを超えている。このペースで1時間も走っちゃったら100ユーロじゃ足りないぞ。あぁ、現金が無い。車内を見回しても、クレジットカードが使えそうな雰囲気はゼロ。またしてもピンチ。ポンドなら現金で100ポンド(2万円)持ってるので、最悪、ポンドで払えるかなぁ。(過去に、ドイツでポンド払いした事あり)。それとも、どこかATMで停めてもらおうかなぁ。確か欧州内のATMなら、その国の通貨でおろせるハズなんだけどなー。そうだ、運転手にお願いして、最寄のATMで停めてもら.....英語、通じないんだった(泣)

なんて、一人でドキドキしていると、いきなりホテル到着。まだ出発から30分しか経ってない。親父、飛ばし過ぎ(笑)。

ちなみに料金51ユーロでした。セーフ。

すぐにホテルにチェックインし、そのまま泥のように眠った風間家なのでした。ちなみにホテルはココ。4泊で300ユーロ(約4万円)でした。これに朝食が一人一回9ユーロ。

清潔な部屋。簡単ながらもおいしい朝食。WiFi完備。無料共有パソコンあり。シャワー&バスタブあり。冷蔵庫あり。英語OK。駅からは分かり難い(笑)

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